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第704号 ギョッとする口癖

こんばんは。パピーいしがみです。今日は3月31日。今年度の最終日となりました。新生活、新学期、新入学・・・明日から始まる・・・という方も多いと思います。

ちょうど区切りをつけやすい、いい日ですよね♪“今年は何か(○○を)チャレンジしてみよう!”もし、そんな風に、考えておられる方がいたら、私も嬉しいです(^^)

さて、今日のメルマガは「ギョッ とする口癖」としました。ギョッとする口癖。例えば、もしお子さんに「私、死にたい!」って言われたら、どうお感じになるでしょうか?

驚いて「何か大きな原因や問題があるんだろうか?」って思いますよね。それを言われた親はかなり悩みます。

実は、そんな口癖でお困りになっている・・・という相談を頂いたのです。具体的にどのような内容だったのか・・・ご紹介しますね。

ココから・・・

パピーさん相談があります。

ただ今、3期を終えたところでとまっているMINAです。なかなか最後の章に進めなくています。

実は今5歳の娘のことなのですが、最近の娘の口癖が「もう死ぬ」です。昨日自転車で公園に行きたいと言うので、まだ慣れない中、口うるさくしていたら娘が切れました。

ぶちっと「もうういじわる!私死ぬ~、家に帰って首をナイフで切って死ぬ~」と叫び、横断歩道にあるボタンを押し、ちゃんと緑になってから渡って家へと向かいました。

それを見て「あ~、ここまで交通ルール分かっているのだ。それなのにベビーカーと幼稚園児連れの親子に抜きつ抜かれつされるのが嫌で、無理に私が娘をせかしていたのだな」と理解しました。

4歳の時の口癖は「ママ殺す~」で5歳が自殺願望。少しのことでも注意されると否定されるように感じるようです。

食事中も膝を立てているのを「おろしたら?」と聞くと「もういい」と席からたってしまいました。

ただ、なるべく何も注意しないでお願いしていると自尊心が満たされるようで先日私が体調不良で早く休んだ時は、自分で夜の支度をして私を気遣いつつ寝てくれました。

最近はわざと悪いことをして注目をひき、注意すると「私のことがいらないのでしょう」という流れになります。

注意してほしくての悪さですので、なるべく気にしないようにしているとエスカレートしますし、優しい口調でたしなめても娘自身の中で「注意されたら言おう」という言葉が、あらかじめ用意されているようでどう言ってもさらに絡まれます。

これに付き合う内に時間が経ち、やりたいこともやれなくなったりして「昨日、約束した遊びができなかった」と怒ります。

「時間は有限、選択の繰り返しなのだよ、何かをしている時間は何かをしない、と選択していることにもなるのよ」等、説明しているのですが。

ただとにかく「死にたい」と言うことは「ママはやめてほしいな」とは伝え、それは「いけない」でとどめ、毎日大好きと語りかけ、カレンダーに一日にあった娘にとってのいいことを書き連ねています。

娘に「大嫌い 」と言われても返事は「大好き」。これをもう少し続けようと思います。

ただ夫や周りから子供は、「お友達ではない、上下関係をきちんとしろ」と言われ迷っています。しつけってなんでしょうか。なんだか混乱しています。

ココまで・・・

これを読んで私は、娘さんの「死にたい」の言葉は、“自分を蔑んで、注意をひこうとしている”という事なのだろうな・・・と感じました。

でも、そうしたい理由がどこにあるのかは分かりませんでした。可能性としては、
1、下の子がいて自分に対する注目が減ったから。2、叱られる事が多く自尊心が著しく低下している。3、先天的に、強い不安傾向がある。4、今まで自分の思い通りになる事が多く、思い通りに親を動かしたくて誘導する言葉として使っている。

の4つぐらいの原因があるだろう・・・と思いました。そして、いろいろお聞きすると、娘さんは、下の子はおらず一人っ子で、厳しく『叱る』はほとんど無い、先天的な傾向も持っていないようでした。

幼稚園でのトラブルも特には有りません。すると消去法で考えた場合、この言葉は親だけに使う「誘導する言葉」という事になるのですが、その部分でこんなお返事を頂いていました。

いくつか教えてほしいのですが、今まで、娘さんを叱る事が多かった、って事は無いでしょうか?(今も、小言が多い、という事は無いですか?)

「むしろ怒るという感情がこわくきちんと叱れていなかった。よほど命の危険が無い限りなるべく全てのことを許してきました。」

こういう状態(自分を蔑んで、もしくは貶めて、注意をひこうとする様子)はいつ頃から起きていますか?

「3歳のイヤイヤ期がすごく、私が疲れきっている頃に4歳になり口も達者になり完全に私が娘の言いなりになった頃からです。」

それと、MINAさんは、お仕事をされているでしょうか?もし、されているとしたら何時~何時までで、いつ頃からの仕事で、どのくらいの期間お続けでしょうか?

「仕事は昨年12月から始めました。パートですが3時間×2日間 5時間×1日で、金曜日のみ預かり保育にお願いしています。この仕事については実は娘のほうから「獣医師の資格があるのだから何か働いたほうがいい」と勧めてくれ、実際私が働くことを彼女なりにとても応援してくれています。」

とお返事を頂きました。私は“・・・これだ・・・”と思い、こんなお返事をしました。

ココから・・・

MINAさん、おはようございます。パピーいしがみです。メール、拝見しました。お返事を頂く前、私は「叱る 事が多く、反発があるのかな?」と思いましたら、どうやらその逆で、「自分の思い通りになる事が多かった為に理不尽な要求を通したがる」ようです。

なぜ、私がそう感じたか、というとこの部分です。

「むしろ怒るという感情がこわくきちんと叱れていなかった。よほど命の危険が無い限りなるべく全てのことを許してきました。」

「3歳のイヤイヤ期がすごく私が疲れきっているころに4歳になり口も達者になり完全に私が娘の言いなりになった頃からです。」

幼少期って「叱る」とか「怒る」は必要ないのですが、だからと言って全ての願いを叶えてしまったり、親が子供の言いなりになったりするのは、非常にまずいんですね。

なぜかと言うと、理由は2つあります。まず、1つ目は、秩序が崩壊するからなんです。この「秩序」と言うものは組織において、絶対に必要なもので、組織の中でこの秩序が崩壊すると、その組織はたちまち崩れてしまうのです。

家庭もりっぱな組織なんです。お父さんがいて、お母さんがいて、そして子供が生まれた。家長(家の存続や運営の為の決定権の有る方 )を長として、組織が出来上がり、順列によって一番下にいる者(子供)は、上の人から教えてもらう形になっています。

多分、MINAさんのお宅も、ご主人が一番上で、その次にお母さん、そして子供・・・となるはずなのですが、お母さんが子供の指示に従っている(言いなりな状態だ)と、子供は、自分の方がお母さんより上だと勘違いをします。

そうなると、当然、自分がお母さんを動かそうとしますし、年齢が低い子供が組織の中核を担えるわけもなく、当然ながら、そこから組織が崩れていくんですね。それと・・・これはまずいな・・・と思ったのですが、

“この仕事については実は娘のほうから「獣医師の資格があるのだから何か働いたほうがいい」と勧めてくれ、実際私が働くことを彼女なりにとても応援してくれています。”

とあった件ですが、これも、「子供から親がアドバイスされた」という格好になり、秩序としては逆転していると言えるのです。

又、4歳・5歳の子が「仕事をした方が良い」と言ったとしても、それはその場限りの事であって、全体を考えての言葉ではない、と私は思いますよ。

例え「獣医師の資格があるのだから何か働いたほうがいい」が自分の言葉だとしても、その後、“自分(娘さん)に降りかかる不安までは分かっていなかった”はずですから、
今後の娘さんの状態によって、仕事もほどほどになさった方が良いと思います。

(ただ、現状では、拘束時間も少なく、あまり影響は無いようですし、仕事メインにはなっていないので問題は無いと思います。)

そして「親が子供の言いなりになる悪影響」の2つ目ですが、世の中は、自分の思い通りになる事ばかりではありません。

親が子供の願いを叶えてばかりいると、子供は、それが当たり前だと「勘違い」します。自分は何もしなくても、誰かがやってくれる。自分が癇癪を起したり、荒れたり暴言を吐いたりすると、みんな動いてくれる・・・。

そう勘違いしてしまうと、願望を叶えるために、その方法を使うようになるのです。それは「家庭ではこの方法で自分の 願いが叶えられる」からなんです。

秩序の崩壊は、家庭の問題だけで済みますが、この「勘違い」をしてしまうと、子供本人が社会で生きにくくなり、それこそ組織(社会)からはじかれるようになるのです。(当たり前ですよね。社会ではその「勘違い」は通用しませんから)

だからNOはNO!と言わなければならい、できない事はできない!と貫かなければならないのですね。

それで・・・最初のご相談に戻りますが、“昨日、自転車で公園に行きたいと言うので、まだ慣れない中口うるさくしていたら娘が切れました。ぶちっと「もうういじわる!私死ぬ~ 家に帰って首をナイフで切って死ぬ~」と叫び・・・

少しのことでも注意されると否定されるように感じるようです。しつけってなんでしょうか。なんだか混乱しています。”のお返事ですが、

まず、細々した小言はなさらないように注意してください。でも、言わなければならない事を言って、それで癇癪を起したり、へそを曲げたり、暴言を吐いたとしても、絶対に慰めたり、ご機嫌を取ったり、場を取り繕うとかなさらずに、放っておいてください。

泣くのなら泣かせればいいです。怒ってしまったのなら、落ち着くまで放っておいて下さい。そして、落ち着いたら褒めてあげてください。

子供がどんな状況になっても、親が“頑”として姿勢を乱さず、ゆるぎない態度でいれば、正しい秩序に戻ってきます。

それを親がおろおろしたり、子供の機嫌を取ろうとすると、子供は「自分の方が上だ」と思い、さらに理不尽な要求をするのです。

「死にたい」と言うのなら「どうぞ、ご勝手に!」でいいんです。でも、親のその「ゆるぎない態度」を見た時に、子供は「ああ、このやり方は通用しないな」と思うのですね。そう感じたら、言わなくなります。

そして「しつけってなんでしょうか?」ですが、私は「親の姿勢を見せる事」だと思いますよ。怒ったり叱ったりがしつけではなく、やってはいけない事は親はやらない、間違っている事は間違っている、正しい事は正しい、それを貫き分からせる事。

子供が、将来、身を置かなければならない社会で順応できるように、必要な事を親が(言葉ではなく、態度で)教える、これが「しつけ」だと思います。

でも、それは「叱ったり」「怒ったり」する必要はなく、親が自分の姿を見せて「教える」事だと私は思っています。

「教える」のであれば、「理解させる」が必要なだけで、「叱ったり」「怒ったり」は必要ないんですね。ご参考になれば嬉しいです。

ココまで・・・

こんな返事をした後、MINAさんからは、このようなメールをいただきました。

ココから・・・

パピーさんお返事ありがとうございます。届いてから何度も読み返し、腹を決めました。
私は娘を育てている母なのだと。

また叱るの章も読み返し、改めて私が感情で怒っていただけでまったく教えるも、伝えるも、叱るもしていなかったことに気付きました。

まず娘にお約束しました。

何かお願があるときは、笑顔で交渉しようね。それもいいと説得されれば一緒にしようね。だけれど自分の思いをかなえるために、泣いたり、暴れたりしたならばそのことは聞かないよ。

娘は 「前は泣けば聞いてくれたのに・・・」と返しましたが

私が 「お母さんは変わったの」 と言うと「ふ~ん」といって受け入れました。

その後まったく「死んでやる、殺してやる」という言葉は出なくなりましたし、すごく明るくなりました。

しかし、1週間ぐらいしたころでしょうか、たまたま疲れていて眠かったと言う状態で、お腹がすいているけれど夕飯は食べないとダダをこね始めました。

このときまた例の脅し文句を使ったのですが。母として家庭の秩序を守るぞ!と硬く決意を固め、動揺することなく「成長期のあなたにご飯はとても重要なのだけれど、食べたくないのなら仕方ないわね」と毅然としていられました。

その様子をみて娘は「やっぱり食べ てもいい?」と近づいてきて笑顔で一緒に夕飯を食べ。「さっきはごめんなさい。これおいしいね」とすごく素直な態度を示しました。

あ、これで乗り越えられた。そして娘もこれを待っていたんだ!確信しました。パピーさん本当にありがとうございます。

今は娘の笑顔がまぶしてくてとてもとてもうれしいです!!本当に正に私達に必要な助言、ありがとうございました!これから娘も私も安心して肩の力を抜いて生きていくことができます。

ココまで・・・

良かった~、娘さんとしては、お母さんを動かそうとはしていたけど、まだ「勘違い」までは行って いなかったようです(^^)

“あ、これで乗り越えられた。そして娘もこれを待っていたんだ!確信しました。”とありましたね。

「娘もこれを待っていた」って。これって本当にそうなんです。MINAさんは、それを雰囲気で感じ取ってくれたのだと思いますが、子供は正しい秩序でいる時には「安心」するのです。

もし、自分の思い通りになっていても「これっておかしい」ってどこかでそれを分かっています。なぜなら、自分1人では生きられない事を、子供は重々知っているからです。

例えば、暴風雨の時、私たちは大木に身を隠す事はあっても、柳の木に身を隠す事は無いですよね。だって「ゆらゆらしている木では不安」ですもの。

同じ様に、自 分の弱さを知っている子供にとっては、親に「自分の身を預け任せられる安心感」を期待しています。

もし、まだまだ未熟な自分の言葉で、親の態度や姿勢が変わったら、子供は親を「大木」ではなく「ゆらゆらしている柳」と感じ、「私の言葉で変わっちゃうなんて大丈夫?」と不安になるのです。

安心して身を預ける事ができない、という事になるんですね。(何でも思いを叶えてあげるばかりが良いのでは無いんです)だから、お母さんが、ご自分の考えをしっかり持ち、

少々の子どもの言葉に影響されない、毅然とした態度があると、子供は、その組織の中の正しい位置にいられる安心感から、ホッとできる、と いう訳なんです。

まさに娘さんは、そういう状態を「待っていた」のだと思いますよ(^^)

でもこういう“口癖”という物は、ピタッとおさまる事はありません。子供の機嫌の悪い時、少しだだコネをしたい時、必ず、同じ“口癖”を使うようになります。

でも、MINAさんの対処は上手でしたね♪

“1週間ぐらいしたころでしょうか、たまたま疲れていて眠かった、と言う状態で、お腹がすいているけれど夕飯は食べないとダダをこね始めました。このときまた例の脅し文句を使ったのですが。

母として家庭の秩序を守るぞ!と硬く決意を固め、動揺することなく「成長期のあなたにご飯はとても重要なのだけれど食べたくないのなら仕方ないわね」と毅然としていられました。”はい、とても良いと思います(^^)上手な対処をされましたね♪

これからもこんな風に、ご自分の姿勢を保って下されば、必ずや「死にたい」「死んでやる」のような口癖は、影をひそめると思います(^^)

“今は娘の笑顔がまぶしてくてとてもとてもうれしいです!!”

は~い、良かったです(^^)是非、これからも、いい関係をお続け下さいね♪メルマガへの掲載のご許可、ありがとうございました。
 
 

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