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第227号 高いつり橋の上での『一歩』

こんばんは。パピーいしがみです。

小さい頃から引っ込み思案、恥ずかしがり屋さん、という子、いますよね。私達は何とかしようとして、お話(説得)したり、アドバイスをしたりしますよね。

え、イライラしちゃって怒っちゃいます?(笑)私は引っ込み思案ではなかったのですが、子供の頃、これで辛い思いをして、未だに引きずっているんです。(もうあれから40年も経つというのに・・・)

親はそれほど分からないのですが、子供はけっこう傷ついたりしている場合があるんですね。きっと、思い当たる方も多いと思うし、もしそうだとしたら、直ぐにでも考え方を変えて欲しいと思って、今日は、是非にとご紹介させて頂きました。

ココから・・・

パピーさんこんにちは、anyoです。勉強は相変わらず遅れているのですが、今回のメルマガ(222号)を読んで、「相談してみよう」と思ったのでメールしています。

うちの娘は内弁慶で極端な恥ずかしがり屋なのです。発表会の練習も運動会の練習も参観日の歌の練習も家では毎日活き活きとやって見せてくれるのに、本番になると全くそれが発揮されないのです。

固まって動けなくなったり、声が出なくなったり、見ていてかわいそうになります。運動会ではいつも広い運動場が舞台なので、人の目があまり気にならないのか、わりとのびのびと演技が出来ていました。

参観日や発表会での歌のときは一応口は動いているようだけど歌が大好きな娘なのにぜんぜん楽しそうじゃないんです。

2歳のとき育児サークルのイベントで初めて舞台に立ったときには、最後まで微動だにできず、3歳の幼稚園での発表会では緊張で硬い動きながらも、かわいらしく踊っていた娘に感動して涙を流しました。

短いせりふもお友達と一緒にですがうまく言えていました。4歳、昨日あった発表会では、緊張できょろきょろしながらもなんとか踊り終え、今回は1人でせりふを言うことになっていたのですが、

緊張で声が出なくなっていて、担任の先生が傍に来てくれて、どうにか泣きそうな頼りない声がやっとで出てきたのです。

終わってから「かわいかったよ~、頑張って言えたね~」と褒めたのですが、娘は「でも止まってたよ」としょんぼり。

「止まっている間も言おうとして口が開いていたのをお母さんちゃんと見ていたよ、頑張って言おうとしたけど、なかなか声が出てきてくれなかったんだよね」というと照れくさそうに笑っていました。

先生たちにも「頑張ったね~」とたくさん褒めてもらったのですが素直に喜んでいない様子でした。

2歳では微動だにできなかったのが、3歳では人前で踊れるようになり、友達の協力でせりふまでいえるようになり、4歳では1人でせりふを言えるようになったと思うとこの子にとってはすごい成長だ!!と、うれしく思う反面、

もっと自信をつけることが出来れば、舞台の上でも楽しめるのに・・・と悔いる気持ちも残ります。こういう場合は場を踏まないと自信に繋がらないのでしょうか?長い目で見守るしかないのでしょうか?

また、この恥ずかしがり屋の性格は普段の生活でも出来ないことが多くて困ってます。

近所の人から「○○ちゃんこんにちは」とか「いってらっしゃい」とか直接声をかけられても固まってしまいます。

親戚のおばちゃんからお菓子やおもちゃ、お小遣いなどをいただいたときも同様に固まってしまって声が出てこないんです。

これは、「恥ずかしがりやだからと許していい問題ではない!」そう思い、その度に話してきたのですが一向によくなりません。

家族やなれた人との間では挨拶も出来ていると思うのですが、なれない人が相手だとだめなんです。言わなきゃという気持ちはあるようなのですが声が出てこないんです。

挨拶が出来たときには褒めて、挨拶を返すことが出来なかったときには「相手の人がさびしいよね」と話し合ったり、頑張っているつもりなのですがこのままでいいのか分からなくなってきました。

お忙しいとは分かっていながら、今回のメルマガがきっかけを作ってくれたような気がしてメールをせずにはいられませんでした。

落ちこぼれ母ですが頑張りますので、パピーさんのご意見をお聞かせいただければ幸いです。急ぎませんのでよろしくお願いします!

ココまで・・・

そして、私はこのようにお返事しました。

ココから・・・

anyoさん、こんにちは。パピーいしがみです。家庭内の挨拶について、徹底・・・、とあったので、ちょっと待って・・・、と今日はお返事させて頂きます。

先ず、恥ずかしがりや、挨拶が出来ない。というのは、今の段階では「いけない」事ではない、と私は思います。

もちろん出来ないよりはできる方がいいのですが、挨拶をさせるが為に、言葉が出なくなっては本末転倒だからです。

「挨拶しなさい」と強制させる事は、余計に口が重くなってしまう原因になります。今は、なんでもしゃべれるようになってもらうのが一番重要なんだと思います。

もし、ご自宅でちゃんとしゃべる事ができるのなら、先ずは、それで結構だと思うのです。

こんな文面がありましたね。

“また、この恥ずかしがり屋の性格は普段の生活でも出来ないことが多くて困ってます。近所の人から「○○ちゃんこんにちは」とか「いってらっしゃい」とか直接声をかけられても固まってしまいます。

親戚のおばちゃんからお菓子やおもちゃ、お小遣いなどをいただいたときも同様に固まってしまって声が出てこないんです。

これは、恥ずかしがりやだからと許していい問題ではない!そう思い、その度に話してきたのですが一向によくなりません。家族やなれた人との間では挨拶も出来ていると思うのですが、なれない人が相手だとだめなんです。

言わなきゃという気持ちはあるようなのですが声が出てこないんです。挨拶が出来たときには褒めて、挨拶を返すことが出来なかったときには相手の人がさびしいよねと話し合ったり、頑張っているつもりなのですがこのままでいいのか分からなくなってきました。”って。

挨拶が出来ないので、お母さんとしては、何とかしたいと頑張っておられるのですね。よく分かります。

でも、そのお気持ち、あせり、不安が子供さんに伝わっているかもしれませんよ。

「こう言われたら、なんていうんだっけ?」「ええと、ええと・・・」「あ、又、いえないかもしれない」「こまった、どうしよう・・」「やっぱり、いえない・・・、言葉がでない・・・」となっているような気がするのですね。

すごくプレッシャーを感じて、不安がっているような気がするのです。それなら、私達がそんな時、親に何と言ってもらえたら嬉しいでしょうか?

わたしならこうですね。「大丈夫、今は、言えなくても、そのうち、きっと言えるようになるから」私だったら、そう言ってもらうと、とっても安心します。

ちょっと関係ないようですが、私にあった昔の話を聞いてください。私と父の関係はご存知ですよね。

私の父は、食事を残す事を極端に嫌う人でした。一緒に食事をしていて、ご飯茶碗に少量でも残っていようものなら、「ちゃんと食べろ!」鬼のような目で睨みつけて、命令をしたのです。

私は、食事の時間が恐ろしかったです。又、食べれないんじゃないか?又、睨みつけられるんじゃないか?そして起きたのが、拒食症でした。

(今でも、人と食事をする時に、残すと失礼かな?と思う時があり、そう思った瞬間、急に食欲をなくし、必ず残してしまうのです)

私は、全て同じだと思うのです。完食を強制すれば、食事自体ができなくなる。挨拶を強制すれば、しゃべる事自体ができなくなる、そんな気がするのです。

もちろん、anyoさんが挨拶を強制することはないでしょうが、あまり徹底するのはどうかな?と思うのです。

先ほどの食事についてですが、私も子供達に、自分のよそったご飯については残して欲しくない、出された物はキチンと食べて欲しい、と思います。(作ってくれた人の気持ちもありますしね)

ですが、それを言葉で言う事は絶対にしませんでした。説明もしませんでした。「食べたくなくなったら残しなさい」「ムリして食べる必要は無いからね」私がその時、親に言って欲しかった言葉を言いました。

でも、子供が残したご飯は、私がムリして食べました。「捨てるともったいないからね・・・」「作ってくれた人に申し訳ないからね」と言って。

おかげさまで、私の子供達は、お米、一粒も残さず食べてくれます。お姉ちゃんは、「もったいない」とあまり物まで処理してくれます(笑)。

「行ってきます」が言えないのならば、お母さんが送り出す時だけでなく、家族で外出する時も、誰もいない家に向かって「行ってきます」と言ったり、「ただいま」が言えないのであれば、誰も家にいないのに、「ただいま」と言う。それを子どもさんに見せてみたらどうだろう?と思います。(ウチは今でもそうですよ(笑))

一見おかしな風に見えますが、それを身近な私達が徹底する事で、子供は真似るようになると思うのです。

すると、もしかしたら、「あ、こうやって見せる事もできるな」「こういうやり方もあるな」
と気がつくかもしれません。ちょっとお考えになってみてくださいね。

ココまで・・・

そしたら、anyoさんは、とっても前向きな方で、すぐにお気づきになってお返事を下さいました。思い当たる部分もあったようです。

ちょっと長くなりそうなので、続きは次回にしますね。anyoさんは、沢山の発見をし、すぐに実行に移しているようです。立派です。今日、あなたにお伝えしたいところを、もう一度書きますね。

私達が子供達に「必要だ」と思っていること。「こうして欲しい」と思っていること。人前での挨拶や、食事のマナー、積極性、もしくは、学校に行けなくなっちゃった、など・・・

これらは、本人達も、「なんとかしなくちゃな?」って思っています。でも、なかなか思い通りにならない、もどかしい気もちも持っているんです。

私達でさえ、「なんとかしなくちゃ・・・、でも出来ないんだ・・・」そんな時がありますし、そんな時、とっても不安ですよね。そうなんですね。子供達もとっても不安なのです。

そんな不安の時に、「こうしようね」とか「もうちょっとがんばろうね」と言われると、もっともっと不安になっちゃうんです。(私達も、身に覚えがありますよね(笑))

それが強い強制の言葉ならなおさらですが、優しい言葉でもそう感じちゃうんですね。

「できるかな?」「また、できないかもしれない」「できないとお母さんが悲しそうな顔するし・・・」「なんとかしなくちゃ・・・」「でも、あ・あ・又・・・出来ないかも・・・」

いつもいつも不安で、本当は、普段歩いているような「低い階段」が「高い高いつり橋」の上にいるような感覚になっちゃうんですね。

足がすくんじゃって、その『一歩』が出ないんです。でも、その『一歩』が踏み出せると、「高い高いつり橋だ」と思っていたのが、「なーんだ、低い階段じゃん」って分かるんですね。

一歩が踏み出せると、すぐ次の足も踏み出せるのと同じように、次々と簡単にクリアーできるんです。

だから、私達の態度としては、「ぜーんぜん、問題ないよ」「すぐに出来るようになるからね」って、ドーンと構えて、不安な気持ちを笑い飛ばして欲しいのですね。

気もちが楽になった時、緊張から解き放たれた時、子供達は、ふと、言えるようになります。その時に、間髪要れず、大げさに褒めるんですね。

「すごーい、言えたね。ね~。お母さんの言ったとおりでしょ(笑顔)。あなたは、出来る子なんだよ。偉かったね。」って。

 
 
 

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228 ■ 高いつり橋の上での『一歩』2 ★★★★★
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309 ■ 自信をつけた後の変化 ★★★★★
832 ■ 段階的に自信をつける ★★★★★

 

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