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第1041号 箸の上手な使い方

こんばんは。パピーいしがみです。

台風15号の影響で、千葉県の広い範囲で停電が起き、なかなか修復の目途が立たず、今だ多くの方が困窮されているようです。

電気の復旧がままならず、それに伴い水道も出ない、携帯電話も繋がらない、食糧確保も難しい・・・と報道されています。

残暑が厳しい中、不安な毎日を過ごされておられると思いますが、一日も早く日常が戻りますように心よりお祈り申し上げます。

さて今日のメルマガですが、少し前にお話しした“自由研究”について、「こんな風にやってみました」とご報告を頂いたので、ご紹介したいと思います。

メールを頂いたのはユッコさん。ユッコさんは2年生と5年生の男の子のお母さんです。このようにメールを頂きました。

ココから・・・

(前略)

以前、メルマガで「自由研究は調べるだけでも良いんですよ」
とあったのを読んでとても気が楽になりました。

子供たちが通う学校は5・6年生で自由研究があります。

5年生の長男も初めての自由研究で「何をどうすればいいか分からない」と言って手つかずだったので「調べるだけでいいんだって」「興味のある事や得意な事で何かない?」と言いましたら、

しばらくして「俺、箸の持ち方について調べてみる」と言い出しました。

「箸の持ち方?」と最初は疑問に思いましたが、自分でやろうと思ったのですから「いいと思うよ」とだけ言っておきました。

なぜ長男が箸の持ち方に興味をもったのか、その時は聞かなかったのですが、弟がなかなか上手に箸が使えるようにならない事が気になっていたようです。

長男も次男も幼稚園年中ぐらいから箸の持ち方を教えたのですが、長男はすぐにできるようになってあまり注意することもありませんでした。

ところが次男はなかなか上手に持つ事ができず、指摘すると嫌がるし、癇癪を起すので「まあ、大人になるまでに治ればいいか」と思ってあまり指摘をしてこずにいました。

ネットで調べてみると、さまざまな箸の使い方をする写真があって、長男はどんな箸の使い方をしているかイラストで描き出しました。

それは四種類ぐらいに別れました。

まずは正しい持ち方。そして箸を二本とも鉛筆のように持つやり方(次男はこのやり方でした)

又、二本の箸をクロスさせて使うやり方。それと幼少期に良くある握り箸を発展させた形のもの。

そして驚くのは箸をトングのように使うケースもありました(甲を上にして使うのです)

インターネットだけでなく、実際にどんな箸の使い方がされているか、近所にあるショッピングセンターのフードコートにも通って観察もしたようです。

熱心なのは結構ですが、じろじろ見たり、写真を取ったりするのは失礼なので「さりげなく見るだけにしてよ」とは注意しておきましたが、

いろんな人の箸の使い方を見る事は、長男にとってもかなり刺激的だったようですし「変な使い方している人は大人でも結構いる」と言っていました。

模造紙には「正しい箸の持ち方」のイラストを写し書きし、自分なりに重要だと思う要点を描き入れました。

「上の箸は親指・人差し指・中指の3本でつまむように」

「下の箸は薬指の爪の少し上に置き、親指の下の方で押さえる」

「下の箸は動かさない・動かすのは上の箸だけ」

又、食事の度に自分の箸の使い方を正しい形に直して、驚くほどきれいな持ち方で箸を使えるようになりました。

それだけでも「すごいな~、今回の自由研究は役に立ったな~」と関心していたのですが、思わぬ副産物がありました。

それは、兄の自由研究を横で見ていた次男も、自分の箸の持ち方を直し始めた事です。

最初は「俺の箸の持ち方2だ」「でもこれ以外はやりづらいんだよね~」と言っていた次男ですが、

上手に使えているはずの長男が食事の度に自分の箸の持ち方を直そうとしているのを見て、

次男も「どうやってやんの?」と長男に聞いて、長男も要点を説明しながら「こうやるんだよ」とアドバイス。

今まで、親が教えようとしても頑なに拒んでいた次男が素直に聞いていて驚きました。

そして夏休み中に、次男の箸の持ち方は綺麗に直ってしまったのでした。

綺麗な箸の持ち方を写真にとってもらい“上手な箸の持ち方の例”として紙に貼ってもらった次男は、とても嬉しそうでした。

それと・・・これは学校に出す文面としてはふさわしくないと思うのですが、長男が自分の箸の使い方を直そうと思った一番の理由は、

フードコートに行った時、きちんとした箸の使い方ができない大人を見て「こんな大人になりたくない」と思ったそうなのです。

オブラートに包まず言うと「○○に見える」「ダサい」と。

自分はそんな風に見られたくないから早く治さなくちゃ!と思ったらしいです。

それまでは子供がそんな風に大人を見ているとは知らず、自分の持ち方を見直す事もなかったのですが、私も急に不安になって「お母さんの箸の持ち方はどう?」と聞いてみました。

じっくり見た長男から「う~ん、まぁ、合格」と聞いてホッと胸をなでおろしましたが、小学5年生と言っても、ちゃんと大人を見ているんだな、とその視点の鋭さに驚きました。

今まで、親の立場は子供よりもずっと上にあると思っていましたが、子供が成長するにしたがって、自分自身も子供から見て恥ずかしくない大人にならなくちゃいけないな・・・と反省。

考えてみると、子供が生まれ成長していく中で「子供を直すよりまず自分」と思ったことが何度もありました。

『子は親の鏡』とはよく言われますが、今後も勉強を続け、気を付けて行かなくちゃいけないなと思った夏でした。

これから少しずつ涼しくなるそうです。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、パピーさんもお気を付け下さいね。

いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

ココまで・・・

ユッコさん、ご報告ありがとうございました。

長男さんの言葉。きちんとした箸の使い方ができない大人を見て「○○に見える」「ダサい」と感じたんですね。

確かに大人からするとギョッとする言葉ですが、子供だ、子供だと大人は見ていても、大人のしぐさや行動を冷静に見ていると思うと「私たちも襟を正さなくちゃ」と思わされます。

それでも自分から直そうとして、きれいな使い方が身に付いたこと。そして弟さんまで上手に使えるようになった事は本当に素晴らしいと思います。

自由研究・・・価値ある勉強ですよね♪

ステキなご報告、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。

※ご興味がありましたら、ご覧ください。

★★★ 通信講座「幸せなお母さんになる為の子育て」★★★

パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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