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第941号 姉妹で誰が一番かわいいの?

 こんばんは。パピーいしがみです。今日はぺこむしさんからの相談と、講座をやってみてのご報告について、お話ししたいと思います。

 ぺこむしさんのお宅は、3人の娘さんがいらっしゃいます。今から1年ほどまえ、最初にご相談頂いたのは、次女さんの「私が一番だと言って欲しい」という気持にどうやって答えたらよいか?という内容でした。具体的には、こんな内容でした。

ここから・・・

 次女は「家族の中で誰が一番好き?」とか、「誰が一番かわいい?」とよく聞いてきます。 私としては3人とも同じように可愛く思っていますし、いいところもそれぞれありますので、「みんな大好き、みんなかわいい」と答えるのですが納得しません。

 長女と張り合っているのか、長女の失敗や、やらなかったことを何度も引き合いに出して、自分のほうが偉いなどアピールをしてきます。

 そういう比較の仕方も、3人に対して優劣をつけるのもどうかと思いますが、次女の気持ちもわかります。誰よりもお手伝いをしたり、三女の相手をしてくれていますので、その都度「ありがとう」や「助かる」「嬉しい」とは伝えているのですが、まだ満たされていないから、何度も聞いてくるのでしょうか?

 そして、次女をほめたり、2人で話しをしていると、今度は長女が次女のあげあしをとりだし、お互いにエンドレスです・・・

 それぞれが私にとって特別な存在で大切なんだと伝えたいのですが、どう思われますか?何かアドバイスがありましたら宜しくお願いします。

ここまで・・・

 お子さんが3人おられる、という場合、親としては「みんな平等に」と思ってはいても、どうしても上の子、下の子に比べると、真ん中の子の関わりが減ってしまう事が多く、そこに不安を持ってしまう事がよくあります。

 又、子供は常に兄弟の中で誰が一番愛されているか?といつも比較したり、気にしたりしていますので、真ん中のお子さんが「私を1番と言ってほしい」という気持ち。

 それは、とても理解できるのですが、やはり親として誰が一番、とは言えないし、上の子に対抗意識を燃やして、上の子の足を引っ張ろうとしたり、それが原因で、上の子と下の子がお互いを揚げ足取りをするのも困ります。

 確かに真ん中の子の気持ちもわかりますが、ここはきちんと、秩序を教えなければいけないな、と思って、私はこのようにお返事をしました。

ここから・・・

 ぺこむしさん、こんにちは。パピーいしがみです。メール拝見しました。次女さんが「私が一番」になりたいみたいですね。

 そして、長女さんに強いライバル心を燃やしているみたいです。

“例えば、家族の中で誰が一番好き?とか、誰が一番かわいい?とよく聞いてきます。 私としては3人とも同じように可愛く思っていますし、いいところもそれぞれありますので、「みんな大好き、みんなかわいい」と答えるのですが、納得しません。

長女と張り合っているのか、長女の失敗や、やらなかったことを何度も引き合いに出して、自分のほうが偉いなどアピールをしてきます。次女をほめたり、2人で話しをしていると、今度は長女が次女のあげあしをとりだし、お互いにエンドレスです・・・“とありましたね。

 下の子が上の子をライバル視をして、いろんなことを頑張ろうとする・・・それは、下の子の能力を高める為には、とても良いことなんですが、どうしても、上の子をないがしろにしたり、足を引っ張ったり・・・と言う事が起きてきますよね。

 そして、姉妹喧嘩になったり、険悪なムードになったりします。

 ぺこむしさんも、「みんな可愛いし、優劣は付けられない」と言われているように、そこは非常に難しい部分ですよね。

 ですが、私は、下の子にはっきりいわなければならない、と思っています。それは「上の子がいたから、あなたが生まれたんだ」という事です。

 どういうことか・・・と言いますと、3人がいる時、(今はまだ3人目が小さいので上の子と真ん中の子、2人いるときで結構です)こういう話をして欲しいのです。

 まず、次女さんに、どうしてあなたがが生まれたか知っている?と聞きます。本人はなぜか分からない、というでしょう。

 ですから、それはね。お姉ちゃんがとってもいい子だったからなんだよ。お父さんとお母さんが結婚して、赤ちゃんが欲しくてほしくて、最初に生まれたのがお姉ちゃんだったんだ。

 お姉ちゃんが生まれた時にね。おじいちゃんも、おばあちゃんも、もちろん、お父さんもお母さんも、みんなすごく喜んでね。みんなとっても幸せになったんだよ。

 お姉ちゃんがにっこりするとね。もうお母さんもとっても嬉しくてね。いつも、お姉ちゃんに話しかけていたんだよ。お姉ちゃんがはいはいしたり、タッチが出来たり、だんだん色んなことが出来てくると、すごく嬉しくて、お父さんとお母さんはとっても元気になれたんだ。

 お姉ちゃんが生まれてきてくれたことで、家の中がとっても明るくなって、とっても幸せで、とっても楽しかったの。子供がいるって、こんなに楽しいのなら、もう一人、いてくれたらもっと楽しいんじゃないかな?って思って、お父さんにお願いして、生まれたのが○○ちゃん、あなただったんだよ。

 だから、お姉ちゃんが生まれてこなかったら、○○ちゃんも生まれてこなかったんだね。わかるでしょう?だから、お姉ちゃんに「ありがとう」って思わなくちゃいけないんだよ。

 それでね。お姉ちゃんが生まれて、○○ちゃんが生まれて、お父さんと、お母さんは、とっても嬉しかったんだよ。お姉ちゃん、一人の時よりも、もっともっと嬉しかった。だから、もう一人、いてくれたらもっともっと楽しくて、もっともっと嬉しいんじゃないかな~って思ったの。

 そして、又、お父さんにお願いして、生まれてきてくれたのが□□ちゃん(末っ子)だったんだよ。だから、□□ちゃんも、お姉ちゃんやあなたに「ありがとう」って思わなくちゃいけないんだよ。

 あなた達が生まれてきてくれて、私達家族は5人になったんだ。お父さんも、お母さんも、よろこびはもともとの3倍になったよ。

 すごく嬉しいし、すごく楽しくなった。でも・・・今、ちょっと喧嘩が多いよね。あなた達が喧嘩すると、お母さんは嬉しいと思う?お父さんは嬉しいと思う?思わないよね。だから、喧嘩をしないで仲良くして欲しいんだ。

・・・・と、こんな話です。

 多分、次女さんは、私達は平等、と言う気持ちがあると思います。ですから、このように、順番がある、という事に驚き、又、ショックを受けるかもしれません。

 ですが、これって秩序を教えるためには、絶対に必要で、常に、お姉ちゃんは、妹達より、先に経験をするんですね。そして、妹達は、お姉ちゃんの姿を見て、事前に予習ができるのです。

 なので、この部分は、はっきり伝えておく必要があるんですね。これで家族の中で誰が一番好き?とか、誰が一番かわいい?と聞かなくなるか?と言ったら分かりませんが、

 こういう順番があるんだ、という事は、子供の中に明確に残ると思います。是非、話してあげると良いと思います。

ここまで・・・

 真ん中のお子さんは、その後、「誰が一番好き?」とか、「誰が一番かわいい?」とは聞かなくなったそうです。ですが、やっぱりさみしい気持ちはあったのでしょうね。先日、頂いたメールには、こんな風に書かれていました。

ここから・・・

 次女は要領よく見て学んでいるようで、私がイライラしている時には三女を連れて、スッと離れて行くか、家事を手伝ってくれていました。

 年中の時に、引っ越し(転園なし)、長女の入学、年長の時に三女の入園、私の復職で、次女のことは二の次になっていましたが、保育園の大きな支えで成長してくれました。聞かれても自分の意見を言えない、

自分から何かをやるということはなく、一人で好きな事を黙々とやる子でした。保育園を嫌がるわけではないのですが、参観へ行っても私のそばを離れず、みんなと一緒に遊戯をできませんでした。

 それを先生方は、「お母さんを独り占めできる貴重な時間」として見守って下さり、普段から膝に乗せてくれたり、抱っこしてくれていました。私に叱られた次の日などは、先生の膝で過ごす時間も長かったようです。

 私は忙しい時にくっつかれるとイライラして「くっつかないで!」と突き放してしまっていましたので、とてもさみしい思いをさせていたと思います。

 先生の膝で過ごすのは卒園まで続くのですが、年長では跳び箱を最初に跳べるようになり、発表会では主役をつとめ、クラスではリーダーシップをとっていたそうです。

 最後の参観も、みんなと一緒に遊戯をすることができました。そういえば、年長の時の次女の目標が「人のことを考える」でした。

 別のクラスの新人の先生に「○○ちゃんにいつも優しく声をかけてもらっているんです。嬉しくて。」と泣きながら報告して下さったこともありました。

 家では考えられない急成長に、改めて「大切な存在なんだと伝える」事の大切さを実感しました。

 次女には、気持ちに余裕のある朝にハグをすると決めて、休みの朝にぎゅーっとしていたのですが、以前は三女を寝かしつけていると、遠くから「さみしいよ~」と言ってシクシク泣いていたのが無くなり、自分から「おやすみ~ぎゅーっ!」とハグしてから眠るようになりました。

 家ではとにかく三女の面倒をよくみてくれます。ケンカもしますが根気よく付き合い、遊んだり教えたりが上手です。「お母さんはすぐに怒っちゃうけど、○○はすごいね。ありがとね、いつも助かる!」と伝えると、「に~. o(≧▽≦)o .」と笑ってくっついてきます。

ここまで・・・

 当初は、姉妹の中で誰が一番か?それを気にしていた真ん中の娘さん。不安な気持ちや寂しさも払しょくできて、下の子の面倒も良く見てくれる・・・という事がとても嬉しいです。

 実は、ぺこむしさんからのご報告は、一番上のお姉ちゃんの大きな変化もあって、次回は、それをお伝えしたいな・・・と思っています。
 
 
  

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