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第981号 親を「おまえ」と言う子供

こんばんは。パピーいしがみです。

猛列に暑い日が続いていますね。「猛暑」「酷暑」を通り越して、この頃は「危険な暑さ」と言われています。

熱中症で搬送される方もとても多いようで、先日は野外活動後の小学1年生が亡くなる・・・という事がありました。これから夏休みにも入りますが、本当にお気をつけ頂きたいと思います。

さて、今日は、親に「おまえ」とか「××しろ」とか、高飛車と言うか、“親と子供”ではありえない言葉を使う事についてお話しさせて頂こうと思います。

子供からすると、ふざけたり面白がって言う場合もありますが、私はこれってとても危険な事だと思っています。というのは、そういう言葉や態度が家庭内の秩序を狂わせてしまうからです。

ぐるんぱさんからは、こんなご相談を頂きました。

ココから・・・

今回相談させていただきたいことは、息子の癇癪、暴言に対してです。

昔から息子は出来ないことが嫌でよく癇癪を起こす子でした。

私なりに怒りのコントロールを学んだり、出来ないって癇癪を起こすのは成長の証なんだと前向きにとらえるよう努めてきましたが、

最近は暴言がきつくて、体調が悪かったり、ストレスがあったりで私の心に余裕がない時にそれをやられると、ついバシっと叩いてしまうことがあります。

具体的には、まず宿題の時です。二年生になり、漢字の宿題も文字数が多くなり、算数も二桁の足し算、引き算で難しくなってきました。

私もパピーさんがよくおっしゃっている「子供と一緒に学ぶ」を実践していまして、宿題の時は一緒に私も同じ漢字の書き取りを練習していました。

息子は間違えて書き直す時、「あ~も~!!また間違えた。めんどくせ~な~!!」と言いながら、イライラしながら消して書き直しします。

そしてまた間違えると、「も~!!めんどくせーんだよ!!」と言って、消しゴムを投げたり、鉛筆を投げたり。

私は「投げたらかわいそうだよ。ちゃんと拾ってね」と言うと、

「うるせ~!!」と言って私の漢字のあら探しを始めて、「こんなのダメだよ。書き直せ!!おまえ、字がへたくそだな~!!大人なのに上手にかけねぇのか?」とチンピラのように絡んできます。

心に余裕がある時は「おまえっていう言い方はお母さん嫌な気持ちになるよ」と冷静に言えますが、

そうでないときは「どうしてそんな嫌な言い方するの?じゃあもうやめた。もうお母さんやらないから、一人でやって!!」と言い、

息子も「なんだよ!てめえ~!!」となり、二人でヒートアップ。最後に私が息子の暴言に耐えかねて、バシっとしてしまう。

この前はおもいっきり叩いてしまって、叩いた後にハッとなり、ごめんごめんね。と謝りましたが、いけませんよね。

(後略)
ココまで・・・

ぐるんぱさんのご相談は、まだまだ続きますが、やはり息子さんの暴言は癖になってしまっていて、

勉強が分からない・・・と言うので、教えてあげていても「おまえの教え方が悪いんだよ!おめぇ頭わりぃな~!!」と言ってみたり、

ご家族でアスレチックで遊んでいる時、お父さんが「お昼にしようよ」と言っても「うるせ~!!そんなふうに話しかけるから出来なかっただろ~!!」と言ってみたり。

又、テレビゲームでうまく行かないと「どうやったら出来るんだよ!おまえがやれよ!」とコントローラーをお母さんに持って来る・・・など・・・。

お父さんがいる前でお母さんに暴言を吐いていてもお父さんは「ほらほら、お母さんにそんなことを言っちゃだめだぞ」と優しい口調で注意されるだけ・・・との事でした。
これについて、私はこのようにお返事しました。

ココから・・・

ぐるんぱさん、こんにちは。パピーいしがみです。

メール拝見しました。 今回、子供の言葉について書かれていましたね。

その言葉も「おまえの教え方が悪いんだよ!おめぇ頭わりぃな~!!」とか、お父さんにも「うるせ~!!そんなふうに話しかけるから出来なかっただろ~!!」と言ったりするようです。

癇癪を起したり「できない」「できない」とパニックになったり・・・は、成長過程では当然、あって良いと思います。

ですが、親の事を「おまえ」と言ったり、親に「うるせー」と言ったり、自分のできない事を人のせいにしたり・・・

これって私が“非常に問題だ”と考えている事の一つです。

というのは、この言葉は、すでに親子の立場が逆転していて、秩序が乱れていると感じられるからです。

そして、今の様子から考えると、この状態は、ここ数日で起きたことではなく、かなり前から起きていたのではないでしょうか?

秩序が乱れると何が悪いか、というと、子供が学ぶべき「長幼の序」や「目上の人を尊重する」などが学べないからです。

当然、家庭内では暴君となり、扱いにくく、自分のやりたいこと、したい事しかしないようになったりしますし、

家庭内でそんな状態であれば、必ずそれが家庭外にも現れるようになり、学校でも社会に出ても生きずらさを感じるようになってしまいます。

結局、家庭内で秩序を守れないで育った子は、将来、本人がとても困ることになるのです。

ですから家庭での秩序を守ることを、私は何より重要視しているんですね。

そして秩序を守るためには、子供が少しでも秩序を乱す言葉を吐いたら、すぐにそこで修正しなければ、子供の無秩序はエスカレートしていきます。

息子さんの言葉からすると、もうしばらくの間、修正をせずに来てしまっているのでは?と私は感じました。

もし私だったら、子供が私や妻の事を「おまえ」などと言ったら、その瞬間に真剣な形相で叱りますし「次にそんな言い方をしたら家から出す」のように絶対に許しません。

ですが、ぐるんぱさんの対応は、かなり緩いですよね。そして「絶対にいけない」というご認識も弱いようです。

又、ご主人さえも叱らないのが私には理解できません。

どちらにしても子供の暴言は、親が真剣になって「それは許さないぞ」という姿勢を見せない限り治らないと思います。

子供が癇癪を起しても良いのです。物に当たっても構いません。

ですが、親を「お前」と呼んだり、蔑むような言い方をしたり「教え方が悪いからだ」など人のせいにしたり・・・それは絶対に許さない!という親の姿勢は絶対に必要だと私は思います。

これについては、ご主人とも話し合って、家庭のルールとして取り入れないと、まずいと思いますよ。

そして何故、ご主人が子供の暴言を放っておくのか、それについても聞いてみてください。

ただ本当は、秩序に付いてはお母さんがしっかり把握をし、お母さんに対してはもちろん、お父さんにそんな言い方をしたらきつく叱る・・・というのが私はあるべき姿だと思います。

「お父さんに向かってなんて口のきき方をするのか!」のように・・・。

お母さんと子供に秩序ができていれば、子供の上位にいるお母さんが、さらにお父さんへの暴言を叱ることで、お父さん→お母さん→子供 の秩序が子供にも明確になるからなんですね。

メールに「この前はおもいっきり叩いてしまって、叩いた後にハッとなり、ごめんごめんね。と謝りましたが、いけませんよね。」と書かれていました。

本来、叩くのは良くない、と言いたいですが、 この秩序の乱れについては、叩くことだってあっていいと思います。

「その位、いけない事なんだ!」と真剣に教える為には「叩くこともやむなし」だと思いますし、叩いてしまったことに対して親が謝る必要もない!と思います。

ちなみに「できない事が嫌」という息子さんの気持ちは、とても大切だと思います。

その「できない事が嫌」な性格だからこそ、何度もチャレンジし、それが上達に結びついていくからなんですね。

もちろん、その気持ちが強ければ強いほど、癇癪も起すでしょうし、イライラして言葉も悪くなるでしょう。

でも、親の事を蔑んだような言葉を吐くことは、許される一線を越えています。

そこはもう親がどう考えるか?だと思いますが、私だったら、“絶対に絶対に絶対に”許しません。

親の認識の問題になってくると思いますので「こうしなさい」「ああしなさい」とは申し上げませんが、親としての姿勢を貫かねばならない限り子供の変化はない、と私は思います。

ココまで・・・

ぐるんぱさんは、私からの返事を読んで、今の状態がとてもまずい事だ・・・と分かって下さったようです。

特に息子さんの暴言は、やはり家庭内だけでなく外部にも表れるようになって、習っているピアノの先生にも「うるさい!」という言葉が出てしまったようです。

それも踏まえ、ご主人と真剣に話し合われ、親としての姿勢を決めたそうです。

その後、親の姿勢はどうなり、子供はどう変化したのか?ご報告を頂いたので紹介しますね。

ココから・・・

パピーさん、おはようございます。

先日は息子の親に対する暴言について相談させていただき、ありがとうございました。

パピーさんからの、「非常に問題」というお返事に、とてもとてもショックを受けました。

厳しいお返事は覚悟しておりましたが、やはり私の認識が甘かったと思います。

主人にどう伝えようか、いろいろと考えました。

パピーさんの本を持っていて、幸い主人もそれを読んだ形跡があったので、「この本を書いている人なんだけど」と切り出し、パピーさんの講座を受講していることも、初めて主人に打ち明けました。

パピーさんに送ったメールと、受け取ったお返事をプリントアウトして主人にも読んでもらいました。

「子供が親にてめえとか、お前など蔑むような暴言をこのままにしていたら、○○が大人になって本人が困ることになる。」

「今まで私は自分がそんなことを言われて腹が立って怒っていたけれど、そうじゃなくて、○○が大人になって困らないようにしっかり叱っていきたい。本気でそれは○○にあたりたい」

と主人に伝えました。

主人は「わかった。そうしたらいいよ」と。そして、なぜ主人に息子が暴言を吐いても叱らないのか聞いてみました。

すると主人は「あいつは大丈夫だよ。親のことも尊敬してるし。わかってる。大丈夫だよ。それにあいつは兄弟がいないから」と。

私は「でも親はやっぱり兄弟にはなれないから。○○は友達が多いし、学校帰りによく友達が遊びにきて、兄弟ゲンカみたいなこともしてる。だから親は親でいいと思うんだけど。」

「それにピアノの先生にこの前うるさいって言ったらしいの。ピアノの先生は怒らない先生だから、学校の先生には決してそんなこと言わないし、むしろいい子なのに、ピアノの先生の前では違う。」

と言いましたら、主人はびっくりして「ピアノの先生に?それはダメだな」と。そこで理解してくれたようです。

実は主人は、お父さんとの関わりが少なかったらしく、遊んでもらったり、親子の交流も
あまりなかったようです。

なので、父親として子供とどう接したらいいのか、ひょっとしたら主人はよくわからないのかもしれません。

主人との話し合いの後、私が息子の暴言の認識を改めてから、息子が暴言を吐いたときには、ものすごい形相で、子供の両腕をつかんで

「親にむかって、おまえとかてめえ、うるせ~そういう乱暴なことばを使ったら、○○が大人になって困るんだよ!!」

「親にそんな言葉遣いしていたら、今度は学校でも先生に言うようになり、大人になったら会社の社長にもそんな言葉遣いするようになって、仕事もなにも出来なくなるんだよ!!お母さん、親にそんな言葉遣いしたら絶対に許さないからね!!」

と真剣な顔で息子を叱りました。おそらく近所中に聞こえたかもしれません。

その後も、親に暴言を吐くたびに、そう叱りました。

そして主人に暴言を吐いた時も、私が出て行って真剣な顔で叱りました。

子供が「お母さんじゃないよ。お父さんに言ったんだよ」と言ったので「お父さんも○○の親なんだよ。この家で一番えらいのは誰だと思う?お父さんなんだよ!!」と。

すぐに息子からは「うるせ~てめえ」や「おまえ」という親をばかにするような言動はなくなりました。

「うるさいな」は時々あります。また「お母さんのせいだよ」と人のせいにするのはまだまだありますが、その都度「人のせいにしたらいけない」と注意してます。

ですが、以前のような、チンピラみたいな態度はすぐになくなりました。

息子ができなくて物にあたったりの癇癪と、親に対する暴言、一緒のことのようにとらえていた認識が変わり、私も「出来ない~」で起す癇癪はほっておけるようになってきました。

まだまだ完全に改善されたわけではありませんが、親への暴言はなくなり、チンピラ息子はいなくなりました。

これからも、親の意識をしっかり持って接していきます。

ココまで・・・

きちんとした親の姿勢を表してくださったことで、息子さんに早く変化が訪れてよかったです。

多分、息子さんとしては「こういう言葉遣いは、使うべきではない(だろう)」という事は、薄々はわかっていたのだと思います。

ただ、ご家庭でのご両親のスタンスが、わりと寛容だったので「言ってもいいのかな?」「友達言葉でやってみよう」という意識からだんだんにエスカレートし、親に命令したり、おまえ呼ばわりするようになって行ったと思うのですね。

でも、こうやって、しっかり親の姿勢を決めて、子供にはっきりと分かり易く、常に同じスタンスを守り、示して下さる事で、子供はちゃんと家庭内で秩序を学んで行ってくれると思います。

ぐるんぱさん。貴重なご報告、そしてメルマガ掲載のご許可をありがとうございました。

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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