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第568号 どもり(吃音)の悩み

こんばんは。パピーいしがみです。毎日、暑いですね~♪体調管理、大丈夫ですか?え、私?私は“梅干し”と“水分補給”でバッチリです(^^)ご心配頂きました皆さん、ありがとうございました。

さて、今日は15日。夏休みも今日で終わり、と言われる方も多いかもしれません。帰省ラッシュもかなり厳しかったと聞いています。

又、お仕事に、ご家庭に、忙しい日常が始まりますね。どうぞお体をいたわりつつ、もう少しの残暑をお過ごし下さいね♪

今日のメルマガは、ずばり、「どもり(吃音)後記省略」についてです。「どもり」は2歳~4歳ぐらいにかけて、とても多くみられます。

ネットや本などで調べてみると“どもりの原因”は「親からのストレス!」「愛情不足!!」のように書かれている事が多かったりします。

でも、私は「そうかな?」って思っています。“それだけ”に限定してしまうのは危険なのでは?と思うのです。

もし原因がそうでないのに、結果として現れた「どもり」に、「それは私が原因なんだ!私が悪いんだ!」なんて、自分を責めたら、きっと他にも問題が表れてくるでしょう。

本当の原因は他にあるのに、勘違いからさまざまな問題が起きたとしたら、それって悲しいですもんね♪(^^)

今日は、そんな「どもり」について、お話しさせて頂こうと思います。まずは、頂いたメールからご紹介します。

メールを頂いたのは2人の女の子のお母さん、しみちゃんさんです。早速ご紹介しますね。

ココから・・・

(前略)先週から娘のことで悩みをひとつ抱えています。そのことで私自身が非常に困惑してどうしていいのかわからない状態になってしまい、今回思い切ってご相談させていただくことにしました。

悩みというのは2歳9ヶ月の娘に「どもり」がでてしまい、さらには言葉が出なくなってしまった。ということです。

私には娘が2人います。2歳9ヶ月の長女と8ヶ月の次女です。

この講座をはじめたきっかけは下の子が産まれて以来、めっきり育児がうまくいっておらずイライラして長女を大声で怒ったり、叩いたりすることが増えてしまいました。

そのなかで生協のカタログに載っていた、パピーさんの本に出会い、メルマガを読み始めました。

HPの方もむさぼるように読み漁り、参考にさせていただいていました。それでもやっぱりうまくいかずこの3ヶ月位は長女を疎ましいとさえ思うようになっていました。

ここからどうしても抜け出したい、わたしもメルマガにでてくるお母さんのように変わりたい、そんな思いで夫には内緒で講座をはじめました。

正直、今3章が終わったところなのですが実際にどうしていいか・・・というのはまだ見えてこず、ちょっとうずうずしているところでした。そんな矢先です。

娘が言葉に詰まり始め、うまく言葉が出ないことに癇癪を起こし、口数が減り「これ」「あれ」としか言わなくなっています。

おしゃべりが早く、一日中お話や歌で楽しかった日々が嘘のようです。この1週間、イヤイヤもひどくなり、おもらしも増えました。

吃音についてさまざまな文献やHPを読みましたがやっぱり原因は「愛情不足」のようです。

娘は小さいころから私のそばを離れることなく公園や支援センターのような場所でも「ママと一緒がいい」ばかりでした。

最近になってようやくなれたお友達や場所で少し離れて遊んでくれる姿をうれしく思っていました。

親から「経験も必要」と託児付の講座に参加したり、母子分離型の習いごとを始めたりしながら、ここ最近は自分の心のバランスを取ろうとしていました。

当然、離れるときは毎回泣きます。同じくらいの子は全く平気そうに分かれている姿を見て「なんでうちの子はあんな風にできないんだろう」と思っていました。

家の中にいても、家事をする間中ずーっとくっついて回る娘に「一人で遊んで」「いちいちついてこないで」そんな言葉をかけるようになっていました。

今回の娘のどもりはそんな私の行動がストレスとなって出たに違いない・・・と思っています。

この2ヶ月ほどは夫が忙しく、休日もなく、娘はただでさえ寂しい思いをしていたのにいまさらですが自分のしてきたことを悔やみます。

かといって言葉が出ない娘にいらいらしたり、癇癪やイヤイヤが多くなったことに落胆している自分がいて「この先いったいどうやっていけばいいのだろう?」と思ってメールさせていただきました。

いや、たぶんどのようにしたらいいかはきっとわかっています。先が見えなくて、自信がなくて素直にそれを実行できないだけなのかもしれません。

お忙しいパピーさんにこんなお願いをするのは図々しいかもしれませんが私に渇をいれていただきたいのです。

心やさしくて、お歌が大好きで、妹思いな優しい娘です。彼女に笑顔が戻るのにどうか力を貸してください。

ココまで・・・

という内容のご相談でした。しみちゃんさんは、やはり「どもり」=「愛情不足」と、お考えのようでした。なので、私はこのようにお返事したのです。

ココから・・・

しみちゃんさん、こんにちは。パピーいしがみです。メール、拝見しました。「どもり」の件でのご相談でしたね。

こんな風にありました。“吃音についてさまざまな文献やHPを読みましたがやっぱり原因は「愛情不足」のようです。

同じくらいの子は全く平気そうに分かれている姿を見て「なんでうちの子はあんなふうにできないんだろう」と思っていました。

家の中にいても、家事をする間中ずーっとくっついて回る娘に「一人で遊んで」「いちいちついてこないで」そんな言葉をかけるようになっていました。今回の娘のどもりはそんな私の行動がストレスとなって出たに違いない・・・”

まず、どれだけの専門書をおよみになったか分かりませんが、私の知るかぎりでは“どもりの原因は解明できていない”とされています。

2・3・4歳ぐらいの子に多いことから、「お母さんからの精神的なストレスでは?」と言う方もおられます。

又、脳が急激に発達する為、インプットは猛烈な勢いでされるが、しゃべる機関(舌やのどの動きなど)の成長が追いつかず、アウトプットしにくくなっている、と言われる方もおられます。

今回の件、私は、どちらかというと後者ではないかな?と思ってはいます。

というのは、もし前者であれば、チック症状も一緒に出るだろうと思われるからです。頂いたメールには、そのような表記はありませんでしたね。(お漏らしとチックとは違います)

もし、チックがないようなら、後者では?と思うのです。

ですがどもりは「焦らせる」という事が最も悪いらしく、焦れば焦るほど上手くしゃべれなくなって、それを“自分で意識してしまう”と、余計に「自分はおかしい」と思わせてしまう。

どもり自体は問題はないが、この“自分で過剰に意識する”事が大きくマイナスに働く場合が多いようです。

なので病院などに相談されると多くの方は、「あまり気にしないように。普段通りに過ごしてください。」と言われる場合が多いようです。

ただ・・・しみちゃんさんの場合、ちょっと過剰に離れる事を意識されていたように感じます。

もともと長女さんは、不安になりやすかったようですから、その辺りが余計に不安にさせてしまったかもしれない・・・とは感じました。(どもりの直接の原因ではなく・・・)

ですから、まずは、不安にさせない、そして焦らせない、安心できてゆっくりさせてあげる。それを心がけてほしいと思います。

それから・・・きっとしみちゃんさんも、娘さんが離れたがたない事に不安をお持ちだと思いますので、このお話をしますね。依存と自立のお話です。

子供達は乳幼児(1・2歳)から幼児(4・5・6歳)にかけて自立と依存を繰り返します。

依存というのは、赤ちゃんのように、何でもお母さんに頼る。お母さんにベッタリという状況ですね。自立というのは、自我が芽生えて何でも自分でやりたい、としだすことです。

赤ちゃんの頃、全くの依存状態だったのが、1~2歳になって、自我が目覚め、何でも自分でやりたがります。ところが、自分でやる事はうまく行きません。

癇癪を起こしたり、落胆したりします。そうなると、子供の感情は自立から依存傾向に戻ります。

一旦離れた気持ちがお母さんに戻り、甘えます。そうやって甘えていると、気持ちが落ち着き、又、本来の「自立傾向」に戻り、又自分でやりだす・・・。

自立・依存・自立・依存・・・それを繰り返していくことで、自分で出来る事が増え、又、レベルが上がり、次第に依存が減ってくるのです。

だから、きちんと甘えさせてもらえている子は、自分から自立をしていくんです。今、娘さんは、お母さんにくっついて十分な「依存」をして甘える時期だと思いますよ。

十分に甘えることができて、安心すると、お母さんから離れて、興味のある事をやりだします。これが自立の始まりです。

親が離そうとするのは、そこが出来てからでいいと思いますよ♪

ココまで・・・

このメールを送って、約1か月。しみちゃんさんから、こんなお返事が届きました。娘さんのどもりはかなり改善されたようですよ(^^)

ココから・・・

パピーさんこんばんは。しみちゃんと申します。先月「どもり」についての相談にご丁寧に返信していただきありがとうございました

パピーさんのメールに

“2・3・4歳ぐらいの子に多いことから、「お母さんからの精神的なストレスでは?」と言う方もおられます。又、脳が急激に発達する為、インプットは猛烈な勢いでされるが、しゃべる機関(舌やのどの動きなど)の成長が追いつかず、アウトプットしにくくなっている、と言われる方もおられます。今回の件、私は、どちらかというと後者ではないかな?と思ってはいます。”

とありました。この言葉にとても救われました。自分を責めていました。

そしてこのようにも書いてありました。“ただ・・・しみちゃんさんの場合、ちょっと過剰に離れる事を意識されていたように感じます。もともと長女さんは、不安になりやすかったようですから、その辺りが余計に不安にさせてしまったかもしれない・・・とは感じました。(どもりの直接の原因ではなく・・・)”

その後、娘の様子を観察したり、私なりに色々と考えてみました。結果的にどもりはかなり改善しました。

今は眠いときや疲れているとき、不安を感じたときに少し出てくる程度に治まりました。どもりの原因を追究しても始まらないかもしれませんが(原因を追究してしまうのが私の悪い癖です)

おそらくパピーさんのメールにある前者、後者両方の要因があったのではないかと思うのです。ここから先は私の勝手な考察ですが・・・

○前者の要因と考えた出来事

どもりはじめてから3週間が過ぎますが、途中、一度治まってきてまたかなりひどくなった時期が2度ありました。そのタイミングに起こったことは

・プールの体験教室に行った(親と離れる)・私の姉が姪っ子(1歳)を連れて泊まりにきたの2つです。特に1つ目は明らかでした。

2つ目に関しては話すと長くなるので省略しますが、原因として考えられることは“大好きな伯母を取られた”ということです。

パピーさんのメールにあった依存と自立のお話、非常に安心させられました。娘を離すことばかり考えていた私でしたが、

それは例えるならば“『自立』へのマラソンの途中の給水ポイントで水や声援を全く与えない”というようなことだったんだなぁと解釈しました。(合っていますかね??)

娘のどもりはそんなSOSのひとつ、だったのではないか?と思うのです。

今は心を入れ替えて(?)娘の満足するまで水も声援も与えてみよう、と思いながら日々接しています。

(ついつい「自分でやりなさい」と言ってしまうのですが・・・手が足りない2人育児、自分の仕事を増やしたくないというのが本音です・・・)

○後者の要因?と感じた出来事

どもりはじめてからの3週間、娘の言語能力に関する変化があったのです。(また同じような相談をしてくる方の参考になるかも・・・?)

・歌に音程がついてきた
・歌の歌詞がメロディーにしっかりついていくようになった・初めて聞く単語やフレーズをすらすら復唱できるようになった・話の内容が複雑になった

(例えば、以前なら単純に『○○したい』といっていたのを『この間パパが○○していたらうれしかったからまた○○したい』と言う等)

・絵本の暗唱量が増えた(どもっているあいだは特に『本読んで』のリクエストが多く正直うんざりするほど。。)、でも自分では決して音読しませんでした。
(でもここ1週間ほどは本を1冊すらすら読んでいます)

このような変化がみられました。そういった意味ではインプット>アウトプットの状態だったのかとも思います。子どもの発達って面白いですね。

余談ですが私は理学療法士としてリハビリの仕事に従事していました。

なのでどうしても身体的な発達に目がいくのですが、(まさに次女がはいはい→つかまり立ちの段階です)言語や情緒の発達は目に見えにくい分、子どもをよーく観察していないと見逃してしまいそうですね。でもその分とても面白いですね~。

ずいぶん話もそれてしまいましたが、今回の<どもり事件>。苦しい苦しい長い長い時間でしたが(まだ継続していますが)私にとっては立ち止まって娘と自分を見直すいいきっかけだったのではないかと思います。

まだまだ未熟者で、またパピーさんに泣きついて相談してしまうかもしれませんがあせらず、ゆっくり娘に接していきたいと思います。

長くてまとまりのないメールになってしまい申し訳ありませんでした。それでは毎日暑いのでパピーさんもご自愛ください。ありがとうございました
しみちゃん

ココまで・・・

しみちゃんさんは、さすが、理学療法士の資格を持ち、実際に医療現場で働いていた経験もおありなので、とてもしっかり分析されていましたね♪

今回のどもりの件も、“おそらくパピーさんのメールにある前者(精神的なストレス・不安)、後者(成長の段階での、インプットとアウトプットのバランス)両方の要因があったのではないかと思うのです。”

とあって、それぞれに、「確かにその通り!」と思えるような原因がありました。

特に、後者の理由にあったように・・・
“どもりはじめてからの3週間、娘の言語能力に関する変化があったのです。(また同じような相談をしてくる方の参考になるかも・・・?)

・歌に音程がついてきた・歌の歌詞がメロディーにしっかりついていくようになった・初めて聞く単語やフレーズをすらすら復唱できるようになった・話の内容が複雑になった・絵本の暗唱量が増えた”とあったように、

どもりも「急激な成長の為のステップ」と考えると、全然“見方”や“受け止め方”が違ってきますよね♪

それと、もう一つ。私は「これはすごく的を得た表現だな」と思ったことがありました。それは、ココです。

“パピーさんのメールにあった依存と自立のお話、非常に安心させられました。娘を離すことばかり考えていた私でしたが、それは例えるならば “『自立』へのマラソンの途中の給水ポイントで水や声援を全く与えない”というようなことだったんだなぁと解釈しました。”

はい、全くその通りなんですね。「依存」と「自立」については、このメルマガでも、時々お話しすることがありますが、「甘え」に応えてあげることは、

まさに“『自立』へのマラソンの途中の給水ポイント”で十分な水分補給をする事♪なんですね(^^)

どんなアスリートでも、しっかり「水」を補給します。同じように、どんな子供でも、やっぱり主要なポイントでは、「甘え」や「依存」を受け入れてあげること。

これって絶対に必要なんです♪

でもでも・・・娘さんの「どもり」。早めに対処できて、進行する前に食い止めることができたようで、良かったですね♪

又、急激な成長も感じられたようですし・・・(^^)これからがより一層、楽しみです。しみちゃんさん、貴重なご報告、ありがとうございます。メルマガへの掲載のご許可も、ありがとうございました。
 
 
 
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