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第207号  覚悟・姿勢は行動で伝える

こんばんは、パピーいしがみです。

あなたのお子さんは忘れ物をよくしますか?

叱る時に、「出来なかったら・・・」と罰を決めたりしますか?

今日は、とっても面白い報告を頂きましたので、

ご紹介させて頂きます。

ココから・・・・・・・・・・・・

パピーさん。おはようございます。たいようママです。

ここのところ、学校の行事や家族の看病などで忙しく、

なかなかメールを出す事ができずにいました。

ご無沙汰していてすみません。

毎回テキストを読むたびに、新しい発見があって、

本当にウキウキしながら読み進めています。

テキストを読み始めてから、

自分の中で、いろんな変化がありました。

まず、子供と真剣に向き合おうと意識するようになってきました。

それから、あまりガミガミ言わなくなりました。

だからなのか、最近、小1のお兄ちゃんがこんな事を言い出したのです。

それは親としての姿勢を振り返る、良い機会となりました。

そんな風に思えるようになったのも、パピーさんのお陰ですね。

有難うございます。感謝です。

そしてこんな機会を与えてくれた息子にも感謝しています。

つい先日のことなのですが、

いつものように、親子三人で夕食を食べていたときの事です。

私は、下の子(1歳10ヶ月)のとなりで、食事をしていたのですが、

スプーンやフォークをまだ上手に使えないので、

時々掬って口に運んであげていました。

それを向かいから見ていたお兄ちゃんが

「あまり手伝ったりしたら駄目だよ。自分でさせなきゃ。

僕みたいになっちゃうよ。」と突然ポツリと呟いたのです。

「僕みたいになるってどういう事?」と訊くと

「お母さんに手伝って貰わないと、

何にもできない子になっちゃうってことだよ」と言ったのです。

私は、今まで厳しく躾てきたつもりでしたので

(かなり口喧しく注意してきました)

そんな風に言われるとは思っていなかったのです。

「どうして。急にそんな風に思ったの?」と訊くと

「小学校になってから、そんな風に思うようになったんだ。

僕はいつもお母さんに頼ってばかりいて、

自分の身支度や学校の用意も一人じゃ出来ないから。

弟には僕みたいになって欲しくないんだ」と言ったのです。

そう言われて、今までの行動を思い返してみると、

あまり手を貸していないと思っていたのに、

実は代わりにやってあげていたり、口で説明しただけで、

やり方を実際に教えていなかったりしていることに気がつきました。

ふと、「子供がスポーツカーになる」と

メルマガで書かれてあったことが頭をよぎりました。

ひょっとして甘やかしてたのかも。

舗装しすぎて、彼の生きる力を奪っていたのかもしれない。

と思いました。

その事件があってから数日後、

小学校の担任と話す機会があり、学校での様子を知る事が出来ました。

登校してすぐに遊び始め、授業が始まる寸前まで、

ランドセルを机の上にままにしてあるのだそうです。

授業中も遊んでばかりで話を聞かずに遊んでいます。

先生や周りの友達が世話を焼いてくれたり、

注意してくれたり、されるのを待っているのではないか?

とのことでした。

思えば、幼稚園の頃より、

何をするのもマイペースで、甘えん坊で、のんびり屋の息子でした。

幼稚園では、みんなが片付けや帰りの支度をしていても、

知らん振りをして遊んで、あまり何もしないので、

周りのお友達や先生が、かわりに手伝ってくれていたようです。

幼稚園ではやってもらっていたことも、

学校では自分でしなければ前に進まないという事を、

やっと息子は自覚したようです。

だから、先日、食事のときにあんな事を言ったんだな。と思いました。

どうしたら、楽しみながら、自主的に、

生活習慣をさせる事が出来るのだろう?

いろいろ考え、家族で、生活はげみ表を作ることにしました。

早起きから始まり、朝の身支度、朝食を皆で食べる、

元気に学校へ行く、帰ってきて宿題、など

8項目をみんなで決めて、表を作り、

出来たら各項目にシールを貼っていきます。

一番に出来た人は赤いシール、二番目は青、三番目は黄色、

最後の人は白、出来なかった人は貼らない。とルールを決めました。

お父さんも参加して、賑やかに楽しくやっているのが良かったのか。

始めて一週間位ですが、いまのところ続いています。

それから、息子は忘れ物が多くて、

毎日のように何かを学校へ置いて帰ります。

宿題やプリントなど大切なものは取りに行っていたのですが、

必要だけれど緊急性のないものに関しては、

翌日に持って帰ってくるように注意していました。

ところが、ほっておくと、何日経っても持って帰ってこないのです。

傘や防寒用のコートなど、毎日は必要ではないけれど必要なもの。

そのためだけに買い足すことはしないので困っていたのです。

本人が困ったら持って帰ってくるだろう。

と暫く知らん振りをして様子をみることにしていたのですが、

雨が降っていれば、傘は持って帰ってくるのですが、

コートは持って帰ってこないのです。

とうとう風邪をひいて熱をだす始末です。

その後もそれは変わらずでいたので、

考えた結果、

「どんな物でも忘れ物をしたら、

その日に学校へ歩いて取りに行くことにしよう。

もちろんお母さんも一緒に歩くからね」

と息子とルールを決めて下の子を連れて、

歩いて片道20分くらいかかる道のりを歩く事にしたのです。

案の定、忘れ物をしてきたので、歩いて学校へ向かいます。

最初、息子は、自転車で行きたいとか、車のほうが早いよ。とか、

ブツブツ文句を言っていましたが、

相手にしなかったせいか、途中からは、

今日学校であった楽しい出来事とか、

好きな勉強の科目の事とか、

反対に嫌だった事とかを話しはじめました。

あとは、下校班の帰りに

秘密の寄り道の場所を教えてくれたりしました。

「そうなんだ。それで?」とあいづちを打ちながら、

息子をこんなゆったりとした時間を持ったのは久しぶりだなぁ。

と思いました。

「久しぶりにいろいろ話が出来て、

お母さん、とても楽しかったよ。たまにこういう風に、

忘れ物を取りにいくのもいいね。」と話をしました。

すると、息子も嬉しそうに

「僕も楽しかった。たまにはいいかもね。」と言って

照れたように笑ってくれました。

そんなやりとりをしながら、数日間、学校へ通いました。

すると不思議な事に、それ以降、忘れ物をしてこなくなったのです!

私には、いまだにはっきりとした理由がわからないのですけれど。

親が真剣に向き合うこと、一緒に頑張る事。

親としての覚悟というか、

姿勢というのが大切なんだと実感しています。

まだまだ勉強をし始めたばかりで、

わからないことだらけですが、頑張って一年後には、

素敵なお母さんに変身できたらいいなぁ と思っています。

なかなか時間がとれなくて、返事や感想のメールを送れずにおります。

遅くなっても、かならず、返事を出すつもりでおりますので、

気長におつきあいいただけると、とても有難いです。

お忙しいなか、読んでくださって有難うございました。

これからもよろしくお願いします。

それから、第5章の宿題ですが、

ゆっくり考えてから、返事を出したいと思います。すみません。

ココまで・・・・・・・・・・・・

そして、私はこのようにお返事したのです。

ココから・・・・・・・・・・・・

こんにちは。パピーいしがみです。

メール、ありがとうございます。

お返事が遅くなって申し訳ありません。

お便り、拝見しました。

すごーい!かなり感動しました!

お兄ちゃん、冷静に自分を見ていますね。

> 「僕みたいになるってどういう事?」と訊くと

> 「お母さんに手伝って貰わないと、

> 何にもできない子になっちゃうってことだよ」

> と言ったのです。

> 私は、今まで厳しく躾てきたつもりでしたので

> (かなり口喧しく注意してきました)

> そんな風に言われるとは思っていなかったのです。

> 「どうして。急にそんな風に思ったの?」と訊くと

> 「小学校になってから、そんな風に思うようになったんだ。

> 僕はいつもお母さんに頼ってばかりいて、

> 自分の身支度や学校の用意も一人じゃ出来ないから。

> 弟には僕みたいになって欲しくないんだ」と言われたのです。

おー!かっこいい~!

でも、本人がそう思っていても、

そのまま、放っておくわけには行きませんよね。

そして、たいようママさんがとった行動が素晴らしい!

特にココ!!

「どんな物でも忘れ物をしたら、

その日に学校へ歩いて取りに行くことにしよう。

もちろんお母さんも一緒に歩くからね」

と息子とルールを決めて下の子を連れて、

歩いて片道20分くらいかかる道のりを歩く事にしたのです。

> 案の定、忘れ物をしてきたので、歩いて学校へ向かいます。

> 最初、息子は、自転車で行きたいとか、車のほうが早いよ。とか、

> ブツブツ文句を言っていましたが、

> 相手にしなかったせいか、

> 途中からは、今日学校であった楽しい出来事とか、

> 好きな勉強の科目の事とか、

> 反対に嫌だった事とかを話しはじめました。

> あとは、下校班の帰りに

> 秘密の寄り道の場所を教えてくれたりしました。

> 「そうなんだ。それで?」とあいづちを打ちながら、

> 息子をこんなゆったりとした時間を持ったのは久しぶりだなぁ。

> と思いました。

> 「久しぶりにいろいろ話が出来て、お母さん、とても楽しかったよ。

> たまにこういう風に、忘れ物を取りにいくのもいいね。」

> と話をしました。

> すると、息子も嬉しそうに

> 「僕も楽しかった。たまにはいいかもね。」と言って

> 照れたように笑ってくれました。

> そんなやりとりをしながら、数日間、学校へ通いました。

すごいですね。

見事に「悪」と見えることを「善」に「チャンス」にしていますね。

これは、絶賛に値しますよ!

特に、「罰」として一人で行かせたのではなく、

「おかあさんも一緒に歩く」と言うところ、

ココは本当に素晴らしいです。

ココまで・・・・・・・・・・・・

たいようママさん、メール掲載のご許可、ありがとうございます。

さて、忘れ物をとりに一緒に学校に行く。

それについて、あなたはどう思われるでしょうか?

「そんなの甘いよ!」

「自分が悪いんだから自分で責任を取らせればいいんだよ」

そう思われる方もおいででしょう。

メールを下さった、たいようママさんも、

「もしかしたら、甘いのかも・・・」

とご不安だったようなのです。

でもね。

よくこのメルマガでも何度もお話していますが、

「やって見せ、言って聞かせてさせてみて、褒めてやねば・・・」

のように、教える人

(叱るのは『感情に任せて怒る』のではなく、『教える』のです)

は、どうやってやるのかを、見せなくちゃいけないんです。

205号のメルマガでは、謝り方を子供の前で見せて

「謝る事」を教える必要があるんです。というお話をしましたね。

同様に「忘れ物をしたら、取りに行く」

そう決めたのですから、実際にそれをやって見せて『教える』んです。

その『教える』内容は単に、「忘れものをしたらいけないよ」

ではなく、

「物を大切にする」「決めた事はやり遂げる」「言った事は守る」

という内容に昇華しているのですね。

「悪」と見えることを「善」に「チャンス」にしている、と

私が思ったのは、こういう事なんです。

怒って罰を与え、それだけの修正をしても

(怒って罰を与えても本当の修正にはならないのですが(笑))

そこには何のプラスアルファも無いのですね。

ところが、お母さんが一緒に大変な思い、辛い思いをする事で、

もっと重要な事を教える事ができるんですね。

この時の子供(叱られる側)の感情を考えてみましょう。

叱られる時、注意される時、罰を与えられる時って、誰でも

『喜んで受ける』っていう事は無いと思うのです。

叱られた時、注意される時、罰を与えられる時、

私だったら、どういう感情を持つか?というと、

「こんちくしょう」「おもしろくねー!」

「自分だったら歩いてとりに行く、なんてやりっこないくせに・・・」

と思うのです。

もちろん、自分が忘れ物をした。

自分が悪い。そんな事は百も承知です。

でも、自分の事は棚に上げて、恨みを持つんです。

「そこまでするか?」思うんですよ、逆恨みですよね(笑)。

ところが、「自分が悪い」のにも関わらず、

「あんた一人にはさせないよ」

って、一緒にその「罰」を受けてくれたら、

「え、俺の為に?悪いな」って思うんです。

素直になれるんですよ。

そこから、「お母さんの本気度」や「僕の為に・・・」

っていうのを感じるのですね。

そう、それって、「認める」なんです。

「叱る」「教える」から「認める」をしているんです。

どうですか?

逆恨みの状態で指摘を受けるのと、

素直な気持ちで自らを省みるのとでは・・・?

それは比較にならないのはお分かりですよね。

そこで私は・・・おお、こりゃすごい!と思ったんですね。

もちろん、たまたま?かもしれませんが、

> 親が真剣に向き合うこと、一緒に頑張る事。

> 親としての覚悟というか、

> 姿勢というのが大切なんだと実感しています。

と、たいようママさんが感じられたように、

『覚悟、姿勢』というのはものすごく重要で、

それを伝えるのは『言葉』では無く、『行動』なんですね。

ご興味のある方はこちらをお読みください。

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