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第960号 後悔する癖

こんばんは。パピーいしがみです。

冬季オリンピック、終わってしまいましたね。

大活躍された選手も沢山おられましたが、あるテレビの番組の中で、スポットライトが当たらなかった選手の紹介をしていて、

すべての選手一人一人に、ドラマがあり、苦悩があり、葛藤をし・・・そして沢山の支えや援助があって、ここまで来ているんだな~と改めて感じました。

「悩みのない人なんていない」とはよく言われる言葉ですが、今日はそんな悩みの中の一つ「後悔」についてお話しさせて頂きたいと思います。

それは、会員の千秋さん(ハンドルネーム)からのメールでした。

ココから・・・

パピーさん、いつもメルマガ、フォローメールをありがとうございます。

今日は、私がずっと悩んでいたことについてご相談をさせて頂きたくメールしました。

実は、この悩みは、子供の頃からずっと持っている悩みで、大人になっても、結婚しても、子供ができても治りません。

それは「あの時、こうしていたらよかったのに・・・」と常に後悔をしてしまう事です。

子供の頃は、「○○ちゃんの家に生まれてきたかった」「もっと普通の家に育ちたかった」とか「あの時、ピアノを止めなければ・・・」とか。

結婚して子供ができても「こんな自分は結婚なんてしてはいけなかったのでは?」とか「子供を産まなければよかった」とか。

「こんな自分が母親でなければ、娘はもっと幸せだったのでは?」など、次から次から後悔して、それが永遠と続くのです。

考え始めると、あっという間に時間が経ち、家事も進まず、子供と遊んでも楽しめないし、笑っていることも少ないので子供に「ママ、怒ってるの?」と聞かれたり、それが又イライラの原因になってしまい「ああ、又やってしまった」と自分を責める・・・

もういいかげん後悔する癖を止めたい、と思うのですがやめられません。

本当は心療内科に行くべきなのかもしれませんが、そんな勇気もありません。パピーさんは、この後悔する癖、どう思われるでしょうか?

又、後悔する癖を止める何か良い方法がありますでしょうか?今のままですと、子供にも影響しそうで不安です。

なんとかこの癖を止めて、楽しい毎日にしたいのですが、私には無理なのかな・・・と思ってしまいます。

ココまで・・・

ご相談を頂いた千秋さんは、大きなお酒屋さんの3姉妹の末っ子としてお生まれになったそうです。

男の子を望んでいたご両親は、お生まれになった千秋さんに「お前が男の子だったらよかったのに・・・」とずっと言われ続けていたそうです。

ですが、親としてそれは言ってはならない言葉ですよね。男の子でも女の子でも元気で生まれてきてくれたこと。新しい家族が誕生したことを喜んでもらいたかったです。

そこで私はこんな風にお返事しました。

ココから・・・

千秋さん、メール拝見しました。

なるほど、千秋さんは、大きなお酒屋さんの跡継ぎを期待されての誕生だったのですね。

先に生まれたお二人のお子さんも女の子だったので、次は男の子をという期待があった事、それは分からないではないですが、それでも「お前が男の子だったらよかったのに」なんて言葉は言ってほしく無かったですよね。

千秋さんの辛かっただろう気持ち、とてもよくわかります。

そして、そんなお父さん、お母さんの「男だったらよかったのに・・・」を言われて育った千秋さんにとって、そうやって後悔することが普通の事として育ってしまったみたいです。

何十年とそんな考え方をされてきたとしたら、それをすぐに治す方法は、私には分かりませんが、どうでしょう?これから2つ、試してみてほしいと思うのです。

まず1つ目は、今、千秋さんは「後悔することはいけない事」と思っておられますよね?
だから後悔する癖を止めたい!とお考えなのだと思います。

でも、後悔することは、決して悪い事ではない、と私は思うのです。

もちろん後悔したって過去が変わるわけではありません。ですから「たくさん後悔してください」とは言いませんが、「後悔することがいけない事」というその考え方はおやめになったらどうでしょう?

「あの時、あれを失敗しちゃったな」と後悔したり、やってしまった失敗を認めることで、今後、それを改めるという事ができます。

過去の失敗と同じことを何度も繰り返さない為には、後悔することだってあっていいんですね。

ですが、後悔をするご自分を「そんな事考えているからダメなんだ」と自分を責め続けることは辛さが蓄積されてしまい、前を向けなくなってしまうと思うのです。

だから「後悔したっていいじゃない♪」って思ってほしいのです。まず、それが一つ。

そしてもう一つは、「後悔したっていいじゃない♪」・・・でもその代わりに「後悔タイムは5分で終わり」にしてほしいのですね。

今、千秋さんは、後悔するとずっと後悔し続ける・・・と書かれていましたね。ずっと後悔し続けるとしたら、どんどんご自分をマイナスに向かわせてしまい、健康的ではありません。

それに、どんなに長時間考えても・・・はっきり言って過去は変えることはできません。

考えても考えても変えることができないのなら、そこに何十分も、何時間も掛けるのは、ただ時間を無駄に浪費してしまうだけなのですね。

ですから「後悔」はしても良いから「5分だけ」と最初に決めて、その時間が終わったら、とりあえず後悔は終わりにして、やるべきこと(家事や子供との時間)に使うようにしてほしいのです。

携帯のタイマー機能など使うようにして「あ~あ、○○だったらよかったのに・・・」と思ったら、スイッチを入れ、時間が来たら「はい、後悔タイムは終わり」「○○を始めよう♪」のように、何か行動をするようにしてみてほしいのですね。

その切り替えさえできれば、後悔し続ける・・・という事はぐんと減ると思います。

切り替えって難しいと思うかもしれませんが、人は行動さえ起こしてしまえば、起した新たな行動に焦点を当てられるのだそうです。

「後悔タイムは5分で終わり」それを試して頂くと、案外できるのでは?と思います。

それと・・・千秋さんは、“禍福(かふく)はあざなえる縄のごとし”という諺をご存じでしょうか?

“禍福(かふく)はあざなえる縄のごとし”とは、「禍福(良い事と悪い事)は、あざなえる(ねじった)縄のように交互に起きるんだよ」という意味で、

良い事ばかりが起きるわけでもないし、悪い事ばかりが起きるわけでもない、良い事も悪い事も同じだけ交互に起きるんだ、と言っているんですね。

もちろん「悪い事」が一切起きず、良い事ばかりが起きてくれたら、何の心配も不安も起きないでしょうが、それは現実的ではありません。

でも、今の千秋さんは、良い事ばかりが起きることを望んでいないかな?と思うのです。

それに私は、今、自分にとって都合の悪い事が起きていても、それは将来「あれがあったからこそ今の自分がある」って思える時が来るんじゃないかな?と考えています。

例えば、私がこの「幸せなお母さんになる為の子育て」を作ったのは、私が子供の頃とても辛かった思いをしたからであって、あの辛さを経験せずに育っていたら、多分、発信することはなかったと思うのです。

同じような事例は結構多いです。

車で移動をする私たちの日常でも、一旦停止をすべきところで、それをせず警察に捕まって罰金を払う事になった。

その時は「なんで、こんなところに警察がいるんだよ!最悪!!」と思うかもしれませんが、実はそれって「最悪」なのではなく、警察が止めてくれなかったら、そこで事故が起きていたかもしれないのです。

もしそれが人身事故だったりしたら、それこそ取り返しがつかない事になってしまう事だってあるのです。

だとしたら警察がいて、こちらの油断を見つけ教えてくれたことは「悪い事」ではなく「良い事」だった、と言えると思うのです。

他にも、私の長男がまだ3歳ぐらいのころ、長いプラスチック製の筒を口に加えて遊んでいる時、テーブルから飛び降りて口の中に刺さり、大量の血を吐いて病院に搬送されたことがありました。

その時、あと1センチずれていたら、動脈を切っていた(即死だった)と聞いた時には、「この程度で済んで本当によかった」心から感謝したこともありました。

このようにその時は「悪い事」と思っていたことが、実は「良い事だった」「(その程度で)よかった」という事は本当に多いのですね。

特に、当時辛い事があったからこそ、それが糧になって今がある・・・と、数年たった時には、当時「悪い事」と思っていたことが実は自分にとって最良の出来事だった、という話は、成功者の言葉には必ずと言っていいほど出てきます。

それを考えると、今だけを見て「良い」とか「悪い」とかの判断はできないし、又、「ああすればよかった」「こうすればよかった」と思う事も意味はないのかな?とも思うのです。

千秋さんにとって、私からのお返事がプラスになるかどうか?はわかりませんが、私はそんな風に考えていますが、いかがでしょう?

ココまで・・・

そんな風にお返事して、数か月後、千秋さんからはこのようなお返事を頂きました。

ココから・・・

パピーさん、ご無沙汰しています。以前「後悔する癖を止めたい」とご相談させて頂いた千秋です。

パピーさんからお返事を頂いて、自分がすごく甘えていたと感じました。

パピーさんが仰るように、私はいつも良い事ばかりが起きる事を望んでいましたし、後悔する癖があることで、自分が努力をしたり行動を起こすことから逃げていたのです。

ですが(言われて気付くのも情けないのですが)良い事が起きる事だけを望んでいるなんて、本当に現実的ではないと思いますし、

私は私の癖を「両親に言われ続けたから」と親のせいにして嫌な事から目をそむけ、自分が悪いんじゃない!と思いたかったんだ!と気づいて恥ずかしさを覚えました。

パピーさんからのお返事の中でも、息子さんの事故で、病院に運ばれた時「あと1センチずれていたら危なかった」と言われたときに

「このくらいでよかった」と心から感謝した、とあったところでは、もし自分の子供にそんな事が起きたらどうだろう?と涙が出て止まりませんでした。

パピーさんが過去のメルマガで「全ての事象は必要にして善である」と言われていたのが、こういう事を含めて言われていたんだな、それを私の為にこんなに詳しく教えてくださったんだな・・・と思ったら、

私も甘えてばかりではだめだ!自分で自分を変えて行こう!と強く決意することができました。

実は、今までも「後悔する癖を止めたい」と相談した人は沢山います。ですが「後悔することは悪い事じゃない」って言ってくださったのは、パピーさんだけでした。

そしてそれを聞いただけですごく楽になれたし、後悔が始まったら「後悔タイムは5分として次の行動をする!」と切り替えをしてしまうと(パピーさんも言われていましたが)案外できるもんなんだな~と、感じています。

「後悔タイムは5分で終わり」ができるようになってくると、後悔している時にも「この時間、無駄に過ごしているな」と感じることが多くなって、5分たたずに切り上げることができたり、今、かなり後悔する癖が減ってきているような気がします。

「後悔をしたっていい」と認めてもらう事で起きた心の変化というのでしょうか?とても素直に受け入れた気がします。

以前、大学の教授に相談した時、「後悔の癖を止めたい、と言いながらも自分はそれを望んでいる、なぜならそれが自分にとって心地よいからだ」と言われた事があります。

その時は「自分が望んでいる訳ない!こんなに苦しんでいるのに!!」と反発したのですが、今、考えるとやっぱり行動するよりも悩んでいる方が楽で「自分でそれを選んでいたのかな?」と思います。

有り難い事に、私の『後悔する癖』は子供にはうつる前でした。そんな悪癖を子供に引き継がせてしまう前に、改善できそうでとても嬉しく思います。

子供には楽しく、前向きに生きてほしいですものね♪

なんだか目の前にかかっていたもやが晴れてきつつあるようです。丁寧なお返事をありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

ココまで・・・

私のお返事が、少しでも千秋さんのお役に立てたようで嬉しく思います。

そして、お返事の中で、一つ今までの千秋さんとは違った表現があったことが嬉しく思いました。

それは「有り難い事に、私の『後悔する癖』は子供にはうつる前でした」とあった一文でした。

これを見て、「あ、千秋さん、良いところを見る方向に向かい始めてくださったんだな」と感じたのでした。

今までは悪いところが気になってしまう千秋さんでした。ですが「良いところを見る」ができてくると、見つける側も、見つけられた側も楽しく、嬉しくなります。

「良いところを見る」は、練習次第でどんどん上手になります。そうなってくると後悔をする暇がないくらい(^^)になるかもしれません。

是非、お子さんの、ご主人の、そしてご自分の良いところ。じゃんじゃん見つけて「良いところ探しの達人」になって頂きたいな♪と思います。きっと未来は変わってくると思いますよ(^^)

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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