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第1017号 キラキラネーム

こんばんは。パピーいしがみです。

今日のメルマガのタイトルは「キラキラネーム」としました。

キラキラネームについては、以前からさまざまな方がご意見を述べておられますし、あえて私が申し上げる事もないと思って、今まではお話しすることもありませんでした。

ですが今年3月中旬。キラキラネームを改名した・・・という18歳の男性がニュースで話題になりましたね。

もともとはツイッターで改名の喜びを呟いただけのものでしたが、瞬く間に拡散。ご本人に何件もテレビや新聞の取材が舞い込む、という事になりました。

その方は、全国放送の番組でご自身の過去の名前、改名後の名前も公開され、テレビでご自身のお顔も出されていました。

今までキラキラネームを付ける親に対して批判をする言葉は多くありましたが、こうやって子供自身が「嫌だった」「辛かった」と自分から発信し、改名までした例は、私が知る限りでは初めてだと思います。

とても勇気ある行動だと思いますし、ご本人が自らの経験をお話になる、という事はとても貴重です。

特にご本人が言われた

「キラキラネームは初対面の人に笑われてしまったり、不必要に有名になって知らない人からバカにされたりするので、これから親になる人は本当によく考えて子供に名前をつけてあげてください」

の言葉は、命名しようとしている方々に一石を投じたと思いますし、今までキラキラネームで悩んできた子供達にも「改名することはできるんだよ」と希望を投げかけることになったようです。

ちなみに改名は、家庭裁判所への申請で、書類整備もそれほど難しくはないようですが、15歳以上である事。そして正当な理由がないと却下される事もあるそうです。

ですが「改名できる」と広く知らしめたことは、不本意な名前を付けられた子供達に希望を抱かせてあげられたのでは?と思うのですね。

かつて安倍首相が「キラキラネームを付けられた子供の多くは苛められています。ペットじゃないんですから」と発言をしたことがありました。

それが統計をとっての発言ではないだろうとは思いますが「いじめられる」かどうかは別にしても、私は子育てすべてに通じるものとして判断の基準にしてもらいたい、と思う事があるんですね。

それは「子供の為のですか?それとも自分の為ですか?」という問いです。

子育ても親が自分の為にそれをしようとすると、うまく行く事はありません。親の欲目や対面で「自分の為」に子育てをしてしまうと、さまざまな問題が起きてきます。

なぜなら誰も「誰かの為に生きたい」とは思っていないからです。名前も同じなんですね。

「子供が欲しい」と思う事。それは間違いなくご自分の為でしょう。その喜びや幸福感は他に変えられません。

ですが実際に子供が生まれたら、その子の人生はそこから始まります。その子の人生は親の為ではなく、間違いなく“その子の人生”なんですね。

であれば、名前もその子の為であり、さまざまな場面に置いて、子供がどう感じるだろうか?と成長した場面場面を想像して名前をつけてほしいのです。

そして「自分だったらその名前を付けてもらって嬉しいだろうか?」と考えてみてほしいのですね。

例えば、冒頭に紹介しました、今年3月に改名をされた方は、改名前のお名前が「王子様」でした。

命名されたのはお母さんで「私にとって唯一無二の存在で、私にとっての王子様」というお気持ちだったそうです。

初めて生まれた我が子への愛情、可愛らしさ、とても大事にしたいという思い、それはとても理解できます。

でも「自分がその名前を付けてもらって嬉しいか?」と考えるとどうでしょう?多くの方がNOと答えるのではないでしょうか?

今から25年ほど前、自分の子供に「悪魔」と名前を付けて出生届を出した親がいました。

それを拒否された親が裁判までして争いましたが、結果的に「悪魔」の字を使うことなく命名されてこの騒動は収束しました。

ですが、もし「悪魔」と名前を付けられた子がいたとしたら、その子はどんな人生を過ごしたでしょう?

それを考えると、名前がどれだけその子の人生に大きく影響するか?はご理解頂けると思うのですね。

幼少期、子供は自分の名前には疑問を持ちません。

ですが成長すれば「自分はどうしてこの名前になったの?」と疑問を抱く時が必ずあります。

特に日本語には、漢字、ひらがな、カタカタがあって、さまざまな名前を付けることができますし、漢字にはそれぞれが持つ意味があります。

子どもへの「願い」や「思い」を込めた漢字を使って名前を付ける。それはとても尊い行為で、親になった方の特権でもあり、同時に重い責任でもあるのですね。

特に一度受理されれば、15年間は改名できない事を考えれば、性格を作っていく幼少期・学童期・思春期をその名前で過ごすことは一生をも左右すると言っても過言ではないと言えると思います。

だからこそ、熟考に熟考を重ねて決めてほしいのです。

もちろん、どんな名前を付けたとしても、それが子供が気に入るか否か?は分かりません。

ですが、明らかに奇をてらったもの、全くの当て字で難解なもの、思慮の浅い軽薄さを感じるものだった場合、子供の落胆は避けられないと思うのです。

逆に、自分の名前にこんな意味があったのか、親はこんなに悩んでこの名前を付けてくれたのか、と子供が知ったら、それは本人にとっての希望や力にもなるのではないでしょうか?

ですから是非、親がそれを聞かれた時、その名前を付けた理由を胸を張って言えるようにしてほしいのです。

そしてこれは是非、知っておいてほしいのですが、奇抜な名前や、読めない名前、全くの当て字だったりした場合、就職時には非常に不利になります。

全ての企業では、入社希望者の人となりなど、正確に把握はできません。

ですから学歴を見たり、学力テストをしたり、面接をしたりしますが、数分でその人の本質を見抜く事ができる試験官などいないのですね。

その為、エントリーシートや、履歴書、学力、面接などから推察される総合評価で判断されるのですが、その時に必ず記載されているのが、試験を受ける方の名前。

エントリーシートにも、履歴書にも、学力試験の答案用紙にも、そして面接でも、必ずその方のお名前に結果が紐付けされていきます。

ですから、名前が明らかに常識から逸脱していると、試験官は常に疑問を持ちながら評価をすることになるのです。

この名前を付けた親はどんな親なのか?その親に育てられたこの子はきちんと仕事ができるのか?上司や先輩、同僚たちと問題なくやっていけるのか?

本人がどんなに頑張っていても、又、どんなに素晴らしい力があっても、それを評価される前に、親が付けた名前の非常識さが際立ってしまい、他の方より一段も二段も低い段階からスタートすることになってしまうのです。

そして多くの場合は書類選考ではじかれてしまい、面接の機会すら与えられない、という結果になりかねないのです。

キラキラネームと言う言葉が生まれて久しいですが、その時の子供たちがもう就職の時期に来ていて、多くの子がそういう不遇を受けている現実があるのですね。

そう言われてしまうと、今後、どうやって子供に名前を付けたらよいか分からない・・・と悩んでしまわれるかもしれませんが、心配はいりません。

書店に行くと、命名の為の本はとてもたくさん出版されています。信頼できる本を探して参考にしてみると良いと思います。

それに漢和辞典、国語辞典を使って頂ければ、その漢字が持つ意味、その言葉が持つ意味を調べる事もできます。

そしてどうしても自分で付けられない時には、神社などにお願いして候補を出して頂くこともできます。

さまざまな候補を挙げて、その中から“とびっきりの一つ”を選んでほしいのですね。

そして、私がもう一つお願いしたいな、と思うのは、名前を決定する前に「姓名判断」の確認をすることです。

「えっ占い?」と思うかもしれませんが、名前の画数で運勢を占う事は非常に古くから行われて、今でももちろん続いています。

ただ単に名前の画数(地格)だけではなく、名字の下の字と名前の上の字との組み合わせ(人格)、名字の上の字と名前の下の字との組み合わせ(外格)、名字と名前の総合の画数(総格)など・・・この4つは名前によって変わってきます。

私は個人的にあまり占いに左右されることはありませんし、おみくじも引きません。名前で運勢が決まるとも思っていません。

ですが、親が名前を付ける際にそこまで考えてあげていたなら、もし子供が興味本位で自分の名前で占いをする場合も、意味のない落胆をさせずに済むことができますよね。

最初から分かっている事であれば、あえて辛い思いをさせる事もないのです。

キラキラネームも同じこと。

最初からその不具合やデメリットが分かっているのですから、あえてそれを背負わせる必要はないのです。

これから命名の機会に恵まれる方は、流行や風潮に流されることなく、親しみやすく愛される名前を付けてあげてくださいね♪

※ご興味がありましたら、ご覧ください。

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