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第613号 不安大敵♪

こんばんは。パピーいしがみです。

いよいよ7月ですね~♪毎日、暑いです(^^)

電力が不足している、という事で、

会社での節電が義務化されたり、家庭での節電も奨励されていますが、

我慢しすぎて体調を崩さないようにお気をつけくださいね♪

さて、今日のメルマガは「不安大敵♪」にしました。

政治がこんなで日本の先行きが不安・・・

のような大きな不安もありますが、

子育てをされている方は特に、今の子供さんの様子を見て、

「将来が不安、この先どうなってしまうんだろう?」

っていろいろ思い悩むこともあろうかと思います。

でもね(^^)実は親のそんな不安が、

子供たちをさらに不安に陥れている、というもあるんです。

親の不安って子供たちにダイレクトに伝わりますし、

親が不安になってしまうと、つい

「口出し」や「ダメだし」をしたくなってしまいます。

不安な状態の上に「口出し」や「ダメだし」の否定が重なれば、

子供たちはどんどん自尊心を低下させ、さらに新しい

さまざまな問題が起きてくるんですね。

特に第一子の場合は、親も子育てが初めてで、

手探り状態ですから、

「これでいいのだろうか?」「大丈夫だろうか?」

って不安になってしまいます。

今日、ご紹介するベリーさんもそんな不安をお持ちのお母さんでした。

きっと今、沢山の不安をもっているお母さんたちと、

同じ気持ちだったと思います。

では、紹介しますね。

まずは、今から、2年ほど前のメールです。

ベリーさんには、五歳(男の子)、三歳(女の子)、一歳(男の子)

と3人のお子さんがいらっしゃいました。

ココから・・・

パピーさん、こんばんはベリーです。

( 中 略 )

今悩んでいるのは一番上のお兄ちゃんのことです。

何をするにもゆっくりマイペースで、

ご飯を食べるのも着替えるのもいつも最後。

「早くしなさい!」と言いたいのをぐっとこらえ、見守っていたら、

何も言われないのをいいことにダラダラお喋りをずっとしています。

下の子がしっかりしてるので余計にお兄ちゃんの行動が目につきます。

周りの人からは「どっちが上か分からないね~ 」と言われたり。

「同じように育ててきたつもりなのに何故?」という気持ちです。

そして、一番気になるのは幼稚園で仲のいいお友達がいないことです。

というより、お友達と遊ぼうとしないのです。

もともと大勢で遊ぶタイプの子ではなかったのですが、

年少までは仲のいい友達がいました。

が、年中になった時、担任の先生に言われた言葉に

非常にショックを受けました。

「癇癪がひどく、聞き分けも悪い」「クラスで一番手がかかる」

と言われたのです。

そして「友達が声をかけても無視して一人で遊んでいる」と。

その頃から子育てに自信がなくなり、思い悩むようになりました。

「もっとしっかりした子に育てなくては」

「先生に注意されないようにしなくては」

と、思えば思うほど空回りでした。

その頃、一番下の子が産まれ、

心境の変化があったのかもしれないのですが、

年長になった今も、癇癪は落ち着いたものの

友達とはあまり遊んでいないようです。

大人に対してはすごく人懐っこく、

初対面の人でも平気で話しかけるので、

人見知りや人付き合いが苦手というわけではないと思うのですが。

同級生の子にはとても引っ込み思案で

「いれて」となかなか言えないようです。

やっと言えても断られるとグズグズが始まります。

家では妹と楽しそうに大騒ぎをして遊ぶのですが、

幼稚園では自分を出しきれてないようで、見ていて心配になります。

とても臆病なところがあり、いまだにブランコも一人でこげません。

そして、できないとグズグズが始まります。

「大丈夫、やってごらん」と声かけをするのですが、

どうせできないからとすぐ諦めてしまいます。

そのせいか、友達の方から声をかけてくれることもなく、

最近は意地悪をされることもあるようです。

このままではいじめに発展するのでは?と心配でなりません。

一度、発達相談所に相談してみようと思っています。

何度も悩みを聞いてもらってありがとうございます。

子供を思うあまりに空回りをしているのかもしれません。

覚悟しています。

厳しくても構わないのでアドバイスをいただけたら幸いです。

ココまで・・・

ベリーさんの大きな不安の一つに

幼稚園の先生からのこの言葉があったと思います。

「癇癪がひどく、聞き分けも悪い」「クラスで一番手がかかる」

本来、幼稚園としては、その時点での子供の評価など、

すべきでないと私は思うのですが、

その先生は、ベリーさんの不安をさらに高めてしまったようです。

ベリーさんも、

> 「もっとしっかりした子に育てなくては」

> 「先生に注意されないようにしなくては」

> と、思えば思うほど空回りでした。

と書かれていましたが、不安がベースにあった時は、

改善しよう、直そうと思えば思うほどマイナスに作用してしまいます。

ですから、私はこんな風にお返事したのです。

ココから・・・

ベリーさん、おはようございます。パピーいしがみです。

メール、拝見しました。

> 下の子がしっかりしてるので余計にお兄ちゃんの行動が目につきます。

> 周りの人からは「どっちが上なのか分からないね~ 」と言われたり。

> 「同じように育ててきたつもりなのに何故?」という気持ちです。

とありましたね。

実は、これは多くの方がお感じになる事であり、

又とても多く起きることなのですが・・・

下の子は上の子を見て育ちます。

目標やライバルがいると、その成長スピードは早く、

年齢でできる平均以上の事が増えたりして、

周りから「良い子だ」「偉い」「すごい」などと言われます。

下の子が周りから褒められ、

上の子を目標・ライバルとして成長するのに対して、

上の子は、叱られる事も多く、自らが

「劣っている」「出来が悪い」と感じて、

ふてくされいじける・・・。

その結果、下の子には善循環が上の子には悪循環が起きる。

こういう事がとても多いのですね。

又、男の子より、女の子の方が幼少期の成長のスピードが速く、

それも、比較対照の1つになっているのでは?と感じます。

それから、もうひとつ思うのは、配慮のない先生の言葉です。

> 癇癪がひどく、聞き分けも悪い、クラスで一番手がかかる・・・

なんと・・・(怒)こんな言葉は教育者が放つ言葉ではありません。

私は、本当に憤りを感じます。

子供達、特に幼児の場合は、その時々の感情の起伏によって、

状態は大きく変わります。

下の子が生まれたり、家で怒られたり、

そんな環境の変化で気持ちはころころと変わるし、

又、それで当たり前なのに、子供の人格を否定し、

その上、比較までしてラベルを貼り付ける。

こんな配慮のない言葉を掛けられたら、

ベリーさんが、自信を失くし、混乱するのは当たり前です。

本当に苦しく、辛かったと思います。

頂いたメールにこうありましたよね。

> 大人に対してはすごく人懐っこく、初対面の人でも平気で話しかける。

これが出来るのなら、まず心配はないと思います。

自分に自信が生まれてくれば、いろんなものが解決すると思います。

ただ、

> 今、仲の良い友達がいない事が一番気になる。

とありましたね。

ですが、私は、もっと心配なのは、

お兄ちゃんが感じている「自分の価値感の低さ」です。

仲の良い友達がいなくても、自分に自信が付いてくれば、

できるようになります。

ですが、「自分の価値」を低めていたり、感じていなかったり、

「どうせ俺は・・」なんて思っていたら、自信を付ける事はおろか、

何をするのも嫌がり、生きる事さえ嫌になります。

そうなってしまってからでは、

引き上げてあげる事はとても難しくなります。

ですから、まずお願いしたい事は、

「上の子が劣っているのではない」

という認識をベリーさんが持つことです。

もちろん、今までの積み重ねで、自尊心は低下していますが、

それは「出来ない」のではなく、蓋をしているだけです。

ですから、その蓋を開けることが出来るように、

お手伝いをしてあげて欲しいんですね。

「上の子が劣っているのではない」

それを認識していただいたら、次は、

お兄ちゃんのいい所を1つ。妹さんのいい所を1つ。

それぞれ決めて、それを事あるごとに2人に話して上げて欲しいのです。

特に、妹の前でお兄ちゃんを叱る事はせず、

「お兄ちゃんをお兄ちゃんとして褒めて」あげてほしいのですね。

もし、いろんな事が遅かったとしても、お兄ちゃんとして、

下の子達の面倒見がよかったり、優しくしてくれるのならば、

そこをピックアップして、

「そういう所があなたのいい所」

「お母さんは、あなたのそんな所が大好きだよ」

と言ってあげて欲しいんですね。

下の子も、自分の前でお母さんがお兄ちゃんを褒めることで、

お兄ちゃんに対して尊敬の念を抱きます。

そんな風にみんなから「お兄ちゃんってなかなかやる!」

という目で見てもらえるようになると、お兄ちゃんはそれを感じます。

周りから尊敬の目で見られるようになると、

自分からそう振舞う様になります。

いろんなところで「お兄ちゃんとしてこうしなきゃ」って思うのですね。

自分でそう思い始めたら、変化は早いです。

ですが、そう思わない限り、どんなに強制しても、

やらせても、出来るようにはなりません。

多少は時間が掛かると思いますが、

まず、ベリーさんのお兄ちゃんへの認識を変えてください。

そこが、スタートになると思いますよ(^^)

ココまで・・・

これが、ベリーさんに最初にお願いした事でした。

もちろんベリーさんの不安はなかなか消えはしなかったし、

何度かメールのやり取りもさせて頂きましたが、

少しずつ少しずつお兄ちゃんに変化が表れ、

ベリーさんの不安も落ち着いてきました。

そして、先日、ベリーさんからこんなメールを頂いたのです。

ココから・・・

ご無沙汰しております。ベリーです。

ずっと子供逹の様子を報告したいと思いながら、

なかなか連絡できず今に至ってしまいました。すみません。

まずはお兄ちゃんから報告します。

小学二年生になり、家庭訪問で新しい担任の先生から

学校の様子を伺ったところ、たくさん誉めていただきました。

特に印象に残っていたのは、

「みんなの良いところを見つけるのがすごく上手です!」と。

例えば、消しゴムを誰かに拾ってもらったとしても、

それを当たり前として捉えるのではなく、

感謝の気持ちで受け取れるのはとても素晴らしいことです!!

と言っていただき、嬉しかったです。

パピーさんの講座に出会え、

少しずつでも変われてきたことに感謝の気持ちで一杯になりました。

今では、班長に立候補したり、授業中も先生の話を真っ直ぐに聞き、

積極的に手を挙げて発言したりと頑張っているようです。

そして、お兄ちゃんが一年生だった時の成績は学習面、生活面、

全てにおいて「良くできました」に○がついていてびっくりしました。

幼稚園の年中の時には問題児扱いされていたのが嘘のようです。

一年生の時の担任の先生からは、

「分からないところがあっても、諦めずに最後まで頑張っています。」

と言っていただきました。

お兄ちゃんは、他の皆より

出来るまでのスピードが少しゆっくりなところがあります。

そのせいで、以前は周りと比較し、

焦ってイライラして怒ってしまっていました。

が、結果ではなく、

過程を評価することの大事さをパピーさんに教わったお陰で、

私もお兄ちゃんも変われたのだと思います。

そして、真ん中のお姉ちゃんは以前よりもさらに

しっかりさんにパワーアップして、頼もしい限りです。

以前は恥ずかしくてなかなか挨拶が出来なかったんですが、

今では笑顔でできるようになりました。

年長さんになり、下のクラスの子の面倒を見ないといけず、

初めは大変だと弱音を吐いていたんですが、

今では、しっかりお姉さんとしてやっていってるようです。

小さい組の子とペアを組んで一年間過ごすのですが、

お姉ちゃんのペアの子が少しヤンチャな子らしいのですが、

何故かお姉ちゃんが手を繋ぐといい子になるらしいのです。

「○○ちゃんが優しく声を掛けてくれるからですよ♪」

と先生から言っていただき、とても嬉しく思いました。

一番下の弟はヤンチャ盛りで思い通りにならないと

癇癪が出てしまうこともありますが、

だいぶ落ち着いて待っていられるようになったかな?と思っています。

少しずつですが、いい方向に向かってきてるので、

これからももっと勉強して、

気持ちに余裕のある優しいお母さんを目指します!!

今回はご報告だけなので、お返事は結構です。

長い文章を読んでくださってありがとうございました。

また悩んだときは相談に乗ってください。

ココまで・・・

「不安を払いのける」って実は簡単ではありません。

なぜなら、私たちは不安を持ってしまうと、最優先で、

その不安を払いのけようと必死になるからです。

ですが、いくら必死になっても、

すぐに効果の出ない事って沢山あるんですね。

特に、環境や日々の積み重ねで性格が作られていく『子育て』は、

悪くなっていくのは早いですが、改善するには時間がかかります。

時間がかかり、すぐに効果が出ないものは、

「不安になって焦っていろいろしようとする」のではなく、

「今、すべきことに集中する」

「一つの事を継続して積み上げる」

それしかない!と私は思うのです。

ベリーさんからメールを頂いて、

「ああ、しっかり集中して『褒める』を継続してくださったんだな」

と感じました。それはこうあった部分からです。

> 二年生になり、家庭訪問で新しい担任の先生から

> 学校の様子を伺ったところ、たくさん誉めていただきました。

> 特に印象に残っていたのは、

> 「みんなのいいところを見つけるのがすごく上手です!」と。

私たちは人の“悪いところを見つける”のはとても得意です。

しかし、“良いところを見つける”のはなかなかできません。

それが最初からできる子供も、ほとんどいないでしょう。

ベリーさんの長男さんが先生に

「みんなの良いところを見つけるのがすごく上手」

と感じてもらえたのは、長男さんのすぐ近くに、

“良いところを見つけるのが上手な人”がいた、

という証拠なんですね。

長男さんの変化、長女さんの活躍、次男さんの成長を合わせて考えると、

それはお母さんであるベリーさんなのだろうな(^^)

と感じました。

くどくなりますが、一つ、ベリーさんにお話ししたことを、

このメルマガをお読みの方にももう一度、お伝えしたいです。

それは、

> 今までの積み重ねで自尊心は低下しているかもしれない、

> でも、それは「出来ない」のではなく蓋をしているだけ。

> だから、その蓋を開けることが出来るように、

> お手伝いをしてあげて欲しいんです。

という部分です。

自信は、とても大きなエネルギーを与えてくれます。

「僕っていいかも?僕ってなかなかやるじゃん!」

それを子供に感じさせてあげて、その子の蓋をあけ、

(もともと持っている)エネルギーを発揮させてあげられる、

その最も影響力のある存在は『お母さん』なんですね♪

ベリーさん、貴重なご報告、メルマガへの掲載のご許可も、

ありがとうございました。

> 少しずつですが、いい方向に向かってきてるので、

> これからももっと勉強して、

> 気持ちに余裕のある優しいお母さんを目指します!!

とありましたね。は~い、了解です(^^)

是非これからも一緒に、頑張ってきましょう♪

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号数 内容 オススメ度
101 ■ 友達に殴られちゃった ★★★
245 ■ 幼稚園に行きたくない! ★★★
518 ■ 長女さんの激変 ★★★★★
607 ■ 「聞く」の意味と価値 ★★★★★

 

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