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第1040号 友達なのに意地悪する

こんばんは。パピーいしがみです。

夏休みが終わって、朝晩が少し涼しくなってきたとはいえ、日中はまだまだ暑いです。

こんなに暑いのにインフルエンザで学級閉鎖をした学校もあるとの事。驚きですがご家族の体調管理、気を配ってくださいね。

さて、今日は仲が良かった友達なのに、その子が意地悪をするようになり、そこから「学校に行きたくない」と言うようになってしまった・・・と頂いたご相談についてお話ししたいと思います。

なつめさんの息子さんは、小学校2年生。勉強も運動も問題なくできています。本当は明るく元気な男の子でした。

ですが仲良くしていた友達の態度が急に変わり、からかいや、嫌がらせをされるようになって、そこから元気が無くなり、家でも暗く、明るさを失ったようになってしまった・・・そんなご相談を頂いていました。

ココから・・・

(前略)

今、悩んでいるのは息子が「学校に行きたくない」と言う事です。

小学校1年生の夏ぐらいから「学校がイヤ」「行きたくない」と言い出し「どうして?」と聞いていても、なかなか的を得た答えがなく「嫌な事をする友達がいるの?」と聞いた時、小さくうなずき、それがK君だと分かりました。

K君は、保育園も同じで、一緒にサッカーをやっていた仲間でもあり、家に何度も遊びに来ています。親同士も仲が良くて、一番の親友とも呼べるような子だと思っていました。

そのK君はサッカーをやめ、塾に行くようになってから息子の事を敵対視するようになって、

学校(同じクラスです)でも足を引っかけたり、名前をもじって笑ったり、息子が他の友達と遊ぼうとすると、その友達に「○○とは遊ばない方がいいよ」などと言ったり。

陰湿で執拗なからかいをするようになったそうです。

K君がそうやってからかうようになったら、他の子も同じように言い始めて「回りからバカにされる・・・嫌な気持ちになる・・・」とメソメソしながら話をしてくれました。

息子には「嫌な事はイヤだ!って言うんだよ!」と言ったのですが、あれだけ仲がよかったK君がそんな風に変わってしまい、先頭に立って嫌がらせをするのがショックで、何も言えなかったようです。

どうやらK君の態度は、小学校に入ってすぐからだったようで、そこに気付けなかった私も申し訳ないと反省するのですが、このような場合、どう対処したらいいでしょうか?

家族ぐるみで遊びに行ったりもするので、今の関係を壊したくないし、かといって先生に話をすれば「どうして直接言ってくれないの?」と言われそうで悩んでいます。

ココまで・・・

と、このようなご相談でした。

実は、K君のように「仲がよかった友達にからかいをする」というケースは結構多くて、それはかつて仲がよかったからこそからかい易い、という事でもあるんですね。

又、なつめさんの息子さんが、あまり怒りを表す子ではなく、どちらかと言うと穏やかなタイプという事も分かっての事でしょう。

自分のイライラとか、むしゃくしゃした気持ちや、羨望や、嫉妬をぶつけていたのかもしれません。

でもK君だけならまだしも、誰かが特定の相手をからかったりバカにしたりし始めると、他の子が同調し始めて、そこに意地悪をする側とされる側・・・という構図ができてしまいます。

そうなるとその構図を崩しにくくなってしまうのですが、まずは、こんな風にお返事しました。

ココから・・・

なつめさん、こんにちは。パピーいしがみです。メール拝見しました。

どうやら息子さんの「学校に行きたくない」は、とても仲がよかったK君にからかわれたり、意地悪をされるようになったりした、そんな態度に我慢をし続けてしまった事にあるようです。

でも仲がよかった子がいじめっ子に変わるって、実はは珍しい訳ではなく、K君にとって息子さんは、保育園時代からよく知っていて、とても近い存在だったからこそ、感情を表しやすかったのだと思うのです。

K君は、小学校に入ってサッカーをやめて、塾に行くようになった・・・と書かれていましたが、もしかしたら本人はサッカーを続けたいし、塾なども行きたくなくて息子さんが羨ましかったのかもしれません。

ただ、どんな理由であっても、息子さん自身が「やられっぱなし」だったり「じっと我慢し続けている」ことは決して解決にはなりませんし、

もうすでに起きているようですが、理不尽な扱いを我慢していると、他の子まで同調してきて1人に対して多数でからかいや意地悪をし始めたりするようになります。

我慢し続けるからこそ、からかわれ嫌がらせをされ続け、黙っているからこそ、からかいや嫌がらせの人数が増える事になるのです。

家族同志の付き合いもある、との事なので、K君の親にも言いにくい部分もあったかもしれませんが、順序としてまずお願いしたいのが、本人に「やめろ!」とか「いい加減にしろ!」と怒りを表させることです。

というのも、まだ本人がアクションを起こしていないうちから、親が介入して、K君に嫌がらせをやめるようにしてしまえば、この先、同じようなトラブルが起きた時も、自分で対処できないからなんですね。

息子さんからK君に強い言葉を言いにくいから、我慢をし続けてしまったのかもしれませんが「ハッキリ言わないとK君も分かってくれない」という事や「我慢していればいるほど嫌がらせをされる事」そして「自分の怒りを表す事」を教えてほしいのですね。

K君に同調して、からかいをし始めた子達も、首謀者のK君が黙れば、同調をやめると思います。

ですからまずは息子さんがそのアクションを起こす事。

そこが最初のハードルになると思いますが、大声を出す練習をしてみるのも良いですし「足を出して来たら蹴ってやれ!」と言ってもいいと思います。

ただ・・・それができない子もいます。

自分で自分を守る為に、怒りを表す事ができるようになって欲しいのですが、自分に自信が無かったり、相手にのまれてしまっていたり、大人しい性格ゆえに自分の意見を言えない子もいます。

親として嫌がらせに対して怒りを表すようにサポートをしても、本人がそれができない場合は、先生に入ってもらったり、相手の親に話したりする事になるのですが、

息子さんが自分の怒りを表せないのであれば(親同士が顔見知りのようですから)先生に中に入ってもらうより、直接K君の親に話をして「ずっとK君に嫌がらせをされていて、本人も悩んでいたみたい」と今まであったことを伝えて様子を見るようにされたら良いと思います。

それでもK君の態度が変わらないようであれば、K君の親に「K君と直接話をさせてもらってもいいかな?」と確認をとってからK君と話をする・・・のように、

第一のステップ、第二のステップ、第三のステップと、幾重にも対策を考えて段階を見ながら対処をしていくようにされると良いと思います。

本当は、からかいや嫌がらせなど無いのが一番良いのですが、中学・高校になっても、社会に出ても、人が一緒にいれば、ひがみや嫉妬はありますし、こちらを下に見て嫌がらせをされる場合はあります。

その時にじっと我慢をするだけでは、からかいや嫌がらせはなくならないし、それこそイジメの温床になりかねません。

ですから“怒りを表せるようになる”事がとても大事なんですね。

息子さんの場合、自分で怒りを表せる子なのか、それが難しいのか、まだ分かりませんが、まずは怒りを表せる事ができるようにサポートしてあげることをしてみてください。

それが難しかったら、又、ご連絡いただければ・・・と思います。

ココまで・・・

このようにお返事した後、なつめさんから再度メールを頂き、なぜ息子さんがやられっぱなしだったのか分かりました。

それはなつめさんが「ケンカはしない」「先に手を出した方が悪い」「やられても我慢しなさい」と言い続けていた事にあったようです。

確かに、我慢し続ければケンカにはなりません。

でも我慢し続けることで相手はいつまでも嫌がらせを続けます。嫌がらせをされ続ければ自尊心は低下します。

その自尊心の低下が、元気や明るさを無くし、積極性を奪い、結果的に「学校に行きたくない」になってしまっていたのですね。

なつめさんはご自分の考え方を改めました。そして息子さんが「怒りを表す」事ができるようにしたい!と行動しました。

こんな風にメールを頂きました。

ココから・・・

パピーさんからのメールを頂いて、息子の「学校に行きたくない」が、私の「ケンカはしない」「我慢しなさい」にあったと知ってショックでした。

私も親から「ケンカするな」「我慢しなさい」と言われて育ちましたが、私は親の言葉に従順ではなく、男の子と取っ組み合いのケンカになる事はしょっちゅうでした。

なのに自分の子どもには「いい子」を求め「いい子の親」になろうとしていた自分がいました。

聞き分けの良い息子だからこそ、本人を苦しませる結果になってしまったか・・・と思うと切なかったです。

又、パピーさんから“今後、同じことが起きる”のだから“怒りを表せることが大事”とお聞きして、今の問題だけを解決しようとしていた事が間違いだったと気づきました。

今までは「嫌がらせをする子が改めるべき」とか「そんな風になる環境等に問題があるのだ」と思っていましたが、

確かにひがみや嫉妬は大人の世界にもありますし、子供同士のトラブルやぶつかり合いはあって当然です。

自分の怒りを表せずにいたら、いつまでたっても対処の方法を覚えない、自分で解決できるようにならない・・・本当にその通りだと思いました。

漠然と「いい子」を求めるのではなく、成長の過程として、子供がちゃんと自分の怒りを表せるように、私の今までの考えを改めようと思いました。

最初に息子に伝え、謝りました。

「今まで、ママはあなたに『ケンカはダメ』『やられてもやり返さない』『我慢するんだよ』とか言ってきたけど、それは間違っていたよ。ゴメンね」

「ママはあなたにケンカをしてほしくないと思っていたけど、小さい頃にはケンカも大事で、ちゃんと怒って嫌な気持ちを相手に伝えなければいけないんだって」

「K君にもあなたが嫌な気持ちになってる事を伝える為に、怒らなくちゃいけないんだって。ママが『我慢・我慢』って言ってたからできなかったんだよね。ゴメンね」

そして(これは本来はいけないのでしょうが)

「ママはもう『我慢しなさい』なんて言わないよ。K君が足を引っ掻けようとしたら、反対にその足を蹴ってやればいいよ」

「変な名前で呼んだり、からかって来たら『うるせーてめえ!いい加減にしろ』って言っちゃえ」

「あなたはずっとサッカーを続けてきて、力も強いんだからケンカしても負けないと思うよ。あんまりしつこかったらやっつけてもいいからね!」

と言っておきました。もちろん私自身も初めての言葉でドキドキでした・・・。

その時、息子は目を丸くしながら「うん、わかった」と言うだけだったので、できるかどうかしばらく様子を見るしかないな・・・と思っていたのですが、

夏休み前、息子から報告がありました。

「今日、Kがしつこく言ってきたから、睨み付けて“うるせーんだよ!”って言ってみた。そしたらKはびっくりして静かになったよ♪」と。

それを聞いて「よかった。この子は怒りを表せたんだ!」と嬉しかったです。

その後の息子は今までとは違い、憑き物が取れたように元気になりました。

夏休みに入って、息子はサッカーの練習や試合が続きました。

サッカーをやめたK君とは個人的に交わる機会もなくなり、家族での交流も積極的に関わる事をやめました。

夏休み中も、サッカーの友達と遊んだり、プールに行ったり楽しく過ごしていましたが、夏休み明けにぽつりと「明日から又、Kに会わなければならないのか・・・イヤだな。学校行きたくないな」と言い出しました。

今までの私だったら「そんな事言わないの。みんな仲良くするんだよ」と言っていましたが、

「大丈夫だよ。K君には一度、ハッキリ言って、おとなしくさせているんだから、強い気持ちでいればK君は嫌な事をして来ないよ」

「もし、又、嫌な態度をしてきたら、前みたいに睨み付けて『黙れ!』って言ってみたら?きっとK君ビビッて何も言えなくなるよ」と言って学校に行かせました。

帰宅した時は笑顔で「ママが言った通りだった。昔のKに戻ったみたいで、普通に遊んだよ。嫌なことも言わなかった♪」と報告してくれました。

新学期が始まってからも「学校に行きたくない」を言わず過ごせています。ありがとうございます。

K君が息子に悪態をつき、息子が明るさを失っている事、ずっと悩んでいました。

どうやったら昔のK君のように素直な子に変えられるのか?以前のように仲良しには戻れないのか?波風立てずにできる方法は無いものか?と考えていたのですが、私の中で優先順位がハッキリしていない事もいけなかったと思います。

ぶれてはいけない「大事な事」は、第一優先は我が子であり(親の)友達づきあいでも無ければ、相手からどう思われるか?でもありませんよね。

いつの間にか人の目ばかり気にする自分になっていました。

“自分を守る為にも、怒りを表す事ができなければいけない”

本当にその通りだと思います。「いい子」を求める事も「いい子の親」になろうとしていた自分の気持ちも改めて、子どもがのびのびできるように、努力していきたいと思います。

ココまで・・・

なつめさんの息子さん、ちゃんと怒りを表すことができて良かったです。

K君も息子さんが怒りを表すことで「こういう事をしちゃいけないな」って勉強になったと思うのですね。

人の感情の起伏を「喜怒哀楽」と言い表します。

そして私たちは「喜」や「楽」を歓迎し、「怒」や「哀」を敬遠しがちです。

もちろん、いつも怒ってばかり、いつも泣いてばかりだとウンザリしますし、できれば機嫌よくニコニコしていてほしいとは思います。

でも「怒」や「哀」も、人の感情としては無くてはならない物なんですね。

「怒」は、自分を守る為でもあるし、相手に「それは人が嫌がることだよ」と教える事にもなります。

「哀」は、相手の気持ちを分かってあげたり「助けてあげたいな」と感じる優しい気持ちの元になったりもします。

どんな感情も、不要なものはありませんからね(^^)。

※ご興味がありましたら、ご覧ください。

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パピーいしがみ 人材育成の現場からふと気づいたアイデアを自分の3人の子育てに応用。18年かけて実証し、「どうやって育てたの?教えてほしい。」と学校の先生から聞かれるほどの実績を残す。2003年あまりの少年犯罪、幼児虐待の事件の多さに自身も辛い幼少期を送った1人であることから心を痛め、その子育ての方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望でテキストを作成し、通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応える。

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