第234号 笑顔が戻った!
こんばんは。パピーいしがみです。
前回のメルマガ、233号では、9歳の女の子がいるお母さんで、今からでも、遅くないかな?というご不安と、娘さんとお父さんの隔たりについてご心配されていたのでした。
そしてこの「認める」「褒める」「包む」を学び始めたお母さん。
ご主人にも勉強して欲しくて、フォローメールなどをメールで転送していたのだけど、あまり興味がないみたい・・・。という事だったのですね。
そして、それを聞いた私は、最初に情報を与える(直接的手を下す)よりも、「あれ?なんか面白そう?楽しそう?」って『自分からやりたくなるよう』に持っていくといいですよ。
というお話を“お腹の減った時の塩むすびの美味しさ”にたとえて、お話したのでした。
そして、今日は、『娘さんとお父さんの隔たりはどうなったのか?』についてお話するのですね。
楽しみにして下さっていた皆さん、ありがとうございます。それでは、ご紹介しますね。
ココから・・・
パピーさん、こんばんは。メールありがとうございました。
パピーさんのホームページを発見したのは、今から2週間ちょっと前でした。
ちょうど子育てで悩んでいたときで、藁をもすがる思いで、ホームページの内容やメルマガのバックナンバーなどを読み、講座を申し込んだのでした。
前回のメールでも悩みを書きましたが、この2週間で私の考え方をかなり改め、主人にも、私はこういう風に子供に接して行こうと思うから、パパもちょっと気をつけてみてね、という話をして、心がけました。
すると今、娘も穏やかになって、以前より家族が仲良くなった気がします。
実は前回のメールでは書かなかったのですが、主人と私がものすごく仲が良すぎて(のろけるつもりではないのですが)主人が家にいる時は、たいてい私にばかり話しかけて、
食事の時間も主人と私だけに会話がある、という変な時間になっていました。
娘が話に割って入ろうとすると、「人の話している途中に話しかけないで、さっさとご飯を食べなさい」って、主人が娘を叱っていたのです。
私もつい主人の方に気を使ってしまって、娘の話に耳を傾けなかったのがいけませんでした。
あるとき、娘から、「お母さんは私よりお父さんの方が好きなんでしょ」って言われて、ショックでした。
そして、最近は娘も主人を敬遠するようにもなっていたのです。
一人っ子で、他に遊ぶ兄弟もいないのに、両親からも疎外感を感じていた娘がかわいそうでした。私も気づいてあげるのが、遅かったのです。
主人と話をして、パピーさんの子育てのエッセンスを説明して、「私はこれから、こうやっていこうと思うし、ご飯の時も子供の話を聞くようにするから・・・」っていうことで決めました。
主人は、始めは私の言っていることも良くわからなかった?のかもしれませんが、私が変わることによって、主人も娘に対する態度が変わってきました。
もともと娘の世話も良くやってくれていたし、家事も良く手伝ってくれる主人なので、私の娘に接する態度が、まずいけなかったのかもしれません。
この2週間で、娘の良いところを見つけては褒めるように心がけました。
そして、主人が家に帰ってから一緒に夕食を3人でとる時に、主人に今日の娘のすごかったところ、良かったところを報告しながら、また二人で褒めるってことを繰り返すようにしました。
この思考パターンが私だけでなく、主人にも連鎖していったようです。主人も娘の話を良く聞いて、話しかけるように変わりました。
娘も最初は照れくさがっていましたが、嬉しいらしく、敬遠していた主人とも一緒にお風呂に入って、色々しゃべるようになったのです。
母親の影響って家庭では重大なんだと実感しました。
私が後ろ向きだと、子供も主人までもがギクシャクするんですね。
先週金曜日に、日本舞踊のコンクールに出場した娘は、始めてからまだ2年半なのに、厳粛な雰囲気にもめげずにがんばっていました。
惜しくも結果は残念でしたが、この数ヶ月ものすごく厳しい稽古にがんばっていました。
時には泣きながら「もうコンクールは出たくない」と言ったこともありました。
今回は先生から勧められて、挑んだコンクールだったので、途中で投げ出したくなったことが何度もありました。
しかし、今回のコンクール出場という経験は、本人をかなり奮い立たせたらしく、帰りの車の中では、本人が自分から先生に、「来年も出たいので、よろしくお願いします」と頼んでいたのには、びっくりしました。
この経験が本人に自信をつけさせ、次のチャレンジに向かわせたのだと思います。
親は日本舞踊について何の知識もないので、何も手伝えないのですが、心のサポートだけはしてやりたいと思います。
この一つの自信とこれからのチャレンジが、他のこれからの人生の一つ一つに繋がって行ってくれるのでは?と思います。
「認める」「褒める」「包む」って、ほんとに大事なことなんですね。
自分だって、周りの人から「認めて」「褒めて」「包ん」でもらってない、と感じつづけていたら、情緒不安定になるだろうと思います。
そのための家族なんだなって。
子供にだけでなく、主人にも、実家の両親にも、こういう気持ちで優しく接してみようと思います。
それをわかりやすい言葉で教えてくれた、パピーさんに感謝、感謝です。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
ゆかちん より
ココまで・・・
そして私はこのようにお返事しました。
ココから・・・
おはようございます。パピーいしがみです。
メール、ありがとうございます。すごく興味深いお返事だったので、又メールしちゃいました。
“主人と私がものすごく仲が良すぎて(のろけるつもりではないのですが)、主人が家にいる時は、たいてい私にばかり話しかけて、食事の時間も主人と私だけに会話があるという、変な時間になっていました。
娘が話に割って入ろうとすると、人の話している途中に話しかけないで、さっさとご飯を食べなさいって、主人が子供を叱っていたのです。
あるとき、娘から、「お母さんは私よりお父さんの方が好きなんでしょ」って言われて、ショックでした。そして、最近は娘も主人を敬遠するようにもなっていたのです”
うわーすごいすごい。本当にお父さんとおかあさんの仲がいいんですね。
「お父さんのお母さんのお話の中に入ってこないで」なんていう言葉がすごいですね(笑)。
確かに、行き過ぎだったかもしれませんが、決して「悪い」方の失敗ではないので、微笑ましく読ませて頂きました。
でも、それに気がついたゆかちんさん。娘さんの言葉に「ハッ」としたのが偉かったですね。
「あ、こりゃいけない」とすぐにご主人に相談して、ご主人もすぐに考え直してくださったんですね。
“この2週間で、娘の良いところを見つけては褒めるように心がけました。そして、主人が家に帰ってから一緒に夕食を3人でとる時に、
主人に今日の娘のすごかったところ、良かったところを報告しながら、また二人で褒めるってことを繰り返すようにしました。
この思考パターンが私だけでなく、主人にも連鎖していったようです。主人も娘の話を良く聞いて、話しかけるように変わりました。
娘も最初は照れくさがっていましたが、嬉しいらしく、敬遠していた主人とも一緒にお風呂に入って、色々しゃべるようになったのです。
母親の影響って家庭では重大なんだと実感しました。”
そうなんですね(^^)ご主人の変化、娘さんとの関係も良くなったみたいで嬉しいです♪
今回の一連のメール、メルマガで紹介したいのですが、如何でしょうか?
とっても微笑ましいので、きっといろんな人に「そうか~」って気づきをあげられると思います。
ココまで・・・
ゆかちんさん、メルマガへの紹介のご許可、ありがとうございます。
さて、ココからはこのメルマガをお読みのあなたに・・・。
「褒める」方法として、テキストでは、いくつか紹介しています。
直接褒める。人を介して褒める。手紙で褒める。などなど。それぞれ説明をさせて頂いていますが、今回の褒め方も、とってもいいです。
私達は『褒められる言葉』は何度も聞きたいんですね。
でも、自分から「もういちど褒めて!」とはなかなか言えません。
でも、おかあさんが、ご飯を食べながら、子供の前で、子供の素晴らしいところを、褒めながらご主人に報告する。
(もちろん子供にも、その言葉が耳に入る)
そうすれば、子供は何度も何度も“賞賛”を耳にする事ができますね。
ご主人はそれを聞いて、にっこりして「ほ~!そりゃすごいな!」と言う。
お母さんも、その感嘆の声を聞いて、「本当にそうね。頑張ったね」と言う。
さあ、子供は何度褒められたでしょうか?
2回? 3回?
一緒に数えてみましょうね。
1回目、お母さんが子供の前で褒めた。
2回目、お母さんが子供がいる前で、子供の素晴らしさをお父さんに報告した。(ココで子供が聞いているのがミソです!(笑))
3回目、お父さんが、それを聞いて、喜び、驚いた。
4回目、報告したお母さんも、お父さんの顔を見て、又、喜ぶ。
なんと全部で4回です!それも同じような褒め方ではなく、全部違うでしょ!
それが子供としては、毎回新しい感覚で聞く事が出来るわけです。
同じ題材で4回も褒められちゃうっていいじゃないですか!?(驚く・喜ぶ・なども、立派な「褒める」なんですよ!)
これをしてもらえば、子供さんにとって『疎外感』なんかは吹き飛んじゃうでしょうね(笑)。
そして、今では、お風呂も一緒に入っちゃうんですか?ちょっと前のお悩みはどこに行ったんでしょう?(笑)
ゆかちんさん、楽しいご報告、ありがとうございました。又、面白い事、楽しい事があったら教えてくださいね。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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