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第190号 厳か(おごそか)なできごと

パピーいしがみです。

今日のタイトルは「厳か(おごそか)な出来事」です。

あなたは、「死」について子供さんに聞かれたら、どのような説明をしますか?

「突然聞かれたら答えられない!」って思いますよね。

今日は、実際にそんな体験をされた会員さんからのメールです。

子供さんから突然、「お母さんも死ぬの?」と泣きそうな顔で聞かれたコッコさん。

どんな風に答えたのでしょうか?それでは、始めましょう。

ココから・・・

パピーさん、こんばんは。コッコです。

子供と主人が寝た後にメールしています。

11月の初旬に転勤(シンガポールへ)が決まり、なにかと慌ただしい 日々を過ごしております。

パピーさんからのフォローメールやメルマガは欠かさず読ませてもらっていますが、読みっ放してばかりで消化不良の日々です(汗)。

ところが、つい先日、とある出来事がもとで、テキストの目次と、その出来事に関係すると思われる章を読み直し(読み漁り?)させて頂き、まだ迷いが晴れないのでメールをさせていただく事にしました。

その出来事とは「死」についてです。

もうすぐ4歳になる娘が真剣に聞いてきた事なのです。

パピーさんの講座を『マニュアル』として読むのは意に反する事でしたが、突然のその出来事に私が返した答えが良かったのか悪かったのか、

日が経つにつれ迷い始めたので、テキストの7章の「生があれば必ず死がある」や、35章の「性について考える」を、繰り返し読みました。

娘がなぜ「死」について考える事になったのかといいますと、もうすぐやってくる娘の誕生日プレゼントに、と義母が絵本を数冊送ってくれたことからでした。

その絵本の中に(赤いくつ)がありました。

さっそく、その夜、寝る前の絵本にと選んで娘に読んで聞かせました。

私が中身を知っていればその本を選ぶ事もなかったのでしょうけど、私は子供の頃、読んだ記憶は薄くて「こんなお話だったの(驚)?」 という感じでした。

お話のあらすじはこんな感じです。

1.靴を持たない貧しい女の子に靴屋のおばさんが赤い靴を縫ってプレゼントする。

2.喜んだ娘は病床の母親に靴を見せるも母は喜びの言葉を残して死んでしまう。

3.母親のお葬式。いけない事と知りつつも唯一持っている赤い靴で参列。

4.不思議に思った裕福なおばさんが訳を聞き、養女に迎え入れる。

5.女の子は美しい娘に成長し、虚栄心から教会にも赤い靴を履いて行くようになる。

6.周りの批判にも耳を貸さない娘に怒り、ある兵隊が「赤い靴」に呪文をかける。

7.養母も病に伏せ、娘は看病に明け暮れ退屈な日々。

8.突然娘に舞い込むお城でのダンスパーティー。

9.養母を見放し、お気に入りの赤い靴を履いてパーティーに出席。

10.王子様と踊るも、赤い靴が勝手に動き娘はそのままお城を飛び出す。

11.泣きながら踊り歩き続けているうちに養母が埋葬される場面に遭遇。

12.娘はこれまでを深く反省し、自分の両足を切断する。

13.教会で孤児の世話をしながら懺悔の日々。

14.許しを請う娘のもとへ天使が迎えに来て、娘を天国に連れて行く。

読み終わってもお話を理解している風ではないので(当たり前ですよね)、かいつまんで簡単に説明したんです。

そうしたら、こういう問答が始まりました。

娘「お母さんも死ぬの?(泣きそうな顔)」

私「えっ?うーん(沈黙)いつかは死ぬんだよぉ。でも、まだまだずーっと元気だよ」

娘「お母さんが死んだらどうしよう?私、黒い靴持ってない(泣)」

↑お葬式には黒い服や靴を履くものだと教えたので、、

私「黒い靴はまだいらないよ。だって誰も死なないでしょ」

「そうだ、入園式にも黒い靴を履いたよねぇ。○○式とかって時には、黒い靴を履くものなんだよ。入園式の時の靴はちっちゃくなっちゃったから、いつかまた黒い靴を買いに行こうね~」

↑なんか無理矢理、話を別な方向に向けたくて、、

娘「・・・、私も死ぬの?」

私「うっ(沈黙)うーん、そうだねぇ。」

ここまで来て、私の頭の中はぐるぐる回り、テキストの「性について考える」のあたりを思い出し、不安に思いながらも娘の質問に逃げずに答えようと決心しました。

私「夏休みに毎日水やりをしたひまわりは、もう枯れちゃったよね」

「お父さんと育てたミニトマトも枯れちゃった。あんなにいたセミももう鳴かないねぇ」

「生きている物は、ぜんぶいつかは死んじゃうんだよ。だからあなたもお母さんも死ぬんだよ」

「でもまだこれから先、ずーっとずーっと元気で生きて、いっぱい、いっぱい色んな事を経験して、おばあちゃんになって、それからちょっとずつ元気が減ってきて死ぬんだよ」

娘「死んだらどこに行くの?」

私「天国って遠い遠い世界」

娘「戻ってくるんでしょ?」

私「天国は戻ってこれない場所だよ」

娘は大泣きしましたが、天国では先に死んでしまった人たちが待っている事。

お母さんが先に死んでも、いつか天国であなたにまた会える事。ご先祖様がいつも天国から見守ってくれている事。などなど話してようやく娘は寝ました(かなり眠かったのと、泣き疲れたらしく)。

これで良かったのか?

日に日に想像力が膨らんできている娘に、こういう話をするのはまだまだ早かったんじゃないかなぁ?と考えてその夜はなかなか眠れませんでした。

そして翌日、またふとした時に「お母さんはしむの(死ぬの)?」と聞くんです。

やっぱり私は「死ぬんだよ」と答えた後に、でもまだまだずーっとずーっと元気でいる事。毎日良く寝て、食べて、笑っていれば元気はなくならない事。などを話しました。

ついでに、病死や事故死などもある事も教えました。

そうならないように、元気でいる事、子供が危ない事をした時に大人が本気で怒る事、などを教えました。

死ぬ事を考えて、あなたがそんなに悲しくて泣いてしまうのは、大事な事だよ、と伝えました。

大事な人が死ぬと悲しいから、泣くんだよね。だから大事に大事にしなくちゃいけないね。

お父さんもお母さんも、あなた達より大事な物なんて無いからあなた達を失いたくないんだよ。

そして今日は「死」について何も聞きませんでした。

幼稚園での出来事や、妹と遊ぶのに夢中で「死」の事を思い出すきっかけがなかっただけ?かもしれませんが。

でも、これから先、時々聞いてくるだろうと思っています。

まさかの出来事でしたが「すべての事象は必要にして善である」と捉えて、来るべくして来たチャンスなのかもしれないと今は思っています。

せっかくのチャンスなら、私もパピーさんのテキストを熟読して色んな事を考えてみたいのですが、引っ越し前でなにかと雑用に追われてしまって。

「よりによってなんで、誕生日プレゼントにこんな本を・・・」と、義母に対して恨み言を心の中で言ってしまいましたが(適当に選んでくれたみたいなので)

「自分と娘と一緒に生きる事、死ぬ事を考えるいいチャンスかもしれない」と思い改めようという気持ちになってきました。

ただ、これで良かったのか。正直、迷いはあります。

迷いながら、考えながら、答える姿を見せてもいいんですよね!?

パピーさんにちょっと背中を押してもらいたくて、メールをしたくなったのですが、メールを打つうちに、少し自分の気持ちも整理がついた気がします。

長々と、要点のぼやけたメールになってしまって本当にすみません。。

かれこれ4時間、椅子に座って打ち続けてしまいました。

日々、パピーさんのもとには、沢山のメールが届く事は十分承知の上でのメールです。

どうぞお返事は気になさらないでくださいね。

読んで頂いて、自分が一生懸命取り組んだ事を分かってもらいたい、とそんな気持ちになったので。。

なんとか短くまとめられないか読み返してみますが、まだまだダメですねぇ~。くどくど書いているかもしれませんが、どうかご容赦下さい!

読んでいただいて、本当に有難うございます。

では、引っ越し前後は講座をお休みする事になると思いますが、パピーさんへの宿題で立てた誓いは守る努力をします!

ますます、お忙しくなられる事と思いますが、どうかお体を大事になさって下さいね。

ココまで・・・

いかがですか?素晴らしいじゃないですか!?
 
私はこのようにお返事しました。

ココから・・・

コッコさん、こんにちは。パピーいしがみです。

メール拝見しました。素晴らしいですよ。きちんと説明されて本当に素晴らしいと感じます。

死は必ず訪れます。それは紛れも無い事実です。

でも、だからこそ、生きている今を「ありがとう」と思って、その為に生きている時には精一杯、楽しく、そして明るく、元気に・・・。そういうことを教えてあげるチャンスなんですね。

メールを拝見してとってもうれしくなりました。そして、あ~。コッコさんの子供は幸せだな。とも思いました。

本当に上手に説明されましたね。よくがんばりました。花丸を差し上げますよ(笑)

もしよろしければ、メルマガでもご紹介したいと思いますが、よろしければおへんじくださいね♪

ココまで・・・

このようにご連絡すると、コッコさんはすぐにお返事を下さいました。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。こんなに早くにお返事を下さって、ありがとうございます!!

お返事は期待せずに待とう、と思いつつも毎朝メールの受信箱をのぞいてしまっていました(笑)。

あれから娘との間に「死ぬこと」について話は出ていないし、主人とも、祖父母と電話で話す時にも言わないので、

とりあえずああいう対応で良かったのかな、って思ってはいたのですが、、。

まさか花丸をもらえるなんて。

ちょうど、今日は娘の4歳の誕生日なのです。昨日メールを頂いていたのを、今朝読みました。

やっぱり「全ての事象は必要にして善である」なんだなぁ~。

死ぬ事を真剣に考えたからこそ、娘の誕生日に娘が生まれてくれた事を厳かな(大袈裟ですが)気持ちで喜ぶことが出来るのかなぁ、なんて思うのです。

改めて、娘が生まれた日のこと、産まれた時の様子、周りの人たちの様子、色んな事を考えました。

あれから4年、一生懸命頑張ってきたなぁ~、いっぱい怒ったし、いっぱい笑ったなぁ~、なんて思い出していたところでした。

そんな時のパピーさんからのメールは、私にとって何よりのご褒美でした。

メルマガへの掲載ですが「死」について色んなお考えの方がいらっしゃるでしょうから「あんなのでいいのかな?」という気持ちは正直あります。

でも、参考になる部分があればそこを使っていただくのは、全然構いません。

というか、こうして自分の考えを広く発信した事は今まで無かったので、自信が無いからドキドキするのと、どんな方が読んでくれるんだろうとワクワクする気持ちでとても複雑です。

これもいい経験だと思っています。どうぞよろしくお願いします。

ココまで・・・

コッコさん、メルマガ紹介へのご許可、ありがとうございます。

こんなくだりがありましたね。

“パピーさんの講座をマニュアルとして読むのは意に反する事でしたが、突然のその出来事に私が返した答えが良かったのか悪かったのか、

日が経つにつれ迷い始めたので、テキストの7章の「生があれば必ず死がある」や35章の「性について考える」を、繰り返し読みました”

いいえ。とんでもない。

参考としてお使いいただければ、どんな使い方をされても結構ですよ。かえって嬉しく思います。

さて、コッコさんのメールにもありましたが、私のテキストは、全てが実体験です。

そして、子供にこんな事を聞かれたらどうしよう?と考え、「その時は、こんな風に答えよう」と、あらかじめ考えていた事も記載しました。

それが、「性について考える」だったのです。

「性」って子供達は必ず興味を持ちます。その時に『曲がった伝え方はしたくない!』と思っていたのですね。

ですから、子供に分かるように、そして「性」ってとっても神聖なものなんだ、という事をキチンと伝えたかったのです。

もちろん「そんな事はまだ知らなくていいの!」なんて絶対に言ってはいけない!

子供の真剣な疑問に絶対に親が逃げる事があってはならない!と強く思ってもいました。

今回の「死」についてもそうですね。

コッコさんは、私の「性について考える」や「生があれば必ず死がある」を何度もお読みくださったようですが、

お話された内容は、すでにご自分の考えとして消化されて、とても真剣に、丁寧に、噛み砕いてお話をされています。

そのように、子供さんの質問に逃げることなく、キチンとまっすぐに説明された姿勢。

その姿勢が私はとても・とても、嬉しく思ったのです。

4歳になる子どもに「死」の事を説明すれば、それは怖がるでしょう。大泣きするでしょう。ショックを与えるでしょう。

説明するお母さん自身も、いたたまれなくなるでしょう。キチンとお話しすることはかなりの勇気が必要だったと思います。

でも、その勇気を振り絞り、いたたまれなくなる怖さに逃げることなく、正面から臨まれた。

私がコッコさんの子供だったら、すっごい嬉しいですね。

それからこんな文面もありましたね。

“やっぱり「全ての事象は必要にして善である」なんだなぁ~。死ぬ事を真剣に考えたからこそ、娘の誕生日に娘が生まれてくれた事を厳かな(大袈裟ですが)気持ちで喜ぶことが出来るのかなぁ、なんて思うのです。

改めて、娘が生まれた日のこと、産まれた時の様子、周りの人たちの様子、色んな事を考えました。

あれから4年、一生懸命頑張ってきたなぁ~、いっぱい怒ったし、いっぱい笑ったなぁ~、なんて思い出していたところでした”

ココに(大袈裟ですが)とありますが、私はそうは思いません。子供さんが生まれてきたことは、本当に厳か(おごそか)な事です。

命の誕生。その命は、コッコさんの元に届けられたのです。

そう。このメルマガをお読みのあなた。あなたの元にも、『大切な命』が届けられていますよね。

それは、偶然や当然ではなく、ほんとうに厳か(おごそか)な出来事なんですね。

※ご興味がありましたら、ご覧ください。

★★★ 通信講座「幸せなお母さんになる為の子育て」★★★

パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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