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第1085号 コロナ明けの不登校

こんばんは。パピーいしがみです。

今日のメルマガ内容は「コロナ明けの不登校」としました。

実は、コロナで学校が感染予防で長期間の閉鎖になった後、「学校に行きたくない」という子供たちがとても多くなっています。

特にちょうど新学期や新入学の時期でもあったことも重なり、学校や先生、クラスメートに慣れない、という事もあって「行きたくないな~」と思う子は多いようです。

今日のご紹介は、このコロナ明けで「学校に行きたくない」と言い出したお子さんのご相談についてご紹介します。

ご相談頂くのはクマゼミさん。新一年生の長男さんに登校渋りが現れ、こんな風にメールを頂きました。

ココから・・・

本格登校が始まり、最初の1週間は問題なかったのですが、肌寒い日に寝冷えしたようで体調を崩してお休みし、

以降「朝の登校がしんどい」「しんどいからお家にいたい」と言い出しました。

「じゃあ一緒に行こう」と声をかけて、私が一緒に教室までついていくと遅刻でもいきます。

教室につくと、あとは一人でして、バイバイもすんなりです。でも、だんだんとそれに慣れたのか「ギリギリがいい、それじゃないと行かへん」というようになりました。

自分から行く意思が出るのを待とうと、本人の言うとおりに待っていると、そのうちしんどいと言えば遅刻できる、と学習しそうで、

それをしてほしくないと思っている自分がいます。すでに、そういう傾向もかんじられます。

学校で先生に様子を聞くと「すごく楽しそうに過ごしていますよ」と言われるし、

帰ってからの様子も朝のこわばった感じと違って、楽しげに鼻歌まじりに帰ってきます。

校内の学童も自分から行きたい(1つ上のいとこと遊んでる感じです)といいます。

担任は女の先生で、割と穏やかで毎回様子を聞いてくれます。

「スイッチの切り替えがなかなかできないのかもしれないですね」とも言われ、今のところ友達ともしゃべるし、給食もモリモリ食べているそうです。

学校でイヤな事ある?と聞くと「給食が嫌いなのが出る」とかいう日もありますが、別の機嫌がよいときに聞くと、「朝はドキドキするねん(だから行きたくない)」といいます。

「ママも一緒に行くよ、時間内につけるようにしよう」と寝る前に話すと「うん」と素直に言ってくれますが、

出る前になると、トイレに駆け込んだり、隠れたりして引っ張ってこないと出ません。

特に、月曜日はひどくて、何かある毎に「じゃあ学校行かんでいい?家で寝ときたい、学校嫌い!」と叫んだり、

今日は靴を履いて自分で出て行くこともせず、私が履かせて無理やり引っ張って連れて出ました。

泣き叫び、雨の中小さい子のように路上に座り込み、やっと中へ入ると、たまたま担任の先生が通りました。

すると、今までの激しさはどこへ行ったのか、すーっと自分で教室の方へ歩いていきました。その落差が極端すぎて、回りにいた先生もびっくりしていました。

朝嫌がっている姿と、学校で楽しくやってる姿と、どちらも本人のあるがままの姿だとは思うのですが、無理に学校へ行かせるのは間違っているのでしょうか?

本人の性格は、おっとり、マイペース、集中していると周りの声が聞こえない、気持ちを出すのがやや苦手、保育園では朝の準備も登園もスムーズで、運動も不得意ではないほうです。

なので、小学生に上がってからの姿にショックをお感じてしまいました。

両親に相談したら「ほっとけばいい。気にかけすぎじゃない?」と言われたり、

元小学校の先生に聞けば「よくある話で、それはどこまで甘えられるかの、試し行動のようなものです」と言われます。

そうはいわれても不安は消えないし、状況はだんだんとひどくなっているような気がして、専門家に相談しようかとブログなどを拝見すると、

「親御さんが学校へ行かせたがっている間は行こうとしません。あきらめたころにそのうち行くようになります」という先生がいるかと思えば、

「早いうちに対策をとるべきです。癖になる前に」という不登校専門の方の意見もあり、

ケースバイケースだとは思いますが、相談に行けばよいのか、あるいは家族が言うようにそこまでしなくて大丈夫なのか、わからなくなりました。

今、私がやってみていることは、教室までをレベル1として、レベル7が家でバイバイにして、寝る前に明日はレベル何で行く?など話してみています。

今のところ、レベル1をキープしてますが、2になったら?と想像するように話かけてます。

木曜日くらいになると、ちょっと逃げるけど普通に歩いて行きますが、月曜日になると抵抗が強く、力づくです。

週明けの格闘で、今まで積み上げたものが一気に崩れる感覚に、そしてその抵抗がどんどん強くなっていくようで、先行きが心配でたまりません。

ココまで・・・

・・・と、こんなご相談でした。長期の休みの後ですし、子供はなかなか「お休みモード」から脱却できません。

でも何か理由があって心が疲れているとしたら、親だって平然とはしていられません。

なので、私はこんな風にお返事をしました。

ココから・・・

クマゼミさん、こんにちは。メール拝見しました。

長男さんの登校渋り、どのように対応したらよいか、参考になることを探されたり、知り合いに相談したりなさったみたいですが、

長男さんの場合は“精神的に追い込まれての登校渋り”ではないようですから、私は簡単に休ませずに行かせてほしいと思います。

今、私は“精神的に追い込まれての登校渋り”と言いましたが、例えば先生が怖くて恐怖に震えていたり、

友達から嫌がらせをされたり、いじめられて精神的に苦しくて「行けなくなる」事はよくあります。

こんな時には、子供の気持ちも考えず、無理やり行かせる事はとても危険で、より恐怖心を強くしたり、本当の不登校になってしまう可能性があります。

でも、長男さんの場合は、「教室につくと、あとは一人でして、バイバイもすんなり」「学校でも楽しそうに過ごしている」「友達ともしゃべるし、給食もモリモリ食べる」との事ですし、

登校渋りのきっかけも「体調が悪くて休んだら・・・」という事だったので

「あ、体調が悪かったり、しんどいって言えば、こんなに楽できるんだ!学校行かなくていいんだ!」のように思ってしまったのでは?と感じます。

もちろん体調の悪い時には休ませてあげてほしいのですが、その目安は「熱があるか否か」にしておくと、明確です。

熱がないのであれば「学校で調子が悪かったら先生に言いなさい。あまりひどければ迎えに行くから」と言って、

“体調不良でなければ学校には行くんだ”という姿勢を貫かれたら?と私は思います。

いろんなご意見をお聞きになったみたいですが、私は「よくある話で、それはどこまで甘えられるかの、試し行動のようなものです」が一番近いのではないかな?と思います。

そして親としての毅然とした態度が重要だと思います。

登校渋りの場合、それが「行けない」のか「行かない」のかの見極めがとても大事で、

「行けない」子の場合には、その気持ちをわかってあげてほしいのですが、

「行かない」子の場合には「お休みの日以外は学校に行くんだよ」とはっきりなさる事が重要かと思います。

ココまで・・・

こんなお返事をしたところ、クマゼミさんからはこのようにご連絡を頂きました。

ココから・・・

パピーさんに聞いていただけたこと、また聞いていただくために頭の整理ができたことも、すごく自分にとってはよかったです。

いろんな人の意見を聞いて分からなくなってしまったというのも、

子どもを自分の目でしっかりと観察せずに、誰かになんとかしてもらいたい、という他力本願なところがあったんだなと思います。

この揺らぎが、子どもにも伝わって「こう言えば思うとおりになるかな」などと思わせる隙を作っていたように感じます。

今日の登校は、マンションではジタバタしていましたが、建物から出ると手をつながなくても自分で歩いていき、レベル3(階段踊り場)でバイバイができました。

今までは「今日はどこまで来てほしい?教室まで行ってほしかったらいくよ?」という風にしていましたが、

今日は自分で歩いているし、あっさりと「今日はこのへんでいけるんちがう?じゃあね」というと、その流れで一人で行きました。

今後は、「行けない」か、「行かない」かの見極めと、行かない子の場合は「熱があるorお休みの日以外は学校に行く」という毅然とした態度をとって、子どもの主張に負けない気持ちで頑張ろうと思います。

実は以前から空手を習っているのですが、コロナで休会となった後、復帰ができずにいました。

学校へ行けるようになるのが優先と思って、習い事は後回しにしようと思っていたので、空手の先生には説明して、行けそうだったら行きますという風に返事をしていました。

「空手は大嫌い、ママが勝手に習えというからやってただけ。自分は何かを作る方が好き」とか、

「空手やめたら学校ちゃんと行ける」という言葉が出てきたので、取引というか、自分の都合のいいように「学校へ行かない」を利用しているんだなと言うことにも気づきました。

なんという知恵・・・

子どもの成長に私がついて行ってなくて、いつまでも年中、年長さんぐらいの感覚でいたんですね。アップデートしないとだめですね。

毅然な態度をとることと、月曜日の憂鬱な気持ち「大人でもあるくらいだから、子どもたちにも当然あるんだ~」くらいの気持ちで過剰に心配しないようにします。

びっくりするくらい、ちっぽけなことで悩んでいたことに恥ずかしさでいっぱいです(汗)

親身に相談に乗っていただいてありがとうございました。

ココまで・・・

クマゼミさんは「ちっぽけなことで悩んでいたことに恥ずかしさでいっぱい」と書かれていましたが、決して小さいことではありません。

やはり「学校に行きたくない」と子供から言われれば、どの親でもドキッとします。

でも、それが「行けない」のか「行かない」のかの見極めがとても重要なので、今回、ご相談頂いた内容をご紹介させて頂くご許可を頂いたのでした。

息子さん「空手やめたら学校ちゃんと行ける」などのような交換条件も提示しているみたいですね(^^)。

これはもう「行けない」のではなく「行かない」だった、と言えると思います。

「月曜日は大人だって憂鬱な気持ちになる」

はい、本当にその通りです。

でも、お母さんの毅然とした姿勢に「あ~あ、お母さんは騙せなかった」と諦めれば、「学校行きたくない」は無くなると思います。

貴重なご報告、ありがとうございました。

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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