第1381号 明日から新年度
こんばんは、パピーいしがみです。
明日の4月6日は、幼稚園や小学校の入学式があったり、おかあさんたちは大忙しだと思います。
今は、入学式をしている日は、在校生はお休みで、翌日から始業式、授業が始まる・・・というところが多いと思います。
そこで、今日は新学期に気をつけたいことを3つお話しします。
1、「学校行きたくない」と言われた時の対応
2、新しいクラスで始まる「ヒエラルキー」の確認
3、担任の先生が変わる時、親が気をつけること
では早速始めましょう。
「学校行きたくない」と言われた時の対応
新学期が始まると、必ずと言っていいほど「学校に行きたくない」と言い出すお子さんがいます。
それは、学校に行かない時間が何日も続いて、「学校に行かない」ことが普通になっているからです。
もちろん、年度末に嫌なことがあったということがないとも言えませんが、多くの場合、今までの日常が崩れることに対して不安を覚えての発言が多いです。
特に多いのが、始業式の翌日や、最初の一週間が過ぎたあたりです。
新しいクラス、新しい先生、新しい席順。大人だって、職場の部署が変わったら緊張しますよね。
子どもにとっては、それと同じか、それ以上のストレスがかかっています。
この時、多くのお母さんがやってしまうのが「頑張って行きなさい」「みんなも同じだよ」という励ましです。
お母さんとしては当然の言葉だと思います。
学校は行くもの。休みグセがついたら困る。そういう気持ちはよくわかります。
でも、お子さんが「行きたくない」と口に出したということは、それだけでもう相当な勇気を使っているんです。
子どもだって「学校は行かなきゃいけない」とわかっています。
それでも言わずにいられないほど、何かを感じている。
その「何か」は、本人にもうまく説明できないことが多いんです。
ただ漠然と不安だったり、なんとなく怖かったり。
言葉にできないからこそ「行きたくない」というシンプルな表現になるんですね。
ですから、まず大事なのは「そうか、行きたくないんだね」と受け止めてあげることです。
これは「じゃあ休んでいいよ」と言うこととは違います。
「あなたが"行きたくない"と『感じていること』を、お母さんはちゃんとわかったよ」と伝えるということです。
この一言があるかないかで、お子さんの安心感はまったく違います。
「行きたくない」という言葉に対して「ダメ」と返されると、子どもは「自分の気持ちを言ってはいけないんだ」と学びます。
そうなると、次からは何も言わなくなります。
本当につらいことがあっても、黙って抱え込むようになってしまうのです。
反対に「そうか、行きたくないんだね」と受け止めてもらえた子は、「お母さんには言っていいんだ」と思えます。
この「言っていい」という感覚が、実はものすごく大事なんです。
受け止めた上で「何が嫌なのかな?」と、ゆっくり聞いてみてください。
すぐに答えが返ってこなくても構いません。
「わからない」と言われたら「わからないよね、新しいクラスだもんね」や、「ひさしぶりだからね」と、そのまま受け止めてあげてください。
そして、しばらく話をしたり、泣かせたりして落ち着いて「でも行く」と自分で決めたなら、「そっか、行くんだね。自分で決められたね」と声をかけてあげてほしいのです。
「言われて従う」ではなく「自分で決めて行動する」。
この違いはとても大きいです。
新学期の「行きたくない」は、多くの場合、一時的なものです。
新しい環境に慣れるまでの不安の表れですから、一週間もすれば落ち着くことがほとんどです。
ですから「強制」「命令」ではなく、少し時間がかかるかもしれませんが、その時間を確保して話を聞いてあげてほしいんですね。
そして自分で「行こう」と決められたら、また一つ、ステージが上がりますから。
ただし、二週間以上続く場合や、体調不良(腹痛、頭痛、朝起きられないなど)を伴う場合は、もう少し深い原因があるかもしれません。
その場合は、無理に行かせるのではなく、お子さんの様子をよく見て、必要であれば学校に相談することも考えてみてください。
大切なのは、「行きたくない」と言える家庭であること。
そして、その言葉を最初に受け止めるお母さんが、慌てず、否定せず、「そうなんだね」と言ってあげられること。
それだけで、お子さんにとって家が「安全な場所」になります。
そしてその安心感が、翌朝また学校に向かう力になるんです。
新しいクラスで始まる「ヒエラルキー」の確認
新学期でクラス替えがあると、子どもたちの間で必ず始まることがあります。
それが「ヒエラルキーの確認」です。
ヒエラルキーというのは、そのクラス内での「力関係」や「人気度ランキング」みたいなものです。
これは誰かが意図的にやっているわけではありません。
人が集団になると、自然と「この中で誰が強いのか」「誰が人気者か?」「自分はどのあたりにいるのか」を確認し始めるんですね。
これは大人でも同じです。
新しい職場に入った時、「この人には逆らわない方がいいな」「この人とは対等に話せそうだな」と、無意識に感じ取っていませんか?
子どもたちも同じことをやっています。
ただし、大人のように上手にできないので、もっと直接的な方法になります。
たとえば、わざとぶつかってみる。ちょっかいを出してみる。からかってみる。ものを取ってみる。
これは「いじめ」とは少し違います。
言い方は悪いですが「テスト」なんです。
「この子は反撃してくるかな」「この子は何も言わないかな」ということを試しているんですね。
そして、ここが大事なのですが、このテストに対してどう反応するかで、その後のクラスでの立ち位置が決まっていきます。
ちょっかいを出された時に「やめて」とはっきり言える子は、「この子には手を出さない方がいい」と認識されます。
反対に、黙って我慢してしまう子や、へらへら笑ってやり過ごす子は、「この子には何をしても大丈夫だ」と思われてしまうのです。
これは残酷に聞こえるかもしれませんが、集団の中で起きる自然な現象です。
だからこそ、新学期のこの時期に、親としてやっておきたいことがあります。
それは、お子さんに「嫌なことをされたら"やめて"と言っていいんだよ」と伝えておくことなんですね。
「やめて」と言うのは、わがままではありません。
自分を守るための大切な言葉です。
でも、普段からお母さんに「我慢しなさい」「人とは仲良くしなさい」と言われて育った子は、この一言がなかなか出てきません。
そしてそれを言えない子は、「弱いやつ」「攻撃対象」として、ヒエラルキーが固定してしまうのですね。
ですから、新学期が始まる前、できれば今日のうちに「もし嫌なことがあったら、"やめて"って言っていいからね」と伝えてあげてほしいんです。
また、お子さんが帰ってきた時に「今日、嫌なことなかった?」と聞くのではなく、「今日はどんな子がいた?」と聞いてみてください。
「嫌なことなかった?」は、お母さんの不安が先に出ている質問です。
それよりも「どんな子がいた?」と聞けば、お子さんは自然に新しいクラスの様子を話してくれます。
その中で、気になる話が出てきたら、そこを丁寧に拾ってあげればいいのですね。
新学期最初の2〜3週間は、クラスのヒエラルキーが固まっていく大事な時期です。
この時期にお子さんがどう振る舞えるかで、その後の一年間、そしてこれから続く友達関係に大きな影響を与えます。
そして、その振る舞いの土台を作るのは、家庭でのお母さんの声かけなんですね。
「嫌なことは嫌と言っていい」「あなたは自分を守っていい」。
この言葉を持っている子は、強いです。新しいクラスでも、自分の場所をちゃんと作っていけます。
ぜひ、子どもたちにそんな言葉をかけてあげてくださいね。
担任の先生が変わる時、親が気をつけること
新年度になると、担任の先生が変わることがありますよね。
クラス替えがなくても、先生だけ変わるということもあります。
この「担任が変わる」ということを、意外と軽く考えているお母さんが多いのですが、実はこれ、子どもにとっても親にとっても、かなり大きな変化なんです。
まず、子どもの側から見てみましょう。
子どもにとって担任の先生というのは、一日の大半を一緒に過ごす大人です。
家にいる時間よりも、先生と一緒にいる時間の方が長いという子も少なくありません。
前の先生が「優しく見守るタイプ」だった場合、新しい先生が「厳しくルールを守らせるタイプ」だったりすると、子どもは戸惑います。
何も悪いことをしていないのに、急に怒られることが増えたようにも感じるんですね。
逆に、前の先生が厳しくて、新しい先生が優しいタイプだと、クラス全体が緩んで騒がしくなり、静かに過ごしたい子にとっては居心地が悪くなることもあります。
どちらの場合も、子どもは「前の先生の方がよかった」と感じやすいんです。
これは新しい先生が悪いわけではなく、子どもにとって「慣れた環境が変わる」こと自体がストレスだからです。
ですから、お子さんが「新しい先生、嫌だ」と言っても、すぐに「そんなこと言っちゃダメ」と否定しないでください。
「そっか、前の先生と違うもんね」と、まず受け止めてあげてほしいのです。
ここは1つ目でお話しした対応と同じですね。
そしてもう一つ、親の側として気をつけたいことがあります。
それは「先生との関係を早めに作っておく」ということです。
前の担任の先生とは、一年間かけて関係を築いてきましたよね。
お子さんの性格や、家庭の状況、これまでの経緯。いろいろなことを共有してきたはずです。
でも、担任が変わると、それがすべてリセットされます。
引き継ぎがあるとはいえ、書類上の情報と、実際に関わって得た理解はまったく違います。
前の先生なら「ああ、この子はこういう時にこうなるんだな」とわかってくれていたことも、新しい先生にはゼロから伝えなければなりません。
特に、お子さんがいじめを受けていたり、人間関係で悩んでいたり、不登校の傾向があったり、発達がゆっくり傾向だったりする場合、とても必要なことなんですね。
「前の先生には伝えてあったから大丈夫」と思っていると、新しい先生にはまったく伝わっていなかった、ということは珍しくありません。
ですから、新しい担任が決まったら、できるだけ早い段階で一度コンタクトを取ることをお願いしたいのです。
もちろん、家庭訪問などがあるでしょうが、それを待つのではなく、事前に先生に「概要」でもいいので「お知らせしておく」ということです。
連絡帳でも構いませんし、お手紙を書いてもいいと思います。
でも大げさに構える必要はありません。
「うちの子はこういう性格で、こんなことが苦手です」「去年こういうことがありました」と、簡潔に伝えるだけで十分です。
先生の側からしても、早い段階で情報をもらえるのはありがたいことなんです。
30人以上の生徒を一度に受け持つわけですから、家庭から「この子はここを見てほしい」と言ってもらえると、注意を向けやすくなります。
「先生に気を遣わせて申し訳ない」と思う方もいるかもしれません。
でも、これは気を遣わせているのではなく、先生と一緒にお子さんを見守るための連携なんですね。
新しい先生との関係が早くできれば、お子さんにとっても安心材料になります。
「お母さんと先生がつながっている」という感覚は、子どもにとって大きな支えになるんです。
担任が変わることは避けられません。
でも、その変化をお子さんが乗り越えやすくすることは、親にできる大事な仕事です。
新学期の早い段階で、小さな一歩を踏み出してみてくださいね。
以上、3つをお届けして、いつものように「お知らせ」で終わります。
あ、ちなみに、「1度ランチ会に参加した人は2度目はダメ」なんてことはありません。
お近くの場所で開催される時は、どうぞ遠慮なくご連絡ください。
お知らせ
(1)2026年ランチ会は下記のようになります。
4月 長野県ランチ会
(新年度の兼ね合いもあって最終土曜日、長野駅付近での開催です。席はもう少しありますよ♪)
5月 富山県ランチ会
6月 茨城県ランチ会
7月 滋賀県ランチ会
8月 千葉県ランチ会
9月 山梨県ランチ会
10月 大阪府ランチ会
11月 愛媛県ランチ会
参加ご希望はパピーいしがみまで。
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(2)藤川理論(分子栄養学)コミュニティ
(会員さんなら誰でも参加できます)
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今日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。では、また来週お会いしましょう(^^)
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【 パピーいしがみ 】人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。














