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第845号 学級崩壊の現実

こんばんは。パピーいしがみです。今日はいきなり本題から入ります(^^)

子供を育てる親として、きっと誰もが一番心配なのは「いじめ」だと思います。では、その次に心配なのは何でしょうか?

それは「学級崩壊」ではないかな?と思いますがいかがでしょうか?私の子供の頃は、学級崩壊という言葉は、ほとんど聞いたことがありませんでした。

ですが、今は社会問題にもなっていますし、もう「どこの市町でも起きている」というレベルで発生しているそうです。

私自身は今まで、学級崩壊について勉強したことはなかったのですが、ある会員さんからのメールをきっかけに、その実態を知ることになりました。こんなメールを頂いたのです。

ココから・・・

パピーさん、お久しぶりです。ヨコヨコムーです。先日のメルマガ「もう2年前の私ではありません」は、本当に感動的な内容でしたね。

同じ小学校の教師としてNONさんの気持ち、自分のことのように嬉しかったです。

それで、久しぶりに今日、メールを差し上げたのは、パピーさんは“学級崩壊立て直し人”と呼ばれている、菊池省三先生ってご存知かな?と思ってのことでした。

なんと、この菊池先生とパピーさんは、全く同じことを言っておられるのです。片や子育てを専門としておられるパピーさんと片や学級崩壊を立て直す先生と、その方向性は違っても、言われている事が全く同じ、

私は、そこにとても驚くと同時にやっぱり「真実は一つ」なんだ!と興奮してしまって・・・よろしければ、次回の「世界一受けたい授業」で、菊池先生が出演されるようなので、もしお時間があれば見て頂きたいな、と思って。
( 後 略 )

ココまで・・・

私は、このメールを拝見して、とても驚きました。

それは、学級崩壊が起きてしまったクラスを立て直すことは可能なんだ!そういう力を持っている先生がいらっしゃるんだ!!という驚きでした。

私からすると学級崩壊とは教育現場の壊滅的な状況で、すでにそこは“子供が学ぶ環境ではない”と考えていました。

もし自分の子供のクラスが学級崩壊を起こしたのなら、「学校なんて行かなくてもいい!」と子供を守るしか方法はないのだろうな・・・と考えていたんですね。

ですが、学級崩壊を立て直すことのできる先生がいる。現実に、問題のある学校に赴任してどんどん立て直しされた、そんな先生がいるのならば、そこにどんな秘訣があるのか、ぜひ知りたい!と思ったのです。

もちろん『世界一受けたい授業』を見ました。そして、さらに興味をもって、菊池先生の本も読みました。

『世界一受けたい授業』での菊池先生の最初の質問はこうでした。「なぜ、学級崩壊が起きるのでしょうか?」

菊池先生は、長年のご自分の研究と実際に学級崩壊を立て直した実績から「それは、子供たちが“自信”を持っていないからです」とはっきり言い切っておられます。

菊池先生は、こう言われます。「自分に“自信”がないからクラスの友達と会話ができない、会話ができないからクラスメイトを知ることができない、知ることができないから、相手を嫌う、孤立する。

そこから学級崩壊の状態になり「いじめ」が起きる。学級崩壊があるところには「いじめ」があり、「いじめ」があるところには学級崩壊が起きるのです」

まず、一番最初のキーワードは“自信”でした。そして、菊池先生の指導の特徴として、最も特徴的なことは、「褒め言葉のシャワー」です。

帰りのホームルームの時間に、クラスの中で毎日一人、番になった人が前に呼ばれます。すると順番に、クラスメイトから、その人の良さを伝えられます。

その子の感じた良さを、その子の言葉で一人一人、自分で考えて伝えるのです。例えば・・・こんな風に。

「○○君は、人が困っていたら助けようとする、人に対する優しさと、臨機応変の力がついていると思ったので、とっても良いと思いました」

「○○君は、特別教室に移動する前の時間にしっかりと準備して先を読む、という事が出来ると思うので、僕も○○君のように先を読む力をつけていきたいです」などなど・・・。

クラス全員から褒め言葉を浴び、褒められる子は、必ず褒めてくれる子の前に立ち「ありがとうございます」や「見ていてくれて嬉しいです」とお礼を言います。

褒められる子は、落ち着いた朗らかな顔をしています。

クラス全員にそういう「褒めてもらう」機会が与えられ、お互いがお互いを褒め合い、認め合うことで、それぞれの仲間意識が高まっていくのです。

特に私が驚いたのは、それぞれの生徒が、みんな、自分の気持ちや感情をとても上手に表せることでした。コミュニケーション能力は相当高いし、それは環境(練習)によってこんなに上手になるのだな・・・との驚きでした。

クラスのみんなは、毎日ある「褒め言葉のシャワー」の為に、人の良さを自分の言葉でしゃべれるように、クラスメートそれぞれの良さを積極的に探そうとしているのです。

みんながお互いをとても良く見ています。それも「肯定の目」で。その「肯定の目」で、その子の良さを探すことで、その子を知ることになり、友人としての親近感を覚えます。

それぞれが自分の言葉で考え、発する「褒め言葉」に、褒められた子供は喜びと感謝を感じ、もらった喜びと感謝を、次に返そうとするのですね。

どうでしょう?これって「子育て」をしている私たちにも学ぶところが大きいですよね?(^^)

親子であっても親の「褒める」がきちんとできることで、子供が喜びを感じれば、子供はそれを返そうとするのです。

番組の中では、菊池先生の授業を受けた、もと学級崩壊の中心にいたS君にも取材をしていました。S君の言葉です。

「あの時の僕はやる気も出なかったし、面倒くさかったんで・・・寝てたり、4年生の時には毎日喧嘩ばかりしていた」

でも、お互いを認め合う「褒め言葉のシャワー」で、大きく変わったと言うのです。S君は続けます。

「友達が増えたと思います。4年生の時は、みんな怖いとか言って近づかない人もいたし、でも「怖くなくなった」とか「話しやすくなった」とか・・・変わったところは・・・ほぼ全部だと思います(^^)」

その当時のS君はふてくされ、表情は荒んでいましたが、今のS君は、とても柔和で優しい顔になっていました。

当時のS君の作文も紹介されましたが、決して丁寧に書かれていているとは言えない文章にも、菊池先生は、17箇所もの良いところを探して、それを赤ペンで褒めておられるのです。

何気ない部分でも、頑張りをしっかり評価して、それを言葉や文章にして伝えておられました。先生が、目を皿の様にしてS君の良さを見つけようとしている、そんな光景が思い浮かびました。

菊池先生は、全ての生徒に、そうやって「良さ」を見つけ、褒め、その結果、子供達は生き生きと変化していくのです。

画面に出ているはつらつとした子供たちの様子を見て私は、「あ~、こういうクラスなら楽しいだろうな~」「自分も、こんな先生に習いたかったな~」そして、「ここなら絶対にいじめも学級崩壊も起きないだろうな~」と感じました。

なぜなら皆で皆をお互いに高めあっているのですから、そこにほころびなど生まれようがないのですね(^^)もちろん、菊池先生の学級崩壊立て直し術には、もっと沢山のポイントがあって、

そのポイントもいくつか紹介されていましたが、その褒め言葉のシャワーを見ただけで、私はもう・・・もう感動してしまって・・・涙々でした。

ですが菊池先生は、最初から「学級崩壊立て直し」の為に、これらのノウハウを身につけたのではありません。

菊池先生が危機感をもって、独自で勉強をし始めたのは、赴任9年目(今から22年前の)6年生を担任した時だったそうです。

「順番に自己紹介をしましょう」と言っても自己紹介すらできなくて泣き出す子が続出した。自分に自信がなく、自分の意見・考え・感情・主張を表すことができない、又、相手のそれらを受け入れられない。

先生は愕然として、これは“コミュケーションを高める勉強をしなければならない”と痛感したそうです。ですが、そんな方法は昔も今も、日本の教育にはありません。

菊池先生は、独自でビジネス書や、心理学の専門書など、様々な文献を読みあさり試行錯誤しながら、子供たちがコミュニケーションを高める為の独自の方法を開発していったのでした。

そして、それこそが学級崩壊のクラスを立て直す方法として有効だったのですね。

ですが当時、コミュニケーション力を高めることの必要性を感じている先生はほとんどいなかったので、菊池先生は、どの先生からも批判的な目で見られていました。

しかし、困ったクラス、崩壊したクラスを次々に立て直していく菊池先生の評判はどんどん広まり、全国に呼ばれ講演会を開かれるようになります。

どの地域でも200人以上の人が集まり、(多分ほとんどが学校の先生だと思います)その誰もが、菊池先生のノウハウに真剣に耳を傾けます。

でも、それぐらい今の学校には学級崩壊や、学級崩壊に向かいつつあるクラスが急激に増えている、ということなんですね。

菊池先生は、平日は通常の学校業務をこなし、土日は、全国の先生の為に講演活動をする・・・そんな日々を続けておられましたが、きっと無理をされたのでしょう。

今は、教師をお辞めになって、学級崩壊で困っている全国の先生方にご自分の培ったノウハウを教える活動だけをされています。

先生は、こう言われます。「よく保護者の方が『うちの子は褒めるところがない』と言うのですが、それは、ちゃんと子供を見て、良い部分を見つけようと努力していないからじゃないかな?と思うのですね。

小さなことでもいいので褒めてあげて欲しい。それによって子供たちは驚くほど変化します。成長します。「褒める」ことは「認める」ということです。

褒められる、というのは、それだけ「自分の事を見てくれているんだ」という「安心感」になるのですね」・・・と。

過去の番組での、かつての先生の授業の様子も拝見しましたが、菊池先生は、本当に細かく子供を見て、褒められます。

ただ「えらい」とか「すごい」とかではなく、細かな良さ、ほんのちょっとの良くなってきたこと、それらを、とても具体的にピンポイントで褒めるのです。

「さっきみんなに挨拶していたでしょ、すごくいいことだよ♪」「○○さん、準備が早くなったね」とか、「○○くん、その表情があなたらしくていいよ♪」とか・・・。

授業中も、その子なりの答えを否定することなく、それぞれの考え方、内容など、一つでも良いところを見つけます。そして・・・皆をたたえ、拍手なさいます。

でも菊池先生は、ただ褒めるだけの先生ではなく、叱るべき時にはビシッと叱ります。子供たちが、ハメを外したり、暴走しそうになったとき、特に教室の秩序が崩れそうになった時には、毅然とした態度で厳しく叱るのですね。

そして緩んだ雰囲気が一気に締まります。それは、普段、しっかり褒めてくれるからこそ、「ビシッと叱る」が活きてくるんです。

そのメリハリこそが、子供達に「学ぶ」雰囲気を作っておられました。そして、私が皆さんにお話していること。間違っていなかっただな~、ととっても嬉しく、又、自分にとっての自信にもなりました。

学級崩壊立て直し人、菊池省三先生の事を教えてくださった、ヨコヨコムームさんに、お礼と、上記の内容をメルマガで紹介したい、とお伝えしました。そうしましたら、こんなお返事を頂きました。

今回は、そのヨコヨコムーさんの言葉で、締めさせていただきますね。

ココから・・・

パピーさん、メールありがとうございます。そして、メルマガで菊池先生をご紹介くださるとのこと。とても嬉しく思います。ありがとうございます。

本当は私も是非、子育て中の皆さんに、菊地先生の存在を知ってもらいたい、と思っていました。特にパピーさんの会員さんや、メルマガを読んでおられるアンテナの高い皆さんに。

学級崩壊が起きても、それを立て直す指導をしてくださる先生がおられること。もし、ご自分のお子さんのクラスが学級崩壊に直面しても、

学校側に「こういう先生がいる」「立直されている実績がある」「学校でも参考にされてみたらどうだろうか?」と、保護者側から提案することもできる、と知っておいてもらいたい、と思っていたのですね。

ですが、それをパピーさんにお願いするのは、やっぱり違うと思うし、(どうかパピーさんが興味を持ってだされば・・・)と祈るような気持ちでした。

でも、私が願っていたよりもずっとパピーさんは、強く興味を持ってくださって、深く調べてくださって・・・さすがパピーさん!!と、本当に嬉しく思いました。

パピーさんは「私なんか足元にも及ばない」と書いておられましたが、そんなことはありません。パピーさんが早くから“自信”に着目され、ご自身のお子さんで検証をされて、そのノウハウを惜しみなく教えてくださっていること。

私はすごいことだと思っています。そんな方は、なかなかおられません。お母さん方、一人一人の相談に細かく丁寧に応じられ、これだけの多くの子供たちの変化の実績、お母さんたちの喜び、感動、を届けられている。

それに何と言ってもパピーさんの言葉の優しさが、悩める親にとっては、とても素直に響きます。安心させてもらえます。

特に「褒める」と「叱る」のコントラストの原理は、パピーさんのテキストでも話されていますよね♪“「褒める」が充分にあるからこそ「叱る」が活きてくる”本当にそう思います。

パピーさんも、素晴らしい功績を残されていますし、そのノウハウはとても深く、広く、知れば知るほど、目から鱗の情報が満載で驚かされます。

私は、パピーさんがおっしゃる「子供に自信を付けさせる重要性」を勉強をしてきたからこそ、菊池先生の言われている「自信」や「褒めること」の大切さが、すぐに理解できたのです。

パピーさん、私は本当に幸せだと思っています。とってもラッキーだと思っています。と言いますのは、今、小学生の数は720万人ぐらいいるそうですが、その子供たちの中で、菊池先生に授業を受けさせてもらえた子は、多くても100人~200人。ほんの一握りです。

同じ様に、小学生だけでなく、幼稚園児、未就園児、海外と、莫大な数のお母さんがおられる中で、パピーさんに、直接ご指導頂いたり、お話できる人も、ほんのわずか・・・ですものね(^^)

(パピーさんが対応できる限界も近いとお聞きしています)私は、その中の1人、だと思うと、とても誇らしい気持ちです。このご縁はとても奇跡的なことだと思いますし、あの時、決意してよかった、と、今でも強く思っています。

私の子供たちは二人共、大学生になりまして、今、大学生活を思いっきりエンジョイしています。帰省するたびにひと回りも、ふた回りもたくましく感じます。

もちろんそれまでは決して平坦な道ではありませんでしたが、パピーさんには何度も救って頂きました。感謝してもしたりないくらいです。本当に、心から、ありがとうございました。

今回のメルマガも、多くの方の気づきになってくれると嬉しいです♪パピーさんには、これからも頑張って頂きたいですが、そろそろご自分のお体のこともいたわってくださいね。ご家族の皆さんの為にも・・・。それでは・・・今回はこれで失礼します。わざわざメールを頂きまして、ありがとうございました。

 

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号数 内容 オススメ度
549 ■ 心の傷 ★★★★★
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