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第949号 習い事でいじめを感じたら

こんばんは。パピーいしがみです。

今日は、運動の習い事で非常に良くあるパターンと、親として気を付けて頂きたいことについて、お話ししたいと思います。

頂いた内容は、

“子供のサッカー少年団で、いじめのような事を受けていて、どのように対処すればよいか?相談させてください・・・”

というメールでした。

子供に習い事をさせるのは、親としても「楽しんでほしい」「本人にとってプラスになるように」という思いがあって、時間とお金と、親の労力を掛けます。

なので、それが逆に明らかにマイナスになる、と感じるのであれば、私はその習い事はすべきでない、考えています。

習い事は、必ず大人の指導者がいますが、その大人の指導の仕方が全体の雰囲気になりますから、子供たちには、技術指導だけでなく、全体のルール作りや(成長過程の子供ですから)姿勢や態度への指導などもできる方でなければなりません。

なので指導者の選び方も含めて、習い事の選択は、とても神経を使う必要があるんですね。

ご相談頂いた方はキラリンさん、お子さんは小学1年生でした。キラリンさんからは、このようにメールを頂きました。

ココから・・・

今年初旬に強豪サッカー少年団に入団しました。

当初から子ども達がとても荒い言葉遣いだったり大人に対する態度もよくなかったのですが、コーチが子育てをするように1人1人丁寧に言葉をかけて伸ばす育成をしていたので、良くなっていくだろうと思っていました。

が、春にコーチが変わり、今までの方とは正反対の勝利至上主義で強ければいいというチームになってしまいました。

また、Aチームはみてもらえるけど、Bチームにはほぼ声掛けせず。

このような環境で、息子はギリギリAチームに入れるレベルで試合にも出ています。

ここからが本題です。

Aチームのトップの子(A君とします)が1人飛び抜けていて、サッカーのうまさだけでなく、性格も強くて周りの子たちが萎縮して怖がっています。

今はA君がやりたいプレイを周りが作るという状況です。

長男はサッカーをやり始めたのが他の子より遅い為、サッカーの理解度が低く、Aくんから批判を受けることがしばしばありました。

長男も性格は強い方なので言い返したりもしていたのですが、やはりサッカーのレベルで歴然とした差があるので、長男も言い返すことをしなくなりました。

A君が長男を批判するたびに周りの子たちも同調するようになりました。

例えば

A君『うわ~下手くそな奴が来たー逃げろ~』周りの子たち『うわ~〇〇来るなーー逃げろ~』長男は笑いながら追いかける・・・というような状況です。

先週末も試合があって長男はあまり活躍できませんでした。チームは優勝しましたが長男1人だけ優勝カップを触らせてもらえませんでした。

帰りの車の中でもA君に『お前、友達じゃないし』と言われていました。

そんな状況をみていて、長男に辛くない?大丈夫?と聞いたところ、『もう、いいかなって思って。辞めてやるよって思った。』と涙目で言いました。

私たちは、即退団しようとも思いましたが、父兄に退団を伝えたところ、しばらく休んで、その間に戻ってこれる環境にすると言われました。

でも、うちの長男も悪いんです。本気でサッカーをしに来てるところに遊びに行ってる感覚でみんなにしっかりやれと言われています。

お調子者で、空気を読めないところがあって同じことをしていても注意されるのが息子です。

コーチが良ければ、これから子ども達を良くしていこうと思えるのですが、コーチに対しても不安感があります。とりあえず今月いっぱいはお休みすることは決まっています。

このまま退団するべきか否か、また空気を読めない息子をどのようにすれば周りをみれるようになれるのか、アドバイスいただきたいです。

ここまで・・・

私は、この内容を拝見して、まず指導者に問題がある!と思いました。

というのは、今の状態のチームはA君だけが特別扱いされ、A君のチームになってしまっているからです。

これでは、指導者がいてもいなくても同じです。

A君が上手で、A君を中心にゲームを組み立てたい・・・その指導者の思いはわかります。

ですが、小学生の習い事やスポーツ少年団での目指すべきは、「勝つこと」だけではないはずです。

そのチームに集まった子供たちそれぞれの成長や、仲間意識、向上心、運動能力。

もちろんマナーも教えてほしいし、一人一人がみんなチームメイトだという考え方。

子供の暴走をちゃんとコントロールできる統率性も、指導者の方には身に着けて欲しいんですよね。

ですから、私はこんな風にお返事しました。

ココから・・・

キラリンさん、こんにちは。パピーいしがみです。

メール、拝見しました。息子さん、強豪サッカー少年団に入団されたんですね。そこで、いじめのような事を経験しているみたいです。

キラリンさんの言葉にも、

“当初から子ども達がとても荒い言葉遣いだったり大人に対する態度もよくなかった・・・”

とありましたし、

“春にコーチが変わり、今までの方とは正反対の勝利至上主義で強ければいい、というチームになってしまいました。”

と書かれていましたね。

実は、サッカーというチームスポーツでよくあることですが、どうしても上手な子がリーダーになり、そこを頂点に力関係が出来上がっていきます。

スクールカーストという言葉をご存知でしょうか?

ネットで調べて頂くと、そこにはこのように定義されています。

“同学年で対等なはずなのに、「あの子たちは『上』で、あの子たちは『下』」という序列を生徒たちが認識・共有すること”

こういう雰囲気って、先生や、指導者がしっかりしていないと起きやすくなります。

そして、まさに今、キラリンさんが経験している、息子さんのサッカー少年団がその形になっているようですね。

本来、学校でも、チームでも、こういう事があってはならないし、そうならない為に指導者がいるのですが、

「勝利至上主義」になってしまうと、どうしてもそのスポーツができる子を大事にし、あまり上手でない子を大事にしない・・・という風潮ができあがってしまいます。(上手な子のおかげで勝つことができますからね)

又、強いチームの場合は、替えがいくらでもいるので、トップグループはとても大事にするくせに、(過剰にひいきしたりわがままも許す)トップになれない子供たちを物のように扱ったり・・・という事もとても多いのです。

それでも、そのチームでやりたい、上手になりたい!レギュラーになるんだ!という強い気持ちを持った子達も少なくなくて、熾烈な競争に勝って這い上がっていく・・・という子も沢山います。

又、そういう子達に競争をさせることの方が、丁寧に技術を教えるよりも楽なので、多くのスポーツチームでは、「1軍」「2軍」「3軍」「4軍」・・・とそれぞれのレベルに合わせて、ランクをつけて、その中で競わせる、という事をしています。

私はそのやり方がものすごく嫌いなのですが、いまだに、そのやり方をしているチームが多いようです。

ですから(きちんとしたコーチがいる場合は違いますが)サッカーや野球などのチームプレイは、この傾向があるので、あまりお勧めはしません。

今回の相談をお伺いすると、サッカーの上手な、A君を頂点に、やりたい放題のようですね。(それを注意する大人も少ないようです)

そして、周りの子供たちもA君の肩をもったり、集団で嫌がらせをするような事も見受けられるようです。

結論を言ってしまえば、そんなチーム、さっさとけりをつけて、関係を断ってしまった方が良い、と私は思うのですが、

キラリンさんは、「うちの息子も悪いんです」と書かれていましたね。

“本気でサッカーをしに来てるところに遊びに行ってる感覚でみんなにしっかりやれと言われています。お調子者で、空気を読めないところがあって同じことをしていても注意されるのが息子です。”

と。

でも・・・サッカーって楽しみを感じる為にやるのではないですか?

それに小学校1年生であれば、「遊びに行っている感覚」で良いと思うのです。

体を動かす、運動が好きになる、スポーツで自信をつける・・・というのはとても大事なので、是非、今後も何か、運動は続けてほしいな・・・とは思いますが、今のスポーツ少年団に入っていても、メリットよりもデメリットの方が多いと私は思いますが如何でしょうか?

あと、空気を読むのは、生まれながらに苦手・・・と言う子もいますし、経験の積み重ねによって分かるようになっていく、という事もあります。

それぞれの持って生まれたものがあるので、簡単に「こうすれば空気を読めるようになる」とは、言えないのですが「みんなは今、こうしているよ」とか「周りを見てごらん、今、何する時かな?」のように、子供に考えさせるようにすると、周囲を見て、自分のやるべきことが分かるようになったりもします。

ですが、今はまず、スポーツ少年団の事で、きちんとけじめをつけた方が良いと思います。

私だったら、このスポーツ少年団を続けることは、まずないと思いますがいかがでしょうか?

ココまで・・・

キラリンさんは、この後、このチームをやめようとなさいました。

が、「コーチと保護者でこの雰囲気を変えていこう」というチーム側の言葉で、それが出来れば・・・と、しばらくは様子をご覧になっておられました。

ですが、息子さんがますます荒れて、学校でも注意されるようになったのを機会に、退団を決意されました。

その後のキラリンさんからのご報告です。

ココから・・・

(前略)
今、素晴らしいチームに出逢い、同級生がいないチームに所属しています。

コーチもとても素晴らしい方です。人格を形成するには素晴らしい環境です。

以前のチームであれば、ボールを父兄などに拾ってもらったときに言ったことがない『ありがとうございます』を息子が言うようになりました!

(当たり前のことですが、以前のチームでは雰囲気が独特で家で指導しても、なかなか言えてませんでした。)

そして、今日、なんと初めて小学校の担任の先生から褒めるお電話をいただきました!

『最近、なんだかいい感じです。席替えをして1番前になったのですが、授業中とても集中して取り組めています。これはお母さんにお伝えしなくては!』と、先生もとても喜んでいらっしゃいました。

今週のメルマガにもありましたが、子どもは環境で脳が萎縮してしまう。そういうストレスの環境に今まで居させてしまった。

でも、テレビでも言われてましたが、子どもの脳は柔らかいから回復もしますと。

以前の少年団を辞めて、新しく素晴らしいチームとコーチに出会ってほんの2週間あまり。たったこれだけの日数でこんなにも変わるんですね!

でも、何よりも親の私たちが退団して変われたんだと思います。

いいこと日記もはじめました☆

毎日寝るときに『今日のいいことは?』と下の子がせがみます。

毎日寝るときに「ありがとう、大好きだよ」と言って寝る。

こんなにも効果があるんですね。これからが楽しみです^_^

ここまで・・・

メールを頂いて、本当に安心しました。

特に、学校での様子に変化があったこと。先生が喜んで報告してくださった、という事は、息子さんに大きな変化があったのだと思います。

それに、ボールを拾ってもらった時に、「ありがとうございます」と以前のチームに所属している時には、あり得なかった言葉を発するようになった事。

きっと、そのチームでは、試合で勝つよりもっと大事な、「お父さん、お母さんに感謝しなさい」などの人としての姿勢を教えてくださっているのだと思います。

親が家庭で、どんなに本人の良さを引き出そうとしても、家庭の外で、足を引っ張られたり、ないがしろにされたり、又、自尊心をひどく削られたりしたら、せっかくの家庭での頑張りが無駄になってします。それはとてももったいない事なんですね。

でも、今回、早めの決断、早めの対処によって子供さんを救えたとても貴重なケースだった、と思います。

今、お世話になっている新しい所は、技術だけでなく、子供の未来にとって必要な事も教えてくれるし、キラリンさんの考えるプラスを持ち合わせてくれているようです。

家庭、そして、習い事、と相乗効果で、子供が輝けるといいですね♪

キラリンさん、貴重なご報告とメルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。さらに息子さんが輝いてくれることを望みます♪

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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