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第566号 信じ続ける

こんばんは。パピーいしがみです。

いよいよ今日から8月に入りましたね♪暑い毎日が続いていますが、お体は大丈夫ですか?

と言いながら・・・私は先日、調子が悪くなってしまいました。

(節々が痛く、熱が出て・・・、夏なのに寒い、暑さを感じない。汗も出ないし、とにかく猛烈にだるい・・・。)

「こりゃ変だぞ」と思って病院に行ったら、「あ~、熱中症だね。ちゃんと水を飲んでる?一緒に風邪もひいているんようだよ(^^)節々が痛いのは熱のせいでしょう。」と言われました。

すぐに点滴をしてもらって丸1日寝ていたら、翌日にはもう元気になりましたが、

「こまめな水分補給と一緒に“塩”を取ると良い、梅干を毎日2・3コ食べるように」という事で、今は、気を付けて水分・塩分を補給するようにしています。

暑い毎日がつづきます。あなたもどうぞ、水と塩分の補給で、この夏を乗り切ってくださいね。

それで・・・今、夏休み真っ盛りで、「朝から子供たちを怒っているんです!!」と言われる方も多いかもしれません。

私の所にも、沢山の相談が毎日届きますが、今日は、あまりメルマガでお話ししない“年齢の高い子供さん”の話しをさせて頂こうと思っています。

「あ、それじゃあ、うちはまだ先ね」と思うかもしれません。

ですが、どの子も必ず成長して、“年齢の高い子供さん”になります。

あなたのお子さんがまだ小さければ、将来必ず来るだろう事としてお聞きくださいね♪

子供達が小さいころ、というのは“叱ったり、命令する”ことで、比較的、親の思い通りに子供たちを動かせていたと思います。

実は、これが後になって響いてくるのですが、子供たちは「叱られたり、命令される」から動いたのではなく、

年齢が低い子供ほど、親の影響が大きいために、親に嫌われたり拒否される事に大変な恐怖を持っていて、その「恐怖に縛られているからこそ動いた」に過ぎないのですね。

でも、親は「叱ること」「命令すること」で子供が動く、という経験をずっとしてきている為に、

子供を動かせるには「叱る」「怒る」「命令する」「強制する」・・・これらをしていれば“言う事を聞く”と錯覚してしまっているんです。

ところが・・・、子供が成長し様々な情報を得たり、自分で考えられるようになると、親の影響がそれほど大きくはなくなります。

そうなると、どんなに叱っても、どんなに命令しても、どんなに怒っても、強制しても・・・“言う事を聞く”どころか、どんどん親の思惑に反する方向に走っていきます。

もともと人は誰でも心があり、感情があり、行動する為には、その意思を持たなければなりません。

意思を持つには考えたり、感じたりすることが事前にあって、それを無しには「人は動かない」んです。

「命令」や「強制」が人を動かす、というのは、有りえないことなんですね。

それどころか「命令」や「強制」をされれば、必ずそこに反発の気持ちが生まれます。

反発の気持ちを持った人は素直に「命令」する人の“思い通り”に動こうとするでしょうか?

いいえ、それは絶対にあり得ません。

反発を持っていれば“思い通り”どころか、「もっと困らせてやりたい」「もっと嫌がらせをしてやろう」と感じ、考え、行動するのです。

今、お子さんの年齢が高く、とても反抗的だったり『問題やトラブルが多い』とお感じの方は“子供を直す”よりも先に、私達“親”の考え方を直した方が良いのかもしれません。

今日は、こんぺいとうさんの例を紹介させて頂きながら、お話ししていきたいと思います。

こんぺいとうさんは、長男さんが小学校6年生、次男さんが小学校2年生の時に離婚されて、お一人で2人の男の子を育ててこられたんですね。

こんぺいとうさんの回想録ではこんな風にありました。

ココから・・・

私は、長男が小学校6年、次男が小学校2年生の終わり頃離婚した。

長男はサッカーをずっとやってきたお蔭もあり、進学校に進み、将来検事になりたいという夢をもち、一浪はしたものの昨年、某国立大学法学部へ入学した。

何も問題なく育っていったという感じである。

振り返ってみると知らず知らずのうちに、この長男と次男とを比べ、次男にいつも「あなたはどうして勉強しないの!?」などと言っていたように思う。

学校でも次男が入学当初から「○○(兄の名前)の弟」と先生からも先輩からも言われたと言っていた。

その次男がおかしくなったのは中学校2年の終わり頃。

学校を時々休むようになった。朝ふとんから出てこない。

理由を聞いてみると、「頭が痛い」とか「おなかが痛い」「気分が悪い」などと言う。

私は「サボっている」と思い込み、そのまま休ませることに抵抗を感じていた。

少しぐらいの体調不良で休ませては将来甘い考えの子になったり、なまけものの大人になるのではないか・・・。

ここで厳しくしないと、ちゃんとした大人にならないのでは・・・?そういう不安もあった。

「一人で父親役もしなくては!」という思いもあったと思う。

時には脅し、時にはなじり、どうにか自分の思い通りにさせようとした。

・・・俗に言う「北風」だ。

そのうち、私の前ではとりあえず学校に行くふりをするようになった。朝学校に出かけ、私が仕事に行くと帰ってきていたようだ。

仕事から帰ってくると、担任の先生から「今日はどうされましたか?学校には来ていませんが」という電話。

頭に血が上り、カー!っときて「何でさぼるのー!!」と怒った。

「学校へ行かないようなサボりは嫌い!」となじった。「お母さんはがんばって働いているのにいいねー!休んで!!」と皮肉を言った。

ココまで・・・

おかしくなった・・・と感じた次男さんでしたが、その後もさまざまな事件が起こります。

夜遊びが頻繁になり、深夜まで帰ってこない。刃物を持つようになる。無断外泊をする。連絡が取れなくなる。

その頃の事をこんぺいとうさんはこんな風に書かれています。

ココから・・・

私は、次男の帰りが遅くなるたびに、関係のありそうな友達に電話をしまくった。

“これでもか!”と言わんばかりに、私の信じる“しつけ”をしようとしたのだ。

なんだか「次男との戦いに勝たねば!!」という感じだった。

後に次男にメールで「今までどんなにお前のために友達に謝ってきたかわかるか!!」と言われたことがある。

私が「何で帰ってこないの!?そんなに外で遊ぶのが楽しいの?」と聞いたら、

「外で遊んで楽しいわけじゃないけど、家にいると気が重くなる」と言っていた。

ココまで・・・

事件はまだまだ続きます。流血をするほどのケンカ。お金にまつわるトラブル。

せっかく入った高校を入ったばかりですぐに退学。恐喝や暴行。警察沙汰。

数々の事件や問題が、何度も何度も起きて・・・こんぺいとうさんは、ご自身の友達に間に入ってもらって、次男さんから気持ちを聞いてもらいます。

その時、こんぺいとうさんの友達が教えてくれたのは・・・、

「○○君は、あなたに対して不信感のようなものを抱いているらしい」「友達じゃなく、親子関係が問題じゃないの?」でした。

こんぺいとうさんは、ものすごくショックを受けました。

「私が次男のためにしてきたこと、言って来た事は間違いだったんだろうか?」そのときやっと本気で考えた。

と言われています。

私がこんぺいとうさんと知り合ったのはこの頃でした。

次男さんは16歳ぐらいだったでしょうか?

高校もやめ、だらだらと毎日を過ごし、アルバイトをすると約束をしていたのにもかかわらず、バイトを探そうともしない。

我慢をしていたこんぺいとうさんも堪忍袋の緒が切れて、ある朝、こんぺいとうさんが怒鳴り、口喧嘩が始まります。

でも、出勤前でもあり、こんぺいとうさんは、そのまま仕事に向かいます。

こんぺいとうさんの携帯には次男さんからメールが入ります。

「イライラがおさまらないから家をぐちゃぐちゃにする」

仕事を終えて、急いで帰宅すると、家の中のふすまはビリビリに破かれていたのでした。(写真付きでメールを頂きました)

こんぺいとうさんは、今までの事、今日の事。私にお話ししてくれました。回想録にはこのように書かれています。

ココから・・・

私は、そのころ次男のことで悩みながら『“幸せなお母さん”になる為の子育て』というメルマガを読んでいた。

講座も申し込み、パピーさんにその日のことをメールをしてみた。

パピーさんからの返事がきた。

“ふすまの件はこの程度で良かった、と思っています。

例えば外のガラスを割ったり、家の中にある食器棚を倒したり、火をつけたり・・・。

この程度ですんだのは本人にも「悪かったな」という気持ちがあるんです。

だからこれ以上は追求しないで欲しいのですが、それと一緒にどうでしょう?

一度、今までの対応など「まずかったな」と思っておられるのならばその気持ち、お伝えになったらいかがでしょうか?

おかあさんの気持ちの中には、お兄さんとの比較もあるでしょう。どうしてこんなに手がかかるの?という気持ちもあるでしょう。

でも、親と子の関係ってこれからもずーっと続くのです。

お子さんは善悪の判断もできますし、自分の中で抑制する力もあります。

お子さんを押さえつけようとしたり、命令してやらせようとするのではなく、息子さんの話を十分に聞いてくださいね”

私にとっては意外な内容だった。

私は次男がしたこと(ふすまを破いたこと)だけを見て、次男が反抗しているとしか思っていなかったような気がする。

まさか次男が「悪かった」という気持ちがあるなどと、露ほども思っていなかったのである。

私は、次男のことを理解しようとしていなかったのかも・・・、と思った瞬間だった。

パピーさんにメールをもらってから私は色々考えた。

今まで次男のことが理解できないし、困った行動をするのはすべて次男が悪いと思っていた。

・・・私に悪いところはなかったのか・・・?

私はパピーさんの言うように子供に対して命令したり、押さえつけようとしてきたのではないか・・・?

次男が家に居場所がないように感じさせてきたのは私ではないか・・・?

出て行ってしまうと、「本当に困った息子!」と怒ってばかりいた私。

居心地の悪いところには誰だって居たくないのかもしれない、と初めて“逆から”考えることができた。

私はそれから「お母さんも悪かった」とメールをした。

次の日の朝、次男は色んな話をしてくれた。友達のこと、バンドのこと、学校のこと・・・。

それからなんと『自分から』布団を片付け『自分の部屋の掃除をした』のだ!

いつもは「お布団を片付けなさい!」「掃除をしなさい!」と命令しないとやらないと思っていたのに、『何も言わないのに』である。本当にびっくりした。

パピーさんに早速メールで報告した。

たわいないことも、今までいろいろな事があった分、飛び上がるほど嬉しかった。

パピーさんからのお返事で、

“非行に走ったり、ぐれる子に共通する部分って、実は二つあります。

一つはナイーブだということ、もう一つはすごく優しい心をもっているんです。

・・・こんぺいとうさんが悩んでいた息子さんも、とてもナイーブで傷つきやすかったのだと思うのですね。

・・・私たちは誰でも認めて欲しいと思っています。

そして【認められた】と感じた時にはとても穏やかになれるんです。

・・・今こんぺいとうさんは、息子さんの存在を認め、存在価値を見出してくれています。

息子さんはうれしかったと思いますよ。

次男さんを一人の男性、大人として扱ってくださいね。

まずは受け入れる・・・。そこからがんばってくださいね”

とあった。

まだまだ勉強途中なので、色々あるかもしれないが、パピーさんやグループの皆さんがいるから頑張れる気がしている。

「認める」「褒める」「包む」を実践していくことができ、1年後「幸せなお母さん」になっていることを願って・・・。

ココまで・・・

こんぺいとうさんの回想録はとても細かく、何日にもわたってか書かれて、今日はその抜粋だけですが、この時が2008年の3月でした。

こんぺいとうさんと次男さんの関係は、そこから急速に良くはなっていくのですが、

それでも、次男さんは、こんぺいとうさんを不安にさせたり、「どうしたらいいでしょう?連れ戻すべきでしょうか?」とご相談頂く事も有りました。

でも、私は常に「親は“指示”や“命令”をするのではなく“応援”ですよ」「自分で判断させて、その判断を肯定してあげて下さい」とお願いし続け、

こんぺいとうさんも、不安な気持ちを抑えながら、絶対に強制することなく、次男さんが自分で判断して、自分が結論を出すまで待ち、そして、結論を出したら、肯定をして下さいました。

つい、先日、こんぺいとうさんから頂いた、一番新しいメールを紹介させてください。

ココから・・・

ハピーさん、お久しぶりです。今日は近況をご報告に、とメールを書いています。

お忙しいでしょうから、読んでくださるだけで嬉しいです。

さて、次男ですが、大阪から帰ってきてからずっと家にいます。

何度も何度も就職やバイトの面接を受けて、何度も何度も落ち続けたおかげ(?)で「高卒資格が欲しい」と言い出しました。

現在は、高卒認定試験を受けて通れば、25単位を認めてもらえるそうで、8月の認定試験を受けるまで休学中です。

その後正式に復学する予定です。バイトもやっとコンビニに受かって、今月から頑張っています。

朝5時や6時に始まる時も、自分で起きてちゃんと出かけてました。

話を聞いていると、コンビニの店長さんや先輩にかわいがられているようです。

仕事もがんばっているようで、15日からはたくさんシフトにいれてもらえると喜んでいました。

来月からは、携帯代と、食費を払うそうです。

学費も少しずつ返してくれると言っています。(あまり宛てにはしていませんが・・・( ^ ^;)

あれだけすれ違っていた時が嘘のように今はよく話をします。とても素直でいい子です!(^^)/

私も何かしたいと思い、去年はマイクロソフトオフィスエキスパートの資格をとり、3月から市民バンドでクラリネットを吹いています。

今から人生まだまだ楽しもうと思っています!

パピーさん、本当に幸せをありがとうございます。感謝してもしきれません。

・・・その後・・・

ところで、あれからまた嬉しいことがあったんですよ!(^^)

次男が、コンビニのバイトで認められ、異例の速さ(入って1ヶ月)で夜間の責任者になりました。

なんでも、すすんで暑い倉庫で重いダンボールを2時間かけて整理したり、仕事が終わってなければ、タイムカードを押した後、最後までやり終えてから帰ったりしていたようです。

上の人の話し合いで「全員一致で決まった」とのことでした。

今は一週間に1~2日の休みで、一日7~8時間頑張っています。

昨日は店長は仕入れのやり方を教えてもらったそうです。今度、バイトなのに健康保険証がもらえるそうです。

次男は約束どおり、学費と車代を返してくれています。食費と保険代、携帯代も本人が払っています。高校の資格もとるそうです。

私の方が「もう無理しないでいいんじゃない?」といっても、「いまどき高校の資格くらいとってないといけない」・・・ですって!(++)

回り道のようで、本人にとっては必要な時間だったのかな、と今は思っています。

ココまで・・・

私は思わず泣きました。

“あれだけすれ違っていた時が嘘のように今はよく話をします。とても素直でいい子です!(^^)/

すすんで暑い倉庫で重いダンボールを2時間かけて整理したり、仕事が終わってなければ、タイムカードを押した後、最後までやり終えてから帰ったりしていたようです。

上の人の話し合いで「全員一致で決まった」とのことでした”

この文面を読んで、思わず涙が流れました。

次男さん、お母さんだけでなく、職場でも「認めてもらっている」んですね。社会でも立派にやっているんです・・・すごいです(涙)

「信じ続けてくれる人」がいると、人は立ち直れます。

でも“信じ続けること”がどれほど大変かも、私は分かります。

まさに、こんぺいとうさんは、息子さんを信じ続けてくださった、信じ切って下さったのだと思います。本当に良かったです。

そして、これから何が有っても、こんぺいとうさんも、次男さんも、乗り越えていけると思います。

ところで・・・(^^)

“私も何かしたいと思い、去年はマイクロソフトオフィスエキスパートの資格をとり、3月から市民バンドでクラリネットを吹いています。

今から人生まだまだ楽しもうと思っています!”

と有ったところを見ますと、こんぺいとうさんご自身も、毎日が充実されている様子。いいな~♪いい感じ!!とっても嬉しいです♪

是非是非、又、近況などを教えてくださいね♪

メルマガへの紹介のご許可、ありがとうございました。

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