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第735号 厳しい環境は必要か?

 こんばんは。パピーいしがみです。今日は文化の日、そして明日は振り替え休日、と。ここのところ、連休が多くてうれしいですね(^^)楽しいお休みを満喫してくださいね♪

 さて、今日はちょっと皆さんに質問をしてみたいです。

 それはこんな内容です。「あなたは、お子さんに強くなってもらう為に、あえて厳しい環境を選びますか?」です。

 例えば、引っ込み思案、集団が苦手な子だとしたら、「早く慣れて抵抗がなくなるように、幼少期から積極的に人が集まる場所に行くようにする」とお考えになるでしょうか?

 「少し心配な部分がある。だからそこを強化したい」そのお考えはすごくよくわかります。又、実際にその方法で解決する事もあります。それを一般的に“逆療法”と言ったりしますよね♪

 でも、私はあまりお勧めしたくないんです。なぜなら、辛い状況を意識的に作り、がんじがらめにしてしまった場合、返って萎縮させたり、自分の殻に閉じ込めてしまう事があるからです。

 先日、まーちんさんから、こんなメールを頂きました。まーちんさんは、娘さんの通う幼稚園が、とても厳しくて、ちょっと違うのでは?と感じてくださったようです。

 私もそれについて相談を受け、「ご自分の考えと違う」と感じたら、他の園を探した方がいいかもしれませんよ。とお返事しておりました。

 頂いたメールはその後に届いたお返事です。

ここから・・・

 パピーさん、こんにちは。まーちんです。前回メールさせていただいてからまだ間もないですが、珍しく(?)いいご報告ができそうなのでメールしました。

 きっと他の方も運動会などのご報告メールが届いてますよね。お時間のある時に読んでいただければ、と思います。

 次女ですが、すぐに幼稚園に慣れました。この間家庭訪問があったんですが、「表情もリラックスしていて、小さな失敗というか、(こちらは失敗とは思っていないですけど)

  例えば着替えをしまい忘れたときに、『忘れてるよー』と声掛けしても、『ほんとだー』と言って、特に気にせずしまっていました」と先生から聞いてびっくりしました。

 次女は今まで幼稚園では小さなことでも、すごく心配になるタイプだったんです。注意されないように、間違わないようにしていたと思います。

 でも今は「こういうことでは叱られない」というのが分かってるからなんだろうと思います。運動会の練習も本当にのんびりやっていて、先生は「運動会を嫌いにならないように」という思いでされているそうでした。

 転園して1か月ちょっとで迎えた運動会。とってもいい表情をしていました。1学期から入園している他の子と比べても全く遅れもなく、お友達と仲良さそうに、頑張る姿を見て胸が熱くなりました。

 運動会当日でも先生の見本があったり、隊形はバラ、バラ・・・行進や整列もごそごそ・・・としていましたが、みんないい顔をしていて、私は「これでいい♪」と思いました。

 去年厳しく指導される幼稚園で、行進もいっぱい練習して嫌いになったり、走り方もぎこちなくなったり、表情も硬くて、運動会当日を楽しみにするというより練習から解放されたいという印象を受けましたから・・・
 (幼稚園に行きたくなかったり、頻尿になったりも・・・)

 引っ越し後に少し通った、辞めた園は聞く限りさらに厳しい園だと思うので、もっともっと大変な練習をしたと思います。

 新しい園はのんびりしているからと言って何もやらないわけではなくて、年長はしっかりと組体操があったり、個人で鉄棒や跳び箱があって、達成感もあると思いますし、やっぱり、表情がいいんです。個人競技をやれるのも小さな園ならではだと思います。

 よく、「のんびりした園だと、小学校に上がった時に座っていられないし、厳しい先生になってついていけないから、幼稚園から厳しい方がいい」という意見も聞きますが、「全くそんなことはないな」と思いました。

 パピーさんも、“幼稚園での行事の完成度は必要ない”と仰っていましたよね。私も、今回長女の小学校の運動会を見に行って「その通りだ!」と感じました。

 だって、小学生ですら、演技の完成度はそれほど高くなかったから・・・(さすがに高学年は揃っていましたがしれてるかな?)それに、日常の先生の厳しさも、小学生になって大きくなっていくうちに耐えられるようになるんじゃないかと思います。

 なにも、早め早めに厳しくする必要ないのではないかな、と。園を辞めるときに、園長先生とお話をしたとき、(園を変えるとは言わず、辞めることだけお伝えしました)園長先生に言われました。

 「お母さん、私は心配しています。嫌なことがあって辞めるという選択は、子供のいいなりじゃないですか?『逃げてもいい』という教えにならないですか?

「今はのんびり育てたい」と仰いますが、小学生になって急に厳しくなって、『はい!今から厳しい環境に耐えてください!』と言ってできますか?」と。

 私はそれを聞いて、ますます「うーん??違う・・・」と思いました。だって、小学校からのために、幼稚園から突然厳しくするっていうのだって子供は戸惑うんじゃないか?と。

 今まで家庭で育って、集団に入ったばかりの子供に??と思いました。転園すること、すごく迷いましたが、今、幼稚園を楽しみにして、休みの前日に

「明日幼稚園休みなの!?行きたかったのに~」と言ったり、「もうすぐ年長になるの?そうしたら幼稚園終わっちゃうの?」と卒園するのが嫌だと(まだ1年半もあるのに)早々と言う次女の姿をみると、これでよかったと思います。

 担任の先生から「しっかりしているからクラスを引っ張っていってほしいくらい」と言って頂けたほど馴染んでいるみたいだし、そういう居場所の方が自信がつくんじゃないかと思います。

 引っ越しなどのやむを得ない理由以外での転園ってすごく勇気のいることだし、普通(?)はしないことかな、と思います。でも今回変わって、次女が楽しんで通っているのをみると、本当に良かったと思います。

 園を替わるときも、「ママが優しいからね~、きっとママが大好きで離れたくないんだよ。だから替わっても泣くんじゃない?」というようなことを何人の人に言われたことか・・・。

 そういう言葉を聞くと、グラグラ揺れたりもしましたが、信じてよかったです。パピーさんのおかげで、勇気をだせました。ありがとうございます!

 あ、あと、夫の理解ももちろんですね♪あと、長女も、運動会頑張っていました。運動系はあまり得意とはいえないですが、リレーの選抜になりたいと立候補したそうです。

 残念ながら、立候補した子たちでタイムを計って落ちてしまったのですが、そういう積極性がすごく嬉しくて(^^)。

 次女の幼稚園の運動会の種目でも、小学生のリレーがあり、長女は出身園ではないので知らない子ばかりの中だったけど、「リレーやりたい!!」と言って参加していました。

 以前は積極性が感じられない、と悩んでいたのに、気付けば「やりたがり」です(笑)

 先日、私の用事があったので義母に子供を預けたんですが、その日に地区で運動会があって、子供たちを連れて行ってくれたんです。

 その時も、全く知らない子ばかりなのに「やる!おばあちゃんがいなくても大丈夫!」という長女に、義母が感動してくれました。

 長女は、震災があった2年前、義母に冷たく当たってたことがあったんです。そういうつらかったことがあるから、余計に長女の積極的で明るい姿が嬉しいんだろうと思います。

 きっと私のことも褒めてくれたんだよね?と受け取って喜んでいます(笑)(義母は、子供のことは褒めてくれますが、私のことは直接的にほとんど褒めてくれないので・・・)

 友達との関係も、クラスに仲のいい男の子がいるのですが、仲がいいので他の子に、よくからかわれているみたいで、

 この間他の男の子に「(仲のいい子と)チューしろ!」と言われたようで、そうしたら長女は、言ってきた男の子の肩にチューしたみたいです!「チューしろって言ったから、してやった!」って。

 なんだか、長女がそんな風に返せるなんて・・・と、家族で爆笑しました。そうしたら、その男の子は「ひゃあ!」って言ったみたいです(笑)

 次女とのケンカ(長女の勝手な怒り??)の中で、外でもちゃんと言えるようになってきたのかな?と思います。

 次女は完敗で泣いてばかりですが、むやみに長女を怒らず次女に「がんばれー」と応援しています。

 先日のメルマガにもあったように、らせん階段を登って、今、次の階段にきたのかな?と思えます。パピーさんのおかげで本当に穏やかに子育てができています。

 もちろん迷うことはあるけれど、何事においてもまず家庭が大事!という気持ちと、「できなくてもいい、できたら尚いい」「人と比べない」などなど、他にもいっぱいパピーさんに教わったことが心に生きてます。

 引っ越しをいっぱいして、私自身も人間関係が新しくなって、寂しさを感じることも多々ありますが、家庭が幸せだからそれが一番!と思っています。

 パピーさん、これからもずっと元気でいてくださいね!本当に、私にとっても、心の支え、心のお父さんです!!

ココまで・・・

 まーちんさん、うれしいご報告、ありがとうございます。幼稚園を不安がっていた次女さん。「○○すると怒られる・・・」と先生や幼稚園をを怖がっていた頃から比べると、本当に明るく元気になってくれましたね。

 とてものびのびと毎日を過ごしてくれている。そう感じます。

 “休みの前日に「明日幼稚園休みなの!?行きたかったのに~」と言ったり、「もうすぐ年長になるの?そうしたら幼稚園終わっちゃうの?」と卒園するのが嫌だと(まだ1年半もあるのに)早々と言う次女の姿をみると・・・”

 とありましたが、変われば変るものですね(^^)この様子でしたら、残りの1年半で、沢山の貴重な体験をしてくれると思います。本当に良かったです。

 まーちんさんも、良い所を御覧になりましたね。それはココです。

“運動会当日でも先生の見本があったり、隊形はバラ、バラ・・・ 行進や整列もごそごそ・・・としていましたが、みんないい顔をしていて、私は「これでいい♪」と思いました。

 新しい園はのんびりしているからと言って何もやらないわけではなくて、年長はしっかりと組体操があったり、個人で鉄棒や跳び箱があって、達成感もあると思いますし、やっぱり、表情がいいんです。”

 はい、この子供たちの「表情」。これこそが、そこに集まる子供たちが、どれだけ安心できているか?楽しんでいるか?その土壌が作られているか、否か?の証なんですね。

 やはり「安心」「楽しい」時ほど、人の能力は開花するのですから♪それから・・・お姉ちゃんも素晴らしい成長ぶりですね♪

“ 次女の幼稚園の運動会の種目でも、小学生のリレーがあり、長女は出身園ではないので知らない子ばかりの中だったけど、「リレーやりたい!!」と言って参加していました。

 以前は積極性が感じられない、と悩んでいたのに、気付けば「やりたがり」です(笑)

 先日、私の用事があったので義母に子供を預けたんですが、その日に地区で運動会があって、子供たちを連れて行ってくれたんです。その時も、全く知らない子ばかりなのに「やる!おばあちゃんがいなくても大丈夫!」という長女に、義母が感動してくれました。

 長女は、震災があった2年前、義母に冷たく当たってたことがあったんです。そういうつらかったことがあるから、余計に長女の積極的で明るい姿が嬉しいんだろうと思います。”
 
ほんとですね。あの震災は、とてもとても大きな出来事で、まだまだ傷は深く、未だ、苦しんでいる人、苦しんでいる子供たちも多い、と聞きます。

 そこを乗り越え、強くなってくれた長女さんにも「よくがんばったね~♪」と拍手を送りたいです。

“以前は積極性が感じられない、と悩んでいたのに、 気付けば「やりたがり」です(笑)”

 はい、素晴らしいです(^^)今のこの「やりたがり」の気持ち、是非、応援してあげてくださいね♪

 さて・・・このメルマガをお読みのあなた。冒頭のご質問、覚えておられますか?

「あなたは、お子さんに強くなってもらう為に、あえて厳しい環境を選びますか?」結論を言いますと、私は、「あえて厳しい環境」を選ばなくても良いのでは?と考えています。

 なぜなら、やはり「苦しさ」「辛さ」の中では、自分の力を発揮できなくなってしまうからです。 

 テキストの中にも書きましたが、優れたコーチは、辛い練習の時でも「楽しさ」や「喜び」を味あわせながら指導します。それが最も自分の持っている力を引き出しやすいからです。

 どれほどの力を秘めているか分からない子供達。だからこそ私は、「最大限にその力を引き出せる環境を作ってほしいな~」って思うのです。

 もちろん、その最大の環境は「家庭」です。まーちんさん、貴重なご報告、ありがとうございました。これからも是非、今のいい感じ、お続け下さいね(^^)

 
 
※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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