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第593号 思いやり

こんばんは。パピーいしがみです。北海道や東北・日本海側では、大変な雪の影響が出ているようですね。

又、九州では大規模な噴火があって火山灰が降り積もったり、本州でもインフルエンザが猛威をふるっているようです。

2月に入り、少しずつ暖かくなっているようで、春の到来ももう少しだと思います。どうぞ、お体に気を付けて健やかな毎日をお過ごしくださいね。

さて、今日のメルマガは「思いやり」としました。

「思いやりのある子に育ってほしい」それはきっとほとんどのお母さんの願いだと思います。でも「思いやり」ってどうやったら教える事ができるのでしょうか?

今日、ご紹介するなっちんさんも、それが分からずお困りだったようです。約半年ぐらい前、なっちんさんからこのようなメールを頂きました。

ココから・・・

パピーさんへ、いつもとても勉強になるメルマガを無料で配信してくださって、ありがとうございます。

今まではメルマガとホームページだけを参考にしてきましたが、(いえ、「だけ」というには申し訳ないほど充実していて本当にありがたいと思っていました)この度、やっとパピーさんの元で勉強できる事になって、感激しています。1年間、どうぞよろしくお願いします。

早速で申し訳ないのですが、教えて頂きたい事があってメールしました。実はもうかなり前から悩んでいる事なのです。

これから勉強することで解決していくのだろうとは思うのですが、一日も早くなんとかしたくて、メールさせて頂きました。

私には4歳の男の子が一人いるのですが、私自身、今、すごく自信を無くしていまして、どうしたらいいものか、とっても悩んでいます。

それは、この子に「思いやり」の気持ちが全くない事なんです。とても乱暴で、どこに行ってもトラブルメーカーになるのです。

幼稚園などでも、友達が遊んでいる玩具を取り上げたり、公園やスーパーなどでも遊具で遊んでいる小さい子を押しのけて、自分が先に楽しもうとしたり・・・。

先日などはヒーローショーがあって、そこで「プレゼントをあげるから並んで~♪」と言われ、子供が集まってきたのですが、前に並んでいる子を、襟をつかんで後ろに倒したり、我先にと他の子を押しのけて強引に前に行こうとする。

人の気持ちや、思いやりなどが全く感じられないんです。もちろん、何度も何度も言い聞かせていますし、厳しく叱ったり、褒めたり、なだめたりもしました。

でも・・・何をやっても変わらないんです。周りのお母さん達にも白い目で見られるし、「躾ができていないね、この子は・・・」なんていう声が耳に届いたり・・・

「私だって頑張っているのに、なぜ言う事を聞いてくれないの?」と・・・涙が出てしまいました。

私は母に相談したり、幼稚園の先生に相談したり、児童相談所にも行きました。主人も学校の先生をしている友達に相談してくれたり、アドバイス頂いた事はほとんどやってみたつもりです。

でも・・・子供は変わらないのです。ほんの小さなヒントでも結構ですので、教えて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。

ココまで・・・・

なっちんさんから頂いたメールを拝見して、もう少し詳しく聞いた方が良いと思い、何度かメールのやり取りをしました。

まず、私が思ったのは、何らかの先天的な障害があるかな?という事でした。ですが、いくつかのご質問をしてお返事を頂いた内容からは、特別、心配するような部分は無いな・・・と感じていました。

ただ、一つ「あれっ」と思った事が有ったのです。それは・・・なっちんさんは、子供さんが1歳半ぐらいから、いくつかの習い事をさせていたのですね。

1歳半から英語、2歳からは数字・文字等の塾3歳からはサッカーを始めています。ご主人も、なっちんさんも「十分な教育を受けさせてあげたい」という考え方があって、

「少しでも早く字を覚えたり、数字に興味を持ったり、英語が話せるといいね・・・」という事で勉強できる環境に置きたかったそうです。もちろん教育熱心なお2人ですから「躾け」もかなり厳しかったようです。

サッカーはご主人のご友人の学校の先生の「そんなにエネルギーが有り余っているのならば、スポーツをさせてみれば・・・」という勧めからだったそうです。

ですが、英語でも他の習い事でも集中することができず、他の子の邪魔になるような状態。

サッカーも落ち着いて話しを聞く事ができないので、少しも上達できず、練習にも身が入らない。

親の願いに反して全く成長の見られない息子さんに、なっちんさんも、ご主人さまもかなり焦っておられるようでした。そこで私はこのようにお返事しました。

ココから・・・

なっちんさん、こんにちは。パピーいしがみです。メール拝見しました。詳しい内容のお返事をありがとうございました。

子供さんの為に頑張って「能力を高める」努力をされているな~と感じました。ただ、ちょっと確認したいな、と思うのです。

なっちんさんは『教えられる能力』と『教えられない能力』がある事をご存知でしょうか?例えば、今、頑張って環境を作っておられる、「英語」や「数字」や「文字」又は「サッカー」などは、『教えられる能力』です。

でも、ご心配の「思いやり」や「周りの雰囲気を知る」や「他の子がどう感じているかな?」など「協調性」や「感受性」などは『教えられない能力』なんです。

もっと具体的に言いますと、「文字」を教えることはできますよね。例えば、それぞれの文字の書いてある積み木などを持ってきて、「この字は「リ」、この字は「ン」、この字は「ゴ」だね。」

全部並べてみると「リ・ン・ゴ」赤くて甘酸っぱいこの果物は「リ・ン・ゴ」こう書くんだよ」なんて教える事はできます。

でも「思いやり」ってどうやって教えるのでしょう?「これが思いやりだ!」って見せる事ができません。せいぜい出来るとしても思いやりのない態度をした時に「叱る」ぐらいしか思い当たらないと思うのです。

「思いやり」以外でも、子供たちが成長する上で、身に付けさせたい事って沢山ありますよね。それは『教えられる事』ばかりではないんです。

では『教えられる能力』と『教えられない能力』があるとしたら、子供たちはどうやったら『教えられない能力』を高める事ができるのでしょうか?

私はそれは、幼児期にお母さんと一緒にいて「安心」する事で培えると考えているのです。もし、まだテキストを全部お読み出なかったら、一度全部読んでみてほしいのですが、

私のテキストでは「教える」に関してはかなり後の方ですよね。その前に、お母さんと子供さんが良い関係になれるように、配慮した作りになっています。

と言うのは、子供はもともと様々な能力を持って生まれてきています。私達親は、あえて特別な事をしなくても、子供が『安心して』毎日を過ごし、成長することで、自然にそれらの必要な種は芽を出して育っていくんですね。

自分が感じとって吸収していくのです。そう言うと「放っておけばいい」と思われるかもしれないのですが、「放っておけばいい」のではないんです。『安心』させてあげる事がとても大事で、その『安心』こそが子供の能力を伸ばすんです。

言い方を変えると「安心」が必要な時期に「安心」できず、緊張感の中にいたり、厳しい躾や、強い叱責の中にいるとさまざまな能力の芽が出ない、能力の発達や成長が滞る、
という事が良くあるんです。

なっちんさんご夫婦の考え方を否定するつもりはありませんが、息子さんが小さいころから、習い事を沢山されていましたね。

又、躾けもしっかりなさっているという事も書かれていました。とすると・・・もしかしたら、甘えたい時に甘えられなかったり、安心したい時に安心できなかったり・・・と言う事があるのかもしれません。

先ほど私は「安心」と言いましたが、年齢が低い子ほど、この「安心」が必要です。お母さんの影響力がとても大きいので、お母さんのそばにいて「僕はお母さんに好かれているんだ」と感じる事が安心につながります。

そんな「安心」している時や一緒にいる時に、花を見て「きれいだね~」って言ったり、「今日はあったかくて気持ちいいね」と話したり、花に飛んでくる蝶々が蜜を吸う所を見たり、猫の赤ちゃんがお母さんのおっぱいを吸う所を見て「かわいいね」と言ったり・・・。

見たり、聞いたり、話したり、感じたり、笑ったり・・・そういう所から「教えられない事」を子供自身が感じて吸収していくんです。

いえ、だからと言って、今の習い事をやめなさい、というのではないんですよ♪これは一つの例として、もし、今まであまりそれをされてきていない、としたら・・・

安心できたり、ゆっくり笑ってお話ししたりが無かったとしたら、それを増やして頂く事で、違うのではないかな?と感じるのです(^^)ご参考になれば嬉しいです♪

ココまで・・・

このメールをした後、なっちんさんからは“『教えられる能力』と『教えられない能力』があるなんて、考えた事もない事でした。実際「教えられない能力」を高めてあげることは、私は全くしてこなかったと思います。

きっと絶対的に不足していると思いました。主人と相談して、今のうちに方向転換してみます。貴重なお話、本当にありがとうございました。今、教えて頂いて、本当に良かったです。ありがとうございました。

というメールを頂いて、しばらく連絡が途絶えていました。そして・・・数ヵ月後、こんなメールが届いたのです。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。なっちんです。毎週のフォローメール、メルマガ、ありがとうございます。とても、とても、とてもとても参考になっています。

今日は嬉しくて嬉しくて・・・ご報告をさせて頂こうと思います。

以前(もう半年近く前ですが)、パピーさんにお話を聞いて、私は、自分が今までやってきた事が間違っていたんだ!と、とてもショックでした。

パピーさんに教えて頂いた『教えられる能力』と『教えられない能力』があるなんて事も全く知らなかったし、(私が読んだ、どの育児書にも書いてなかったと思います)

パピーさんからのご指摘も、全くその通りで、もう目の前、真っ暗になってしまいました。「どうしよう・・・手遅れかも・・・・」と、パピーさんへお礼の返事を打つにも手が震えて、やっと数行書いただけで返信してしまいました。(そっけなかったと思います。申し訳ありません)

パピーさんから頂いたメールを主人に見せて、「今まで間違っていたんだよ・・・・」と泣きながら言ったところ主人は、「でも、パピーさんは手遅れなんて言ってないよ、もし足りなかったら増やしたら?って言ってくれているだけだよ」と冷静に読みとってくれて、

すぐに「まず、テキストを2人で全部読もう!そして今出来る事をやろう!」という事になりました。パピーさんが書かれている内容は終始一貫して、「愛」なんですね。

最後のお子さん達に宛てた手紙では、2人とも泣きました。「こんな親になりたいね」と私達の目標は決まりました。

パピーさんは「習い事をやめなさい。というわけではない」と仰ってくださったのですが、それが私のイライラの原因になっていたのですから、すっぱりとやめることにしました。

でも、その代り今まで習い事をしていた時間は、「一緒に遊ぶ時間」にしました。

そうしたら・・・なんと今までは「時間が無い無い」と思っていたのに、とってもゆっくり時間が流れている事が分かりました。

時間に余裕ができた私達は、ご飯を食べるのも、お風呂に入るのも、ゆっくり出来るようになりました。

ご飯を食べていて「これおいしいね~♪」とか「どう?綺麗にできたでしょ(^^)」とか、今までは「散らかすな」「汚すな」「食べ遊びするな」と叱ってばっかりだったのが、

主人も「もう箸が使えるようになったのか?すごいな!」とか、努めて良いところを探すようにしてくれています。

お風呂に入っていても、今までは「早く入りなさい」から始まって、「肩まで浸かって」とか「石鹸で遊ばない」とか「早く出なさい」「どんどん拭きなさい」「裸で遊ばない」などなど、もう・・・小言、命令、強制オンパレードでしたが、

今はシャンプーで頭を洗いながら泡で髪の毛のオブジェを作ったり、湯船につかりながら一緒に歌を歌ったり・・・。しわしわになった指を見て「お婆ちゃんの指だ~」なんて笑ったり。

今まででは考えられない時間の過ごし方ができたのです。そうしたら・・・子供の顔がとても柔和になってきたのです。

最初の変化は幼稚園でした。担任の先生が驚いて教えてくれました。先生が驚かれたのが、「椅子に座って話しをきちんと聞く」事でした。

幼稚園に送り迎えに言った時、担任の先生が、「昨日、○ちゃん、すごく良い姿勢でお話し聞けたんですよ♪」「私、嬉しくって思わず褒めちゃいました。はにかんだ様子がかわいかったです♪」とニコニコ顔で教えてくださいました。

落ち着きのなかった息子は、授業中もふらふら・・・椅子に座っても、話しを聞かずに鼻をほじっているような子でした。その子がきちんと座って話しを聞いていた・・・これは、私にとっては大きな驚きでした。

その時「もしかしたら、もう変化が表れてきた?」と思いましたが、慢心すると又元の自分に戻りやすい、という事をメルマガで学んでいましたので、「もしかしたら偶然かもしれない」と思いながら、でも嬉しくって主人が帰ってくるのを待って、喜んで報告しました。

「もしかしたら偶然かもしれない」と思うようにしていた私ですが、どうもその頃から、少しずつ変化有ったようです。

何しろ日を追うごとに表情が明るくなっていきました。声を出して笑うようになりました。話す言葉が増えました。幼稚園での出来事を話すようになりました。

とても可愛い顔でにっこりするようになりました。あれだけあったトラブルも苦情も、どんどん減って、今はほとんどありません。

そして今日、先生から嬉しいご報告を受けたのです。息子は滑り台が大好きです。でも、人を押しのけて滑ろうとするので、とても危険でした。ですから幼稚園では、息子が滑り台で遊ぶ時には、必ず一人、先生がついてくれて、怪我が起きないようにしてくれていたのです。

でも「今日は一人で、きちんと並んで順番を待てたんですよ♪」と先生からご報告を頂いたのでした。もちろん、私もたくさん、たくさん褒めました。子供は、とっても嬉しそうでしたよ(^^)

今まで何をしても変わらなかった息子が、「本当に変わってきているんだ!!」と思った瞬間でした。

パピーさん、『教えられる能力』と『教えられない能力』って、本当にあるんですね。そして、教えられない能力の育ち方って、親の姿勢によって全く違うんですね。

それを発見された事もすごいし、数回のやり取りで見抜いてさらっと教えてくれるパピーさんもすごいです。

このメールを書いている横で今、主人が「あっ」って言いました。『「認める」「褒める」「包む」って、この「教えられない部分を育てる事」なんだね・・・』って。

テキスト・・・本当に深いです。これからも夫婦そろって勉強させていただきます。又、ご報告させてくださいね。

子育てに悩み、苦しみ、泣いていた私でしたが、今はうれし涙を流し、これからが楽しみで、すこし(いえ、とっても)ワクワクしています。

まだまだ、寒い日が続くようです。パピーさんもお体を大切になさって、(私も含め)沢山のお母さんの力になってくださいね。まだまだ、私もこれから♪ですから、途中報告とさせてください♪

長い長いメール。お読み頂きまして、ありがとうございました(^^)

ココまで・・・

なっちんさん、ご報告メール、ありがとうございます。息子さん、かなり落ち着いてきたみたいで、良かったですね♪

メルマガへの紹介のご許可も、ありがとうございました。『教えられる能力』と『教えられない能力』がある、という表記の仕方はちょっとショッキングだったかもしれませんが、この『教えられない能力』という部分が、今後の子供の性格を作っていく基礎になると思うのですね。

ですから、本当に大切なところなんです。そしてそこには、私達がもっとも子供たちに身に付けさせたい、「やる気」や「乗り越える力」もあるんですね。

その重要性に気付いてくださったなっちんさんご夫婦ですから、きっとこれから、子供さんのすさまじい成長を目の当たりにされると思いますよ(^^)私もお役に立てて良かったです♪是非、又、ご報告など下さいね。楽しみにしています。

 

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