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第178号 「比較」とは「認める」「褒める」の対極にある行為

こんばんは、パピーいしがみです。今日お話しする題材は「比較」についてです。

あなたは、「比較される事」をどう思いますか?

きっと、「比較される事!大好き!」って言われる方は少ないと思うのです。

「あの人に比べてお前は・・・!?」なんて言われれば、どうでしょう?

悲しくなりますよね?ガッカリしますよね?

そして、こんな気もちも起きませんか?

「どうせ、私なんて・・・」「どうせ、僕なんて・・・」

そう、比較されると、やる気(モチベーション)を失ってしまうのです。

やる気(モチベーション)を失うと、私達は・・・あきらめて、放棄する、逃げる事を選ぶのです。

「もういいや、やめる」となってしまうのですね。 

私は、「失敗させてあげてください。」と言いますよね。そして「何度もチャレンジして、できる喜びを感じさせてあげて!」と言いますよね。

失敗しても、何度もチャレンジする為には、やる気(モチベーション)を持続させなければなりません。

その為には、「上手になってきているよ!」「頑張ってるね!」「あきらめないその姿勢が立派だね!」なんて、その子の取り組む姿勢や、努力に対して、「認め」「褒める」必要があるんです。

もう、お分かりになりましたね。

「比較」とは「認める」「褒める」の対極にある行為なのです。

今日、ご紹介するお話は、子供時代、親に比較をされて『とても嫌な思いをした』というお話です。

そして、それが原因でしばらく苦しい思いをされたようです。

とっても貴重なお話なので、今回、メルマガでのご紹介の許可を頂きました。

さあ、どんな事が起きたのでしょうか?どうぞ、お読みくださいね。

ココから・・・

パピーさん、おはようございます(^ ^)

トトロママです。三回目のフォローメールですね。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」という言葉。本当にそう思います。

ちょっと私の学生の頃の話をしますと、私の母はとても優しい温かい母です。

でもあるとき、大嫌いになったときがありました。

小学、中学、高校と一番長く習っていたものは、習字でした。

はじめは姉が習い始め、私もという感じで。習い始めてからはずっと学校の硬筆展・書初め展で、賞をもらうまでになりました。

私は始めは賞をもらえて嬉しかったですが、いつの間にかそうでなくなりました。

母も一番初めは私と一緒に喜んでくれてましたが、毎年賞をとっても当たり前のようになってしまったんですね。

姉が中学の時に書初め展で県の代表になる賞をとってからでしょうか、姉妹で比べられるようになり、

私が「金賞とった」と言っても母からは、「お姉ちゃんはもっと凄い賞だったんだよ。だからもっと頑張らなきゃ。」と言われることが多くなりました。

私が珠算や簿記、英検など級があがっても母からは「でも○○ちゃんはあなたより上の級だって。もっと頑張って。」と、友人とも比較され、

「すぐにまた次のハードルを越えなさい」と言われている気がして全てが苦痛になってきたんです。

全て習い事をやめました。

それまで頂いた賞状すべてをぐちゃぐちゃにしてゴミ箱へいれました。それを見ても母は何も言いませんでした。

私はとてもかなしかったです。向上心もなくなりました。

いくら頑張っても他の人と比べられて、母は褒めてはくれませんでしたから。

そのことを姉に話しましたが、母からは何も言われず、腫れ物に触るかのような態度でした。

それまで親に自分の気持ちをぶつけたことがなかったので、母もどうしたらいいのかわからなかったのだと思います。

長くなってしまってすみません。

こんな事が過去にある私ですが、自分も過去長男に対して『何で他の子よりも行動が遅いのか』と比べてばかりで、頑張っている息子を褒めていませんでした。

これじゃ自信もつかないですよね。

幼稚園に入って縄跳び記録会があるのですが、年少ではたったの8回だった息子が年中では200回、年長では1000回と連続で跳べるまでになりました。

これって体操教室に入って、先生から毎週褒め言葉をもらい自信がついたからだと思います。

私も嬉しくて感動して一緒に喜びました。

出来る事を当たり前と思うのは大人になってからで、子供にとっては違うんですね。

頑張った → 出来た → 褒めてもらった → もっと褒められたいからさらに頑張る。ですね。

でも褒めてばかりで天狗にならないか?と思う時もあり、育児って本当に難しいなぁと思います。

なんかダラダラ長くなってしまいましたね。ごめんなさい。

パピーさんと出会えていろんなことを気づかされる育児ですが、これからも沢山のことを学びたいと思ってます。

よろしくお願いします。

ココまで・・・

そして私は、このようにお返事しました。

ココから・・・

こんにちは。パピーいしがみです。

感想メールありがとうございます。内容も拝見しました。

「頑張っても比べられる」「褒めてもらえない」「当たり前」「ふつう」という目で見られる。

そして、賞状を全て丸めて、習い事もやめてしまった。

その気持ち、とっても良く分かります。

精一杯の反抗だったのですね。「もっと私を認めてよ、お母さん!私だって頑張っているのに、一言、がんばったね!って言って欲しいんだよ!」って。

でも、お母さんには届かなかった・・・と思われたのだと感じます。

でもね、届かなかったのではなく、きっと、驚いてしまったのだと思いますよ。

今まで素直に頑張っていた娘が突然、賞状を丸めて捨て、全ての習い事をやめてしまった。

お母さんとしては「大変な反抗」だと思われたのではないでしょうか?

又、「この子はぐれるかもしれない」「ぐれたらどうしよう?」毎日、毎日悩み、眠れなかったかもしれません。

「私の育て方が悪かったのだ」とご自分を責めたりして、きっと苦しい日々を過ごしたのだと思います。

トトロママさんも辛い日々でしたね。

自分の気持ちが伝わらない。周りは、よそよそしく、腫れ物をさわるよう。自分の居場所がなかったとお感じになった事でしょう。

でも・・・、でもね。

トトロママさんは、その気持ちを経験している。それって、とっても重要で、是非、「同じ轍を踏まないぞ!」と思って欲しいのです。

子供さんの縄跳び。すばらしいじゃないですか?!

確かに『体操教室に行っているから』かもしれませんが、そこまでなるには、かなりの練習量、かなりの努力、諦めない気持ち、がんばった実績があったはずです。本当にすごいことですよ。

もうひとつ、ご心配がありましたね。「褒めすぎて天狗になる???」天狗になる子は、周りが認めてくれないから「自分で口にする」んです。

「俺はこんなにすごい、こんなにできる」「それに比べてお前は何だ!」なんて言葉は『自信が無い』からなのです。

きちんと認め、きちんと褒めて、お母さんが喜んで上げることで子供さんは満足と安心感と「もっと褒めて欲しいから頑張ろう」と言う気持ちと、たくさんの喜びを持って成長しますよ。

そして、

「あなたはこんなにすごいのに、それを自慢したりしないところが立派だね。そういう所がお母さん大好きよ」と「能ある鷹は爪を隠す」事も一緒に教えてあげる事で天狗になることはないと思います。

最後に“「育児って本当に難しいなぁ」と思います”とありましたが、そうですか?

確かに難しいかもしれません。でも、難しいからこそ、面白いんです。そして、上手くいくとめちゃめちゃ楽しいんです。

是非、その面白さ、楽しさを味わってくださいね。あせることはありません。

一歩一歩、ゆっくり歩いていきましょう。

ココまで・・・

すると、すぐにお返事頂きました。

ココから・・・

メールありがとうございます。トトロママです。

いきなりですが、

“「この子はぐれるかもしれない」「ぐれたらどうしよう?」毎日、毎日悩み、眠れなかったかもしれません。

「私の育て方が悪かったのだ」とご自分を責めたりしてきっと苦しい日々を過ごしたのだと思います。”

私の母の気持ちを気付かせていただきました。ありがとうございますm(_ _)m

今まで考えた事がなかった母の気持ち。

自分が母親になってみても、過去の母の気持ちは考えませんでした。

というより、私の過去にした事を振り返ったのも、この講座をうけてからで、忘れたかった事だったかも…。

私だけじゃなく母も辛かったんですよね。

“「同じ轍を踏まないぞ!」と思って欲しいのです。”というお言葉。そうですね。そう思っていきます(^ ^)

また私の不安にしても、

“天狗になる子は、周りが認めてくれないから「自分で口にする」んです。

「俺はこんなにすごい、こんなにできる」「それに比べてお前は何だ!」なんて言葉は『自信が無い』からなのです。

きちんと認め、きちんと褒めて、お母さんが喜んで上げることで、子供さんは満足と安心感と「もっと褒めて欲しいから頑張ろう」と言う気持ちと、たくさんの喜びを持って成長しますよ。

そして、「あなたはこんなにすごいのに、それを自慢したりしないところが立派だね。そういう所がお母さん大好きよ」

と「能ある鷹は爪を隠す」事も一緒に教えてあげる事で天狗になることはないと思います。”

との事で、迷っていたものが消えすっきりとしました。

主人にも話して、一緒にきちんと褒め、認め、喜び、子供達に自信をつけてあげたいです。

ココまで・・・

トトロママさん、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございます。実際に体験された方の言葉ってとっても価値があります。

きっと多く方が共感され、心に響いたと思います。

私達は、悪気もなく「もうちょっと頑張って」という気持ちや「せめてこのくらいは・・・」という気持ちから、案外、簡単に、無意識のうちに、比較の言葉を吐いてしまうのですね。

無意識で発する言葉だと、どれだけ子供にその言葉が影響しているのか解らなかったりします。

そして、だんだんにやる気のうせていく子供。ところが親は、その原因がわからないのですね。

でも、これって幼少期だけではないのです。もちろん、子供だけではありません。

小学生も、中学生も、高校生も、社会人だって、みんなみんな、そうなんです。私だって比較されるとやる気なくなります。

「認める」「褒める」が全ての人に好影響を与えるのと同じように、「比較」は全てのの人に悪影響を与えます。

でも、特に親の言葉の影響が大きい10歳位までは、意識的に、「比較」の言葉を使わずに「認め」「褒める」言葉、そして「私達、親が喜ぶ姿」を見せてあげて欲しいのですね。

※ご興味がありましたら、ご覧ください。

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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