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第980号 いじめから守る

こんばんは。パピーいしがみです。

まず・・・この度の西日本を中心とした豪雨により、お亡くなりになられた方々のご冥福を心より申し上げます。又、被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

私の住む静岡県静岡市(旧清水市)でも、昭和49年の7月7日に七夕豪雨があり、27人の犠牲者が出ました。

ですが、今回の豪雨はその時と比べ物にならないほど広い地域で起きており、被害も甚大でした。

又、ここ数日は、気温が非常に高く、後片づけや避難されている方々の体調も心配です。

私には祈る事しかできませんが、平穏な日々が一日も早く戻りますように、心よりお祈り申し上げます。

こういう災害があると、命の尊さをひしひしと感じるのですが、今日はもう一つ、子供の命を奪いかねない“いじめ”について、お話ししたいと思います。

いじめを苦にして自殺・・・こういうニュースがいまだに無くなりません。そして私はこういうニュースを聞くたびに「こうなる前にできる事があったのでは・・・?」と、とても辛くなります。

いじめはいつでも起きる可能性があります。ですがもし起きてしまったら、取り返しがつかなくなる前に、親ができる事はいくつもあるんですね。

今日は、そんなお話をさせて頂こうと思います

まず、その「いじめ」についてご質問を頂いたのはtollさん、中学2年生の女の子のお母さんです。

tollさんからはこんな風にご質問を頂いていました。

ココから・・・

(前略)
幼稚園~小学校低学年まで、自分に自信が無くて、引っ込み思案だった娘も「認める・褒める・包む」でとても明るくなり、今は、中学2年生になりました。部活も楽しく過ごしており、このまますくすくと育ってほしいな~と思っています。

が、ちょっと心配なのは、テレビのニュースでよくあるいじめについてです。

パピーさんからは、いじめがエスカレートするのは、からかいを我慢してしまったり、嫌な事を嫌と言えなかったり、親が子供の変化に気付いてあげられない事にある・・・と教えて頂きました。

今までも、友達とうまく行かなかったり、一人孤立してしまったりすることはありました。

ですがその度に子供から相談を受けたり、じっくり話を聞いたりして「あなたは悪くない!」「嫌な子に合わせる必要はないし、自分を抑えてまで付き合う必要はない!」と言ってきました。

多分、どこにでもあると思うのですが、小学校3年生ぐらいから、女の子が小さいグループを作り、リーダーの意に沿わなければ、無視したり仲間外れにしたり・・・という事が増えてきて、私も娘も相当悩みました。

が、パピーさんが仰るように「友達は同じ立場で、お互いに縛ったり縛られたりするものではない」という言葉にとても共感していましたので、娘にもそれを伝え、

娘も「私も誰かの命令に従って、嫌な事をしてまで仲良しを演じることなどはしたくない」と、小さなグループや独占的な子とは離れ、

自分のやりたいこと(バスケット)を頑張ることで、女の子特有の陰湿な嫉妬ややっかみとは無縁で小学校を卒業し、中学でもバスケットを続けています。

有り難い事に、我が道をゆく娘を慕ってくれる同級生が、一人また一人と増えて、数は少ないものの信頼できる友達に恵まれていますし、

部活のバスケットでは、後輩とも仲良く、とても充実した毎日を過ごしてくれています。

ですが、やはり心配性の私が、ふと不安になってしまうのが、良くニュースで報じられる「いじめを苦にして自殺」だったり「学校や教育委員会がいじめの事実を否認」などと、

子供を預ける学校という場での無くならない隠ぺい体質だったり、先生もいじめの事実を認めないその姿勢です。

どの親も子供の成長を願い、学校を信じて子供を預けているのに、いざ、学校に責任が問われると「いじめはなかった」と嘘の報告をしたり、二転三転したりと不誠実だったりで・・・この状況にとても不安になります。

これは氷山の一角なのかもしれませんし、今、全てがうまく行って幸せすぎるので余計な心配をしてしまっているのかもしれませんが、パピーさんのお考えをお聞かせ頂きたい・・・と思って相談させて頂きました。

ココまで・・・

と言う内容でした。tollさんのご心配、とてもよくわかります。

又、メディアの取材の仕方にも問題があると思うのですが、私は、学校や教育委員会の不誠実さよりも、

「なぜ子供が命を落とすことを選ぶほど、追い込まれてしまったのか?」

その方がずっとずっと重要で、注目しなければならない事だと思うのですね。

tollさんも言われていましたが、私は「からかいを我慢してしまわない」「嫌な事を嫌と言える」そんな風に育ててくださいね。とお願いしています。

それは子供が自分で自分を守る為です。からかいの段階で「やめろ!」と言えたり、相手に怒ったり自己主張ができれば、エスカレートする可能性は非常に少なくなります。

ですが、それが出来ない子もいます。

その場合は、親が子供の変化に気付いてあげる事ができれば、子供に学校での様子を聞いたり、先生に連絡をしたり、酷いいじめになる前に防ぐことができます。

ただ、これらですべてを網羅することはできません。すでに酷いいじめを受けている場合や先生に隠れての嫌がらせを受けていたり、多人数からいじめを受けている事もあります。

その時に、頭に入れておいてほしいのが「親も一緒になって戦う」事なのです。

もちろんそれは早い方が良いです。ですからこれも「子供の変化に気付いてあげる」という事と同じなのですが、

子供のトラブルに関して、「子供の問題は子供同士で解決するもの」のように、親が介入することを拒む人も少なからずいます。

子供の問題に親が介入すると「子供のケンカに親が出て・・・」と周りから指摘されることを“かっこ悪い”と考えていたり、ママ友との関係が悪くなる・・・とお考えの方も少なくありません。

ですから、先生にお願いしたり、相手の親に叱ってもらおうとしたりして、親が前面に出てくることが非常に少ない現実があります。

ですが、いじめをしている子からすると、先生や自分の親から注意されて、反省をしていじめをやめる・・・という子は少なく、

「あいつ、チクリやがって」とさらにいじめがエスカレートしたり、自分ではやらなくても誰かにやらせる・・・というケースが多々あるんですね。

ですから、私は子供が誰かから苛められている事が分かっているのなら、相手の親に報告するとともに「直接叱ってもいいですか?」と了解を頂いて

“直接その子に対峙してください。大人として親として厳しく叱ってください”とお願いしています。

そうすることで、今まで続いていた執拗な嫌がらせがピタッと終わることがあるからです。

なぜか?と言えば、いじめる側からすると「あいつ(苛めている子)の母ちゃん、すげえ怖いから、これ以上はやめとこう」と思わせる事ができるからなんですね。

ですが、親がいつまでも前面に出ず、先生に頼り、相手の親に頼っていると、あからさまないじめはなくなったとしても、陰湿になったり、巧妙になったりして、

さらに子供への影響は強くなります。いじめの根本が解決するわけではないからなのですね。

いじめがなぜ起きるか?と言うと、私たち哺乳類が持っている「強い物には従い、弱いものを服従させたい」と思う本能があるからだと私は考えています。

だから強い相手をいじめるなんてことはありません。常にいじめられるのは弱い立場の人です。

そこに「自分>相手」(相手より自分の方が優位にいる)と言う図式があるからなんです。

ですから親が出てきて「今度やったら、俺が黙っていないぞ」と直接言われることで、

弱いと思っていた相手には実は強いバックがいた、と解ると「自分>相手」の図式が崩れ、いじめの対象ではなくなるのです。

これを端的に表している例があります。

プロゴルファーの横峯さくらさんをご存知かと思います。

横峯さんは、小学校の頃からプロゴルファーを目指していたのですが、小学4年生の頃、男の子5・6人からいじめられていました。

その原因は、毎週月曜日に学校を休む(月曜日はゴルフ場の価格も安いのでゴルフの日として学校を休み練習日に充てていた)事にありました。

ですが、そのいじめはかなり執拗で、小さいころから無口だった横峯さんは、さらに無口になり、暗くなって、「学校に行きたくない」と言い始めます。

一番最初にその変化に気付いたのは、2人のお姉さん。

お姉さんが横峯さんに何かあるの?と聞くことで、そのいじめの事実が分かり、お姉さんからお母さんへ、お母さんからお父さんへ話が伝わり、話を聞いたお父さんは即行動に移しました。

お父さんは、すぐさま学校に乗り込んで、いじめていた男の子を呼び出して「女の子一人を、男が寄ってたかっていじめやがって!今度やったらただじゃおかないぞ!」と激しく一喝。

そこから、横峯さんがいじめられることは、ピタッと無くなったそうです。

私は、すべてのお父さん、お母さんに、ここまではやってほしいと思っています。

もちろん、横峯さんのお父さんがやったようにいきなり学校に乗り込んで、子供たちを呼び出して・・・は、現代では恫喝ともとられかねませんので、そこまで真似をする必要はありません。

学校にも報告をし、相手の親にも伝えてあって、その上でさらにいじめがある時、相手の親に連絡をし、直接叱ることを承諾してからの行動を起こしてほしいと思うのですが、

大事なのは、周りから非難されたとしても子供を守り「一緒に戦おう」とする親の覚悟なのですね。

子供からすると、相手の親が出てきて、猛烈な剣幕で怒られる・・・としたら、それはとても大きな脅威に感じます。

特に、他人の親から厳しく叱られる、という経験が少ない現代の子供たちにとっては、かなりの薬になるのですね。

もし、それでもいじめがなくならない・・・としたら法的手段に出る事だってできます。今はいじめについて弁護士に相談をして、介入してもらう事もできるのです。

そこまでしてもいじめがなくならなければ、最後の手段として「学校に行かない」という選択もあります。

でも、その位、親が真剣になって子供と一緒に戦う覚悟があったのなら、少なくとも子供が「自ら命を落とす」ことをさせずに済むのでは?と私は考えています。

もちろん、最悪の事が起きなければ、教育委員会の調査も、学校がいじめの事実を云々・・・という報道も無くなるのですから。

今日はちょっと重い話になってしまいましたが、いつ誰に起きても不思議ではないいじめ。

いじめから大事な子供を守るために、親ができる事をお話しさせて頂きました。

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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