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第1255号 善循環の始まり?

こんばんは。パピーいしがみです。

3連休、いかがお過ごしでしたか?
「11月にしては暑すぎる!」と思われたかもしれませんが、とてもいいお天気でしたね。

山は紅葉が始まっているみたいですし、各地でお祭りなんかもあったりして、最高の3連休だったのではないでしょうか。

さて、今日のメルマガのタイトルは「善循環の始まり?」としました。

ご紹介するのはカッチャンママさんのご報告ですが、一番最初に頂いたメールは「引っ込み思案の息子が善循環を起こすぐらい積極的になってほしい」という内容でした。(当時、息子さんは年長さんでした)

「引っ込み事案」「積極的になってほしい」という事は、今、あまりチャレンジができなかったり、臆病なところがあったり、固まったりしてしまうのかな?とお聞きしてみたら「そうなんです」「どうしたらいいのでしょうか?」という事でした。

それで私はこんなお返事をしたのです。

ココから・・・

カッチャンママさん、こんにちは。息子さん。やっぱり大人しい・・・というか、臆病なところや、固まってしまう事があるみたいですね。

実は私の長男もそうだったんです。

で、我が家だけじゃなく、私が多くの方から相談を受ける中で、この「引っ込み事案」「積極的でない」「臆病」「固まってしまう」・・・などの相談は、第一子のお子さんである場合がとても多いのですね。

これって、一人目のお子さんの時には、親もとてもナーバスになっていて、過剰に守ってしまったり、失敗させまいとしてしまうからではないかな?と考えているのですね。(私もそうでしたから)

例えば、これは私の妻とも笑ったのですが、長男の時は、哺乳瓶なども煮沸消毒をしたり、小さい時から話しかけたり、いい音楽を聞かせたり、ちょっと体調がすぐれないとすぐに病院に駆け込んだり・・・と、間違いなく「過保護」でした。

でも2人目は「哺乳瓶?煮沸消毒なんかいらないよ」となり、3人目の時は「普通に洗って乾けばオッケー!」で、最初の子から比べると、ものすごく扱いが雑になったんですね。でも何の問題もなし。

「そんなに丁寧にやっている時間はない」という事でもあったのですが、哺乳瓶一つでも煮沸消毒して・・・なんてやってたことを思うと、さまざまな面でかなり「過保護」に接していたことに気づいたのです。

まあ、初めての子供ですからできる限り大事に育てたくなるのは当然ですが、きっと本来普通にあるべき「転んで立ち上がる」事さえも、転ばないようにさせたり、立ち上がる時には抱っこしたり、膝に付いた砂を払ったり・・・と、

それが「転んで立ち上がる」だけでなく、思い返してみると、すべての事に対して「過保護」だったという事が分かったのです。

それでも3人の子供がいたから「最初の子には手をかけすぎていた」と分かった訳ですが、多分、一人っ子のお母さんは、それが「手をかけすぎ」なのかそうでないのか?は分からないと思うのです。(比較対象がいないので)

それで・・・カッチャンママさんね。私は今後のご提案をさせて頂くのですが、その前に「過保護過ぎたって事はなかったか?」「積極性を奪うことはなかったか?」を思い返してみてくださいませんか?

そしてまずはそれを教えてほしいのです。もしそこに原因があるとしたら、親の姿勢を変えるだけ、親の接し方を変えるだけで、大きな変化があったりします。

なので、まずは今までを思い返してみて「引っ込み事案」「積極的でない」「臆病」「固まってしまう」原因になる事をしていなかったか、過去を振り返って教えてください。改めてお返事しますので。

ココまで・・・

とこのようにお返事したのでした。
そうすると、約1週間後、カッチャンママさんからこんなメールを頂きました。

ココから・・・

パピーさん。こんにちは。ご連絡ありがとうございます。
頂いたお返事に「過保護過ぎたって事はなかったか?・積極性を奪うことはなかったか?思い出して・・・」とあった文章に

「えっ。ご覧になっておられたの?」と思うほどびっくりしました。というのは、私はとても心配症で夫にも「過保護だよ」「そこまでしなくていいんだよ」「男の子なんだから・・・」みたいなことをずっと言われ続けています。

哺乳瓶のお話がありましたが、それも「当たり前のこと」だと思っていて卒乳するまでやっていましたし、それこそ私も一人っ子で甥や姪がいるわけでもなく、子供の兄弟もいなくて、どこまでなら過保護・過干渉でないのか分からなかったのです。

なので「過保護過ぎたって事はなかったか?」と聞かれたら過保護すぎたと思いますし、「積極性を奪うこと」もすごくありました。

例えば「走ったら転ぶからね。走らないんだよ!」と怒ったり、それで転んで泣いたりすると「ほら~。だから言ったじゃん」と言って抱っこして起こしたりもしましたし、膝の砂を払うのはもちろん。小石で少し皮がむけただけでも絆創膏を貼ったりしていました。やりすぎ・・・ですよね。

幼稚園でトラブルがあったと聞くと「手を出したらいけないよ。言いたいことは口で言うんだよ」「自分から手を出したらどんな時でも自分が悪くなるからね」とか「怒ったらダメ。いつも優しくいなさい」「優しい子が一番強いんだよ」とも言っていました。

「意地悪されたら、先生に言いなさい。絶対にケンカはダメ」も。絵を描く時も「もっといろんな色を使ってみたら」「もう少し大きく書くといいよね」とかダメ出しばっかりしていました。

そして結果的におどおどしている息子が出来上がってしまいました。

パピーさんが「引っ込み事案」「積極的でない」「臆病」「固まってしまう」・・・などの相談は、第一子のお子さんである場合がとても多い・・・と書かれていたのを見て、息子がこんなに消極的なのは私のせいなのか?と落ち込んでしまいました。

私のせいでこうなってしまったとしたら、もう取り返しがつかないのでしょうか?

ココまで・・・

と、お返事を頂いて「あ、やっぱりその傾向があったんだな」とは分かりましたが、過保護だったとしても、ちょっとカッチャンママさん。落胆しすぎ!!

ですからこんな風にお返事しました。

ココから・・・

カッチャンママさん。詳細をありがとうございました。
やっぱり「過保護・過干渉」はあったみたいですね。そして「積極性を奪う事」もあったようです。

でもそんなに落胆することはありません。というのは私もそうでしたし、多くのお母さんたちが同じ悩みを抱えています。特に一人っ子のお母さん(今はとても多いです)は、多くの方が「過保護・過干渉」で「ダメだし」や「積極性を奪う行為」をしています。

そんな中、カッチャンママさんは、今の段階で気づけたのです。

子供はまだまだ成長する時間の方が長いですから決して手遅れではないし「取り返しがつかない」なんてことはありません。いえいえ、これからの接し方で大きく違ってきますから、軌道修正は「早い方!」だと言えると思います。

それで、今後の接し方についてお話ししますが、まずカッチャンママさんの今までのスタイルが、子供も「それが普通」だと思っていますから、子供のマインドを変えるためにも、カッチャンママさんの気持ちをリセットする為にも、子供への「宣言」が必要になります。

それはこんな感じです。

「〇〇くんね。お母さんは今まで、あなたにいろいろ、あれしちゃだめとか、これしちゃだめとか、ああしなさい、こうしなさい、って言っていたけど『それでは子供は成長しないよ』って言われたんだ。お母さんのやっていたことは正しいと思っていたけど間違っているんだって。

だから昨日までのお母さんと、これからのお母さんは変わろうと思う。

お母さんはなるべく口出しをしないようにするから、あなたがやりたいことをやってみてほしいんだ。友達と遊んでいてイヤな事あったら「イヤだ!とかヤメロ!」って怒っても良いし、ケンカになってもいい。

もちろん、分からないことがあったらお母さんに聞いてくれていいけど、お母さんが「こうしなさい」と言うんじゃなくて、一緒に考えるようにしてみよう!」

どうでしょう?こうやって文章にすると、これからカッチャンママさんが向かう方向性って見えてきますよね。それは「子供が自分で行動することが最善」「子供が考えて行動するなら親は否定しない」「でももちろん子供の責任は親が負う覚悟を持つ」のです。

実は、私たちが「あれしちゃだめ、ああしなさい、こうしなさい」って言うのは、その先に「もしそうなったら面倒だ」とか「そうならない方が楽だから」または「泣いた顔を見たくない」「失敗をさせたくない」という気持ちです。

でも「失敗」こそがその子を強くするし、チャレンジこそが「経験」を増やすのです。そして積極性や自信はたくさんの「経験」の、多くの失敗の中で、ほんの少しだけ経験する「成功」の積み重ねで作られていくのです。

それは「専門家に教えてもらう」とか「上手にできた」ではなく、「多くの失敗の中から、ほんの少しだけ経験した成功の積み重ね」と言うように「多くの失敗」が必要なのですね。

その為に、本人が「やってみよう」と思えるような環境、例えば失敗してもお母さんが笑顔で「大丈夫だよ。次頑張ってみよう!」と言ってくれたり、たまに上手く行ったときには、手放しで喜んでくれたり「カッコよかったよ~」とか「いいね~!頑張ってるね~」などの前向きな声掛けが必要なんですね。

もちろん、それらは初級編のテキストに「これでもか!」って書いていますので、読んでいただいて行動してくださるとちゃんとご自分の考えに定着していくと思います。

全然、遅くないですからね。いえどちらかと言えば「早く気づいてよかった!」のです。昨日までのカッチャンママさん。そして今日からのカッチャンママさん。ガラッと(意識を)変えて臨んでみてください。変化は必ず訪れると思います。

ココまで・・・

カッチャンママさんは、今までの自分を変えるのが大変だったそうですが、その度に私からのメールを読み返し「子供がのびのびと成長するために親はドーンと構えるんだ!私が小さいことを言っていてはダメだ」とご自分を鼓舞されたそうです。

そして「肯定」を増やして、意識して「認める・褒める」を努力されたそうです。

そうしたら息子さんは小学校に入って「サッカーに誘われたんだけど、僕がサッカーやったらママうれしい?」と聞かれたのだそうです。

カッチャンママさんの頭には「サッカーって、車当番とかあるんだよね。役員にさせられたらイヤだし、他のお母さんたちとの付き合いもイヤだな~。できればやめてほしい・・・」との気持ちが浮かんだそうですが、

でも「それを言ったら今までと同じだ!」と思って「(作り笑顔で)もちろん嬉しいよ。あなたがやりたかったらやってごらん、楽しみだな~!」と言えたそうです。

それを聞いた息子さんは体験から正式入団をして、喜んでサッカーに通うようになったそうです。そして初めての練習試合の時、こんなことがあったそうです。

ココから・・・

小学1・2年生の混合チームでの練習試合でしたが、息子のチームの子がボールを持った時、息子は自分もすぐに行かなきゃ!と走り出した時に、ちょうど2年生の子と正面衝突しました。

相手の子は息子よりも10センチほど背の高い子です。ゴッチーンとこちらまで聞こえる音がして、二人とも尻もちをつきました。

「あ~、こりゃ泣くな~」と思ったら、相手の子の方が先に泣き出しました。息子も今にも泣きそうな顔をしてこちらを見ています。

私は「頑張れ!泣くなよ!」という気持ちで両手のこぶしを握ってポーズをしたら、息子は目を手で拭うようなしぐさをして、ボールに向かって走り出しました。何事もなかったように。

他のお母さんは「すごい音がしたけど〇君大丈夫?相手の子は泣いてるけど」と言ってくれたのですが、息子はこちらに来なかったので「多分大丈夫だと思う」とは言いましたが、内心はドキドキで、心配でしょうがなかったです。

ハーフタイムになって、コーチがぶつかった頭を見てくれたり、いろいろ話しかけてくれていましたが、本人が「大丈夫」と言ったのか、結局前半も後半も出場して、練習が終わって見た時には、大きなたんこぶになっていました。

息子はかなり涙が出たのでしょう。汚い手で涙をぬぐったのか、目の周りが汚れていてパンダの様でした。

でも本人は「前半でガッチンコしたけど、僕泣かなかったよ。K君は泣いたけどね。(誇らしげ)K君後半は出てこなかったけど、僕は両方出たからね。すごいでしょ。全然痛くなかったよ!カッコいいと思わない?」と言ったのです。

その時「あ、この子、自分に自信を持ち始めているんだ。自分をカッコいいと思ったんだ。褒めるのは今だ!」と思って、こう言いました。

「そうだよ。あの時、ママ「〇〇!カッコいい~!」って思ったよ。2年生に勝ったぞ!って思ったよ。すごいよね~。強いな~」

今思うと、もっとましな言い方はなかったか?とも思うのですが、それでもその後の息子の顔は、自信に満ちた満足げな表情でした。

もし何かあった時にはすぐに病院へ行ける準備をしていましたが、翌日にはたんこぶが青くなっていたぐらいで「こんなの何でもない!」と学校に行きました。それも今までにはない凛々しい姿でした。

その日からです。学校でも手を上げて発表したり、友達の喧嘩に止めに入ったり、友達とふざけたり、友達からのいじりや冗談にも、返しができるようになって、笑顔がとても増えましたし、家でもおしゃべりになりました。

あ、そうです。絵を描く時も、幼稚園の時はちまちま小さく書いていたのが画面いっぱいにあふれるような絵をかいています。先生はそれを見て「ダイナミックでいいね~」と褒めてくれるそうです。

パピーさんの言っていた「自信がつくと・・・」ってこういう事なんだ、と今感じています。

実は、私も2人目が生まれ、久しぶりに新生児と接していますが、2人目の扱いと、長男の時との扱いが違う事。それだけ長男の時には「過保護・過干渉」で、いつも不安な顔でいたんだな~と思いだしました。

親の姿勢で違うんですね。今、変わりつつある息子は、友達のお母さんから「〇〇君、ちゃんとしてて羨ましいわ~」と言われたり、先生からも「自分の意見が言えますね、良いですよ♪」と言われています。

これ、もしかして「善循環」の始まりでしょうか?
不安だった子育てが今、とても楽しいです(^^)

ココまで・・・

はい。善循環、始まりつつあるみたいですね。
でもやはりカッチャンママさんが、自分の考えを修正できたことが大きく影響していると思います。

「そうだよ。あの時、ママ「〇〇!カッコいい~!」って思ったよ。2年生に勝ったぞ!って思ったよ。すごいよね~。強いな~」

もよかったと思います!!
今まで不安だったかもしれませんが、ちょっとの事で変われたりするんですね。これからさらに良いことが起きるような気がします!!

これからが楽しみですね♪

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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