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第194号 友情?トラブル?アドバイス? 2

こんばんは。パピーいしがみです。

今日は前回の続きです。前回分をお読みでない方はコチラをどうぞ。

https://www.age18.jp/back193.html

前回のメルマガでは、頭も良く運動も出来る、クラスのアイドル的な男の子といつも一緒にいた仲のよい三人組(だと思っていたのに)

一人が仲間はずれにされたり、又、別の子と取り合いになったり、友達とのトラブルに揺れる子供さんにどういうアドバイスをしたらいいのか分からない。

というお悩みでした。

そこで、私は、アドバイスはいりません。

したいように出来なかった事で、『何でも思い通りにならない』事を知るんです。

アドバイスをするのではなく、子供の話を聞く。共感する。

そして「でも、あなたは立派だね・・・」とか「頑張っているあなたの姿がお母さんは好きだよ」と、

常に「お母さんは僕の傍にいて、応援してくれる」そう思わせて上げて欲しい。

子供には、問題を乗り越える力がある。考える力もある。それを引き出すのが、「認める」「褒める」ですよ。

とお返事したのです。

そして、今日はそのお返事からです。

ココから・・・

こんばんは。ゆずはるすけのママです。

お忙しい中,とても丁寧な返信をありがとうございました。

心にじ~んと響きました。

そうだなあ・・そうだなあ・・・と何度も繰り返し読ませて頂きました。

読み返せば読み返すほど、最初から最後まですべての文面ひとつひとつが心に響いてきます。

パピーさんのご本を読ませてもらって大変感動しておきながら、いざ自分のことになるとぜんぜん別口のことのようにおきかえてしまっていることに気づき、とってもお恥ずかしいばかりです・・・。

実は、相談のメールをさせていただいてから、あらためていろんなことが見えてくることがあり・・・

以下の文面はパピーさんからのいただいた返信で、すっかり私の心は迷いなく方向性が決まったので、今回書こうかやめようかとっても迷ったのですが・・・。

やはり今後も恩師として頼りにさせて頂きたく(すみません!勝手に・・・)思っておりますので、知るだけでも知っておいていただければ・・・と思い、書かせて頂くことにしました。

長文になり申し訳ありませんが、どうぞお目通しくださいませ・・・。

あることがきっかけでBくんのお母さんと赤裸々におはなしする機会があったのです。

みんなのあこがれのAくんが、実はどれだけ自分の都合でまわりをかきまわしているかということを・・・。

確かに、発言力は一番。

何をするにも自分を一番いいようなポジションにおき、まわりを従える・・・のははっきり目に見えていました。

でもただそれだけではないようで・・・

Bくんが今Aくんから離れようとしていると、常にBくんをなにかにつけ悪者扱い。

そしてAくんひとりが悪者扱いにするならまだしも、影響力の大変ある子なので先手先手でまわりを巻き込んでBくんを徹底的にひとり悪者、のけものにしていくのだそうです。

(どうやら今はわが子もその中にまんまといるようで・・)

さらにはBくんが仲良くなりかけている相手相手を「今日はいっしょにかえろうな!」と肩くんだり、「お弁当一緒に食べよう」と誘ったり・・・と。

また、まわりはまだまだ4才・5才ということもあり、クラスで影響力の絶大なAくんにそう言われるとつい「うん」といってあっさりついていくのだそうです。

そしてBくんがひとりになるようにしむけるのだそうです。

具体例をあげればきりがないのですが、話を聞く限りそれはもう小学校の高学年くらいのいじめのレベルでは?!と思わされるのです。

思えば、一学期はその的がわが子だったのかな・・・と。

でもうちの子はどちらかというとのんびりしているし、おそらくAくんにそんな害はないタイプだったのでまわりを巻き込んでまでのけものにはされていなかったのですが。

でも幼稚園に入るまで大の仲良しだったBくんとの間に入ってきて、AくんのペースでBくんを巻き込み、2人からは思いっきりのけものにされたのですが。

先生も「Aくんは男の子の憧れの的」とはっきり公言していて。

参観日に行っても、クラスみんながAくんを中心とした盛り上がり方。

わが子やBくん(他にも数人いるのですが)のように直接的にAくんにのけものにされたりしていない大多数のお母さん方は、みんな

「Aくんはいい子、うちの子もあんな子になってほしい。」と口を揃えてAくんのお母さんに言います。

なので、Aくんと遊びたがっている、という話を他のお母さんから聞いたAくんのお母さんは、参観日でその男の子に会ったとき、「今日はAと遊べた?」とにこにこ顔で聞いています。

今、そのAくんに必死でついていっているわが子・・・。

幼稚園でお迎えの後、よく園庭で遊んで帰るので様子を見ていると、本当に必死の顔でついていっています。

つい先日はAくんのお母さんの都合でAくんを預かることになり、我が家で2人の様子を見ていると・・・

あらためて,驚きました。

すべてAくんのペース。

「積み木をしよう」「いいよ」それぞれ積み始めて、Aくんのが崩れると「次は○○やで!」と強い口調でわが子を見ます。

わが子は・・・・自分の積み上げかけている積み木を自分で崩すんです・・・・!  

私が離れたところで見ているのに気づいたAくん。

わが子に「そういう約束やったもんな?!」と楽しそうな、でも強い口調でいいます。

わが子は・・・「うん」

そして、自分の家なのになにかするときは「ここにこれやっていい?」「今度これやっていい?」と常に聞くわが子。

Aくんはその都度「いいで。」とか「ちょっと待ってこれやってから!」と指示を出します。

近所のおともだちやBくんと遊ぶときは、お互い自己主張のしあいで、しょっちゅう泣いたり、けんかしたりします。

それはそれはにぎやかで、ややこしいこともたくさんあるのです。

でもAくんとは・・・。けんかなど一度もありません。だってわが子がすべて言いなりなのですから。とってもスムーズに遊んでいます。

Bくんのお母さんと話をするまでは、わが子がAくんに必死についていってるなあ・・・とは思いはしても、

なかなか同じ4才同士いじめの関係など認めたくない部分もあり???と思うことがあっても、なるべくマイナス思考にならないように、と努めてきていたのですが。

はっきり見えました。Aくんとはまったく対等ではない。親分子分の関係なのです。

それこそ・・・どうにかしなくては!Aくんと離さなくては!・・・と、ぐるぐるとそのことばかりが頭をうずまいていたのですが・・・・

そんな折りに,大変タイミングよく返信をいただきました。

何度も何度も読み返し・・・。自分の考え方を深く反省することができました。

前文でも申しましたが、本当に一文一文心にしみてくる内容でした。

“親は子供がしたいようにお膳立てをするのではなく、したいように出来なかった事で何でも思い通りにならない事を知り、

例え、挫折や失敗に落ち込んでしまっても、努力と勇気で、それを乗り越える事ができる事を教えたいですよね。

そう。挫折や失敗は「僕は辛いことも乗り越える事ができるんだ」と知るチャンスなんです。

「よし、ぼく頑張ろう!新しいチャレンジをしよう!」と元気になってそのハードルを乗り越えようという気持ちを自らがもてるようにしてあげることが必要なのです”

・・・本当に,本当に・・・その通りだと思います。

そして

“それが、「認める」事であり、「褒める」事なのですね。

アドバイスをするのではなく、子供の話を聞く。共感する。そして、「でも、あなたは立派だね・・・」とか

「頑張っているあなたの姿がお母さんは好きだよ」とお母さんは僕の傍にいて、応援してくれる」そう思わせて上げて欲しいのですね”

本当によき指針をアドバイスしてくださり心から感謝します・・・!

「子どもの話を聞く。」はできていても、その後の「共感する。認める。ほめる。」が私はあまりできていないかも・・・と今回の件で気づくことができました。

実は、回の件があるまでは、私はけっこう「認める」「ほめる」はできているかな・・・などどおこがましく思っていたのです。

何かしてくれたときは「ありがとう!うれしいわ~」とよく伝えるようにしているし、

子どもができるようになったときは「すごいね!こんなんできたね!」とよくほめている気がするし・・・と。

そして「○○が生まれてきてくれてよかった。おかげでお母さんお父さんはこんなに毎日楽しくて幸せだよ」ということはずっと言い続けてきているので。

でも・・・

今日一日あったことを毎晩寝る前につらつらとお互い話をする中で、子どものうれしい話、楽しい話は共感できても、

困ったことなどを話すと「じゃあ,こうしたらどうかな?」とついついアドバイスしてしまうのです。

でも、それはよくないことだったな・・・と気がつくことができました。

パピーさんがおっしゃっていた「もし,自分だったらどうしてほしいか」と考えると・・・

困ったことなどをお母さんに話してアドバイスしてもらうより「そう。でもあなたはえらいよ。よくがんばってるよ。」と言ってもらった方が何倍もいえ、何十倍もうれしいです。

そして,心の励みになります。

それこそが、認める、ほめるなのですね。

つい親として今回の件もそうですが子どもが困っているとき、窮地に立たされたとき、最短距離で、その境遇からぬけれる道を!と考えてしまいます。

でも、それでは、その場しのぎのみで、なんの問題解決にもならないですね。

「わが子」が乗り越えなくてはならない壁であって、親が抱っこして乗り越えさせていてはなんの成長もないですね。

まだまだ人生始まったばかりの息子。これからどんな数多くの試練があることか?!

その時々で、自分で考え、行動し、解決できる力をつけていって欲しいと切に願います。

そういう考え方をはっきりと示唆してくださるパピーさんとめぐり会うことができ私は、そしてわたしたち家族は本当にしあわせものです。

Aくんとわが子の関係は「親分子分」とはっきりわかったところです。

きっとパピーさんの存在がなかったら、おおげさかもしれませんが、家族そろって不幸のどん底へ落とされていることでしょう。

そして悩みに悩んでいることでしょう。

でも今の私は晴れ晴れとしているのです。

わが子がこの壁を乗り越えた時、すごい自信がついているのでは・・・!と考えることができるからです。

一朝一夕ではもちろん無理な話です。でも集団生活ははじまったばかり。

そしてはじめての壁。

わが子の話をよく聞いて、認めて、ほめて、自分で乗り越える力を引き出して行きたいと思います。

いつになるかわかりませんが、この壁の結果報告をさせていただく日が来れば、それほど嬉しいことはないと思います。

もしかしたら、また行き詰まってしまうことがあるかも知れませんが・・・またその折りはどうぞよろしくお願いいたします・・・!

大変ご多忙の中、だらだらと長い文を読んでいただきまして、本当にありがとうございました・・・!

ココまで・・・

そして私はこのようにお返事しました。

ココから・・・

おはようございます。パピーいしがみです。

返信ありがとうございます。

そうですか。A君とは主従関係だったのですね。

でも、こういう事ってけっこう多いのだと思います。

というのも、ウチの長男も、長女も、次女の時もありました。(ウチはあまり付いていく事はなかったのですが・・・)

でも、その子(ボス)達が年を重ね、小学生、中学生、高校生になるのを見てきて、共通する事がありました。

幼少期にボスの座に君臨している子は、それを親が気づいて修正してあげないと、小学校、中学校で自分より強い者が出てきた時に『大きな挫折をする事になる』という事です。

そしてその挫折から『這い上がりにくい』という事です。

私が知っているその3人は3人とも、大きな壁にぶち当たり、崩れていきました。

これはなぜかと考えると『自分の意見が全て通る・自分は人を動かす事ができる』

『自分には力がある』と思い込んでいる子は、いつか必ず『それがそうでない』と知るのですね。

特に小学校高学年、中学校になると自分より体が大きいものが現れたり、運動能力の高い者がいたり、勉強でかなわなかったり、

そういう現実と向き合った時に、自分の自信が『培われたものではなかった』と解るのです。

すると、悩んだり苦しんだり・・・考えたり努力したりする事のなかった子は『どうすればいいのか解らなくなる』のです。

だって自分の考えが根底から覆された時に、そこから脱却する為の『乗り越える学び』をしてこなかったのですから・・・。

どうやらA君のお母さんは、今のA君の状態をとっても嬉しく思っているようですね。(気がついていないようです)

まあ、あえて教える事もないし、教えてあげようとしても聞く耳を持たないのですが・・・。

これってA君にとっては、非常に不幸なのですね。

それを考えると、今、息子さんは悩み、苦しみ、考えているのだと思います。そしてそれに耐え、又頑張っているのですね。

そう。ちゃんと勉強しているのです。自分で乗り越えようとしているんですね。立派ですよ。

そして、お母さんも立派です。こんな文面がありましたね。

“困ったことなどをお母さんに話してアドバイスしてもらうより「そう。でもあなたはえらいよ。よくがんばってるよ。」と言ってもらった方が何倍もいえ,何十倍もうれしいです。

そして、心の励みになります。それこそが,認める,ほめるなのですね。

つい親として今回の件もそうですが、子どもが困っているとき窮地に立たされたとき、最短距離で、その境遇からぬけれる道を!と考えてしまいます。

でも、それでは、その場しのぎのみで、なんの問題解決にもならないですね。

「わが子」が乗り越えなくてはならない壁であって、親が抱っこして乗り越えさせていてはなんの成長もないですね。

まだまだ人生始まったばかりの息子。これからどんな数多くの試練があることか?!

その時々で、自分で考え、行動し、解決できる力をつけていって欲しいと切に願います。”

よくお気づきになりましたね。

私の言いたい事が全て、そのまま、ストレートに理解してくださって、とても嬉しいです。

ココまで・・・

そして、最後に・・・こんなお返事を頂きました。

ココから・・・

こんばんは。ゆずはるすけのママです。

まさかまたパピーさんからお返事をいただけるとは、思っても見ませんでしたので大変驚きました・・・!とっても励まされました。

“今、息子さんは悩み、苦しみ、考えているのだと思います。

そしてそれに耐え,又頑張っているのですね。そう。ちゃんと勉強しているのです。自分で乗り越えようとしているんですね”

そうですね・・・!

共感し、認め、ほめていただき本当にありがとうございます。俄然勇気がわいてきます・・・!

長い道のりでしょうけど親子で、あきらめず乗り越えていきます・・・!

その後、家で息子と先日の積み木をAくんに言われて、自分で崩したことについて話す機会がありました。

以前だったらAくんの行いにはなるべく善悪をつけないような言い方をし「ああいう時は,ぼくはいやだ!と言った方がいいんじゃない?」・・・と息子の行いを正すことだけを私は言ったと思いますが,

今回は,

(私 )「積み木,自分で崩したね・・・」

(息子)「・・・・・・・・・・・・・・」

(私 )「つらかったね・・・」

(息子)「・・・うん」(・・・だんだん涙ぐんできて)

(私 )「崩したくなかったね・・・・」

(息子)「うん!もう!Aくんきらいや!」

(私 )「そうやね!そんなこと言われるのいややね!」

(息子)「今度あったらパンチしたる!」

(私 )「ほんまやね!今度そんなえらそうに言われたらパンチでもしたりね!」   

(息子)「うん!そうしたるで~!」とガッツポーズ。

その後鼻歌を歌いながら、遊んでいました。

もちろん今度会った時いきなりパンチなどはしないでしょうが、私が共感することでだんだん勢いづいてきて、元気が出てきたのはいうまでもありません。

共感する・・・・って本当に大切ですね。わかってもらえる・・・というだけで勇気がわいてくるのでしょうね。

パピーさん、とっても大切なことに気づかせて頂いて本当にありがとうございます。

今後も、何事にもまず共感。そして、認め、褒め・・・を意識してしていきたいと思います・・・!

ココまで・・・

ゆずはるのすけのママさん、今回はメルマガへの紹介、ありがとうございました。

最後に頂いたお便りの、子供さんとの会話。いいですね。

コチラからやり方を指示するのではなく、子供さんが自ら考えるように導いていますよね。

お話をされた時の、子供さんの変化がやり取りを読んでいて分かります。

最初は、ちょっとうなだれた感じ「そんな話・・・もう、やめて欲しい・・・」という雰囲気ですね。

でも、だんだん、明るくなって・・・最後は鼻歌を歌いながら・・・ってありました。

これが、「ああしたら」「こうしたら・・・」といくつもアドバイスをしていると、うなだれた感じ、「やめて欲しい」という雰囲気、下がったテンションはずっと続き・・・

結局最後は「でも、僕はできない・・・」になっちゃうんですね。

なぜなら、本人の中で「教えて欲しい」と思っていないのにアドバイスや忠告をされると、「○○しなくちゃならないのか・・・?」と

新しいアクション、新しい行動の“しなければならない『プレッシャー』”を感じるからです。

気もちが凹んでいると、新しい行動なんて起こしたくないんです。「もういいよ、ほっといてよ」という気持ちになるんです。

私達もそうですよね。

いらぬ忠告をされると「うるせーヨ!」って耳をふさぎたくなります。

でも、気もちを汲んでもらったり、共感される(認められる)と、とっても楽になり、自分で「どうすればいいかなぁ?」「何ができるかなぁ?」って考え出す事が出来るようになるんです。

私が「重要!」と思うことはココなのですね。

私達に必要なのは『何をすれば今の問題が解決できるのか?』という“結論”ではなくて、

『どういう状態になれば、自分で問題を解決しようと思うのか?』という“切り開こう”とする為の“きっかけ作り”なのです。

( 話を聞く、共感する、も「認める」なんですよ )

子供達には力があります。「何とかしよう!」と思う子は自分で考え、答えを出します。

そして自分から出した答えは、自分を前向きにしてくれます。それが『壁を乗り越える力』になるんです。

※ご興味がありましたら、ご覧ください。

★★★ 通信講座「幸せなお母さんになる為の子育て」★★★

パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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