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第997号 子供が万引き、その時親は?

こんばんは。パピーいしがみです。

今日のメルマガのタイトルはちょっとびっくりされたかもしれません。

ですが現実的には、結構多くのお母さん達が経験しています。

親としては、相当なショックを感じるでしょうし、「なぜ、そんな事をしたのか?」「何か原因があるのでは?」と大きな不安を感じると思います。

でも、これって私は「誰にでも起こりうること」だと思いますし、特に年齢が小さい子の場合、欲しくて欲しくてつい持って帰ってきちゃった・・・という事もあるのですね。

ですからもしそんな事があったら、まずは冷静になって頂いて、厳しく叱る前に「どうして持ってきちゃったのかな?」と話をして「ごめんなさいをしなくちゃね」といけない事だよと教えてあげてほしいのです。

今回、ご紹介するぶーらんさんからは、こんな風にご相談を頂きました。

ココから・・・

パピーさん、ぶーらんと申します。

動揺がおさまらず、また、誰にも相談できず、こうしてメールさせていただくことをお許しください。

昨日の夜、息子と帰宅し、晩ご飯の用意をしていたとき、「ママ、(子供は)悪いことしてもつかまらないとよね。」(はっきり覚えていませんがそのような言い方でした。)と聞かれ、

その考え方に納得いかなかったので、否定するために知識もないのに「捕まらなくても、更正施設とかに入るんだよ。好きなこともできなくなると思うよ」という感じで答えました。

私はそれきり、気にもとめてなかったのですが、その後も、何度もその話を聞いてくるので、何かあるのかな?と思い、食事の間も、わたしはあまりしゃべらず、息子が何か話すのを待っていました。

でも、躊躇してるようでなかなか話してくれませんでした。

ただ、そのあとの表情や態度から「何かある」と思ったので、「もし、ママが悪いことをしてしまったらどうするかな」と言い、しばらく考えてから、

「ママが悪いことしちゃった、って思ったときは、すっごく怖いし、嫌だけど、ちゃんと相手に話して、謝るかな・・・。うん、ママは今までそうしてきたつもり。」と言いました。

「誰だって、[悪いこと]を[してやるぞ]、と思ってする訳じゃないし、うっかりだったり・・・ね。だから、そんなときはしっかり謝るっ」と説明すると、

泣きそうな表情になり、消えそうな声で「とった」と言いました。

「何を?」「誰から?」と聞いていくと、スーパーからおもちゃをとってしまったと言うのです。

私は、心臓がばくばくして、叱ることもできず、まずは状況を把握しなければ、と思い、「そのおもちゃを出して」と言いました。

すると、おもちゃ箱の中を探し始めたので、また混乱してしまいました。

そして、すでにおもちゃの箱もないおもちゃが出てきて、ますます訳がわからなくなりパニックでした。

(とりあえずここまで・・・)

ぶーらんさんの息子さん、どうやらスーパーで、おもちゃを持ってきてしまったようですが、実はその行為は2年前の事だったのです。

まだ4歳だった子が、おもちゃをもってきてしまった。

もしそれが2年後に分かった。もしあなただったらどうされるでしょうか?

「もう2年も前の事ならいまさら謝りに行っても・・・」と思うかもしれません。

でも子供の手前「悪い事だよ」「謝らなくちゃいけないよ」とも教えたい。

ぶーらんさんも、とても悩んだと思います。さてぶーらんさんはどうしたでしょうか?メールの続きをご紹介しますね。

ココから・・・

見ると、6センチ×15センチくらいの大きさのおもちゃだったので、4才の子がそんなことできるの?と信じられない気持ちと、信じたくない気持ちで訳がわかりませんでした。

ただ息子に「勇気を出して打ち明けたことは、偉かったね」と伝え、「あなたがちゃんと話してくれたから、どうしたら良いかママもしっかり考えてみるね」と話しました。

まずスーパーに謝りに行かなきゃ・・・と思うのですが、なんで2年前?何がどうしたの?と自分自身も混乱しており、

また、息子が3才の頃に離婚して夫もいないため、一人でオロオロしていました。

ただ「とにかく、自分がしたことは大変なことなんだとわからせなきゃいけない。どうしたらいい?」という思いだけが頭のなかをぐるぐる回りました。

そして、誰にも相談できないまま、ネットでパピーさんの記事を、藁をもつかむ思いで読ませていただき、パピーさんから背中を押してもらい、謝りにいくことができました。

本当にありがとうございました。車をおりてスーパーに向かうときは、思わず息子の手を強く握りしめていました。

夜間のマネージャーさんが対応してくださり、謝罪をさせていただきました。

2年前ということに驚かれましたが、「昨日、今日のことでしたら、カメラを見たりしてうちの商品だということがはっきりしますが、2年前ということなので、はっきりうちのものとも言えませんし、こうして謝罪してくれただけで大丈夫です」と言ってくださり、

弁償の申し出も「2年前のおもちゃですし、金額もわかりませんし・・・大丈夫です。今後ともよろしくお願いします」と言ってくださいました。

「大きくなって、ようやく悪いことをしたってわかったのか、今日その話を聞いて・・・」と話しながら、申し訳なさに涙が溢れて止まりませんでした。

「(当時)4才位のお子さんにはありがちなことですので、今回はもうこれで結構ですから。」と言ってくださり、「僕ももうしないでしょうから。」と優しく言ってくださいました。

私の隣りでかたまり、謝罪もできないでいる息子の頭を一緒に下げさせて「本当に申し訳ありませんでした。」と言いました。

それから、ちゃんと自分で謝りなさい、と促すと「ごめんなさい。」と小さい声でいったので、大きい声で、と、もう一度促しました。そして、おもちゃを返して、帰ってきました。

正直、家に帰ってから、ホットしましたが、「悪いことをしたから」とおしりを出させ、10回、力一杯叩きました。(みみずばれになってました。)

「痛ーい」って泣いてましたが「しっかり体でも覚えなさいっ心の痛みに比べたら、おしりの痛みなんかなんともないでしょうっ?」と叱りつけました。

「小さい子は悪いことしてもつかまらないって言ってたけど、悪いことしたことにはかわりないよ。大人も子供もおんなじだよ。捕まらない分、ずっと心が痛いんだよ。わかったね。」と伝えました。

それから、ちゃんと話せたことを誉めました。

「悪いことはしたけど、ちゃんと頑張って謝れたから、堂々としてて良いよ。これからはしちゃいけないよ。ママは、もうしないって信じてるからね。」と話しました。

本人も、謝れてスッキリしたと話していました。

ただ、今日になっても、私自身まだ混乱しています。

昨日はなんとかやり過ごしましたが、まだどきどきしています。

息子に対しては、もう、この話はおしまいにしたほうがいいと思う反面、わからないこともあって、不安です。

昨日は、夕方も遅くなり、早く謝りに行かなきゃと焦り、きちんと本人の口からちゃんと理由を聞けてなかった気がします。

おしりバチンがすんでから、普通の会話のなかで、「ねえ、小さい子はつかまらないって誰から聞いたの?どんな話からそんなことを知ったの?」と聞いたら「それはもういいでしょ」とはぐらかされてしまいました。

2年間、どういう気持ちだったのか、なぜ昨日なのか、わからないままです。

今日、メールさせていただいたのは、昨日の対応や、息子とのやり取りの中で、足りないところや、やってはいけなかったこと、言ってはいけなかったこと、など、たくさんあったと思います。

もし、すぐにでも、息子に話すべきことや、やるべきこと、などがありましたら、ご指導いただけないでしょうか。

お忙しいところ、本当に申し訳ありません。

ココまで・・・

という内容でした。

万引き・・・という言葉はとても大きな犯罪に感じてしまうのですが、まだ小さい子には、それが理解できません。

ですから厳しく叱るより、きちんと教える事が大事なのですが、2年前の事だとすると「どうしたらいいんだろう?」と本当に悩まれたと思います。

ですがぶーらんさん、ちゃんとお店に謝罪に伺って、正直にお話をして、とても素晴らしい対処をされたと思います。

息子さんも、自分のせいでお母さんが頭を下げているその姿を見て「とてもいけない事をした」「もうやったらダメだ」と感じてくれたと思うのです。

子供にとっては、非常に価値のある「学び」となったと思うのですね。

なのでぶーらんさんから

「もし、すぐにでも、息子に話すべきことや、やるべきこと、などがありましたら・・・とメールを頂いたのですが、

特に悪かったこと、足りなかった事など無いと思うし、それよりよくこんな対処ができましたね♪とこのようにお返事しました。

ココから・・・

ぶーらんさん、こんにちは。パピーいしがみです。

メール拝見しました。

子供が2年前の事を突然言い出して、そしてすぐに謝りに行かれたんですね。

ぶーらんさんは

“昨日の対応や、息子とのやり取りの中で、足りないところや、やってはいけなかったこと、言ってはいけなかったこと、など、たくさんあったと思います”

“もし、すぐにでも、息子に話すべきことや、やるべきこと、などがありましたら・・・”

と書かれていましたが、私は、とても良い対応をすぐにされて、最良の対処だったのでは?と思います。

もし「言ってはいけなかった」事があったとしたら、謝罪に行って、お尻も叩いたのに、まだいろいろ聞いたりしたことでしょうか?

お尻を叩いて「終わり」にしたのならそれ以上しなくていいんですね。

2年前の事を謝罪に行かれて、お店の人も対応に困ったでしょうが、たとえそんなに前の事であっても、きちんと謝罪をし、親も謝る姿勢を子供に見せたこと。

子どもにもちゃんと頭を下げさせたことはとてもよかったと思います。

(子供は)きっと2年間、心の中でくすぶっていたでしょうし、良心の呵責もあったと思うのですね。

でも、謝罪をし、自分も厳しく叱られたことで、一区切りがついて、本人も嫌な気持ちを捨てることができたと思いますよ。

ただ、今後も『絶対に無い』とは言えないですから、子供の事をよく見ておくという事は大事だと思います。

足りなかった事などは無いと思いますから、これ以上詮索したり、その時の気持ちなどを聞くことはやめて、過去は過去、として流してもらう事だと思います。

誰でも通る道です。あまり大きな問題として悩んだりなさらないでくださいね♪

ココまで・・・

ぶーらんさんのメールには、お尻を思いっきり叩いた・・・と書かれていましたが、私はそれもいらなかったのではないかな?と思います。

というのは、多分、息子さん自身もずっと隠してきて、後悔をしてきていたと思うからなんですね。

ただ、それぞれご家庭での考え方もありますし、ぶーらんさんはこの問題にけりをつける為に、お尻を叩くことをされたのだと思います。

ですが、この一件の後、息子さんはとてもすっきりしたようで、日々の生活にも変化があったみたいです。

こんな風にお返事を頂きました。

ココから・・・

パピーさん、先日は本当にありがとうございました。

自分なりに、子供のことを一番に考えてきたつもりだったので、全然見えていなかった(気づけなかった)ことに、自分が情けなく、息子にも申し訳ない気持ちで一杯でした。

日頃から、息子には「誰もみてなくてもお天道様はみてるとよ」と話してきたけれど、これからどう導いていけば良いのか、と途方にくれていました。

でも、パピーさんからいただいた返信を読ませていただき、「誰でも通る道・・・」という言葉に、すっと肩の力が抜けるのを感じました。

私がおおごとにしてしまってはいけない、と思いました。

実は、息子から話を聞き、その日のうちに謝りに行けたのは、息子のお陰でした。

私は、話を聞いてすぐ、謝罪しに行かなきゃと思い、息子にもそう伝えたものの、2年前ということから、どんな対応をされるかもわかりませんし、

また、その対応次第で必要以上に息子を傷つけてしまうことになるのでは、と躊躇する気持ちも芽生えました。

昨日、今日のことであれば、迷わず謝りにいく、のですが、2年前ということで、どう対応するべきか難しく感じていました。

一瞬、弱気になった私は、「もう遅い(夜の7時半頃でした)から、明日行こうか」と息子に話しました。

すると息子は、「嫌だ、俺、今日行きたい」と、つらそうな顔でしたが、はっきり言いました。

パピーさんが仰られたように「きっと2年間、心の中でくすぶっていたでしょうし、良心の呵責もあった」のだと思います。

その息子の言葉で、私は「そうだね、今から行こうね。」と、すぐに出掛けることができまました。

スーパーに行くまで、私も緊張しましたが、息子の緊張は相当なものだったのではないかと、今頃ですが感じています。

謝罪のあと、車にもどったとき、「(隠してることも)辛かったね、ずっと気になってたんだね。でも、そういう気持ちを持ってくれたことママは、嬉しいよ。そんな気持ちを持てる子に育ってくれてありがとうね」と思わず言っていました。

帰ってきてからは、表情も明るくなり「勉強がんばる」と呟くように言っていたのを聞き、本当に、心の中でくすぶっていたんだなあと感じました。

それが、パピーさんが仰ったように、「謝罪をし、自分も厳しく叱られたことで、一区切りがついて、本人も嫌な気持ちを捨てることができた」こと、本当に良かったです。

あれから、いつも通りの日々を過ごしています。

時折「あのおじさん(スーパーの)がいい人でよかった。」と自分から言うことがありますが、私はただ笑顔で話を聞いています。

それから、本当に小さなことですが、私に対する態度がすこーしだけ変わったように感じています。

うまく言えませんが、私のことを信頼してくれたということなのでしょうか。自分でも驚いています。

でも、嬉しい反面、こういうことがなければ信頼してもらえてなかったのかな?とちょっぴり複雑だったりもしますが、これから、もっともっとよい関係を築いていけるよう、大切に過ごしていこうと思います。

本当にありがとうございました。これからも、よろしくお願いします。

ココまで・・・

ぶーらんさんからのお返事に「私に対する態度が少しだけ変わったように感じる」「私の事を信頼してくれたようだ」と書かれていましたね。

これって、「いけない」事をきちんと「いけない」と示してくれて、子供の前でどうすればよいか、

そのお手本をしっかり見せてくれたことに対して、子供が「お母さんはやっぱりすごいな」と感じてくれたのだと思います。

ぶーらんさんから頂いたメールにも、事実を知って混乱してしまった様子、とても悩んでどうしたらよいか分からなかった気持ちなど、手に取るように感じましたし、

勇気をふりしぼって謝りに行ったものの、とても不安で、とてつもなく怖かった気持もよくわかります。

もちろん、子供も不安で怖かったでしょうが、ちゃんと親がすべき姿勢を見せてくれたことが、子供に「僕はこのお母さんの子で良かった♪」と思わせたのではないかな?と思うのですね。

こういうピンチの時って、子供は親の姿勢をとても良く見ていてますし、子供の目の前できちんとした姿勢を見せることができたこと。子供はずっと忘れないと思います。

どなたのお子さんにも起こりうる事です。

もし同様な事があったら参考にしてほしいし、子供はその時の親の姿勢を見ている・・・とお伝えしたくて、ご紹介させて頂きました。

ぶーらんさん、貴重なご報告とメルマガ紹介へのご許可、ありがとう
ございました。

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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