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第904号 どうしたらいいの?

こんばんは。パピーいしがみです。

今日、ご紹介させて頂くのは、アキーナさんから頂いたご相談です。私はできるだけ子供の、“持って生まれた子供自身の力”を育ててほしいと思っています。

ですから、お父さん、お母さんには、子供自身が、自分で考えたり、挑戦したり、「こうやったらどうだろう?」と工夫したり、自分で考えて行動できるように、

あまり指示・命令や、叱ることをせず、沢山失敗させてあげるようにお願いするのですが、子供が自分自身に自信が無かったり、不安になりやすかったり、失敗するのが怖い・・・と思っている場合、

「どうしたらいい?」と一から十まで聞いてくる、という事がよくあります。

親は子供よりも経験が豊富ですから、親が答えてあげれば、子供の失敗は少なくなります。

親としてもその方が効率的ですし、子供自身もその方が楽だし安心なのですが、何でも親に聞き、親が正解を教えてばかりだと、子供本人に考える力や工夫する力が育たないんですね。

考える力や工夫する力が育たなければ、自分で考えることも、だんだんしなくなってしまいます。

又、親に教えてもらうことが普通になってしまうと、何か起きた時に親がいなかったら、簡単な事でも、「どうしたらいいんだろう?どうしよう!どうしよう!」と、

パニックになったり、常に不安に怯えなければならない、という事になってしまう事もあります。

だから、親が「こうしなさい」「ああしなさい」と何でも指示したり、簡単に答えを教えてしまうのではなく、子供に考えさせること。

もしくは一緒に考えることをお願いしたいのですね。アキーナさんからはこんなご相談を頂きました。

ここから・・・

今回ご相談したいのは長男の『どうすればいいの?』に対して。。。です。

長男の性格をざっくりお話ししますと、明るい、活発、外で走り回ってるのが大好き、声が大きい、喧嘩もするけど妹と遊んでくれるし、2ヶ月の次男が泣くと様子を見に行ってくれる優しさもあります。

公園に行けば、知らない子といつのまにか仲良くなって一緒に遊んでいるという、お友達を作るのも、わりと得意な方だと思います。

ですが、かなりの不安&心配性で、『どうすればいいの?』が口癖です。幼稚園に入園してから、毎日大泣きし行くのをいやがっていました。

帰って来ると楽しかった・・・と言うものの、夜には『明日幼稚園行きたくない』となり泣き出していました。(特に幼稚園で何かあったわけではなく、聞くとママが居ないからと言います。)

年長になっても、『幼稚園どうすれば行ける?』と言ってみたり、保護者会で私が幼稚園に行って、先に帰る時は泣き出したりと、とにかく親がいない所や初めての場所になると不安で泣き出してしまうのです。

大人でも初めての場所は不安だったりドキドキしたりするし、私に似て心配性なんだなと最近は思うようにしているのですが、その時は毎日のグズグズにイライラしていました。

この頃は何でもかんでも『どうすればいいの?』で、正直困っています。

例えば、大事にしてた本が破れた『どうすればいいの?』おもちゃを間違えて蹴っちゃった『どうすればいいの?』

(これはおもちゃを大事にしないとサンタさんが来ないかもよと前に話したからだと思います。)

大事なカード(紙の)が折れたり端がめくれてきた『どうすればいいの?』テレビにボールを当てちゃった!『どうすればいいの?』明日の幼稚園『どうすればいいの?』

とにかく失敗したとき等に、どうすればいいかを全部聞いてくるので(気にしなくていい事でも)、親としては自分で解決策を見つけてほしい気持ちもあり、

『○○は(長男)どうすればいいと思う?』と聞いてみても『なんで僕に聞くの?わからない』と言います。

『こうすればいいんじゃない?』とか『大丈夫だよ』と伝えても、『うん』とは言いますが、結局また『それでもダメだったら?』等、同じことをいつまでも言ってきます。

あまりにグチグチいつまでも言うので、こちらもイライラしてしまい、『知らないよ!しょうがないでしょ!』となってしまうのです。

因みに私の口癖は多分、、、『知らないよ!』です。突き放してますよね。。。わかっているのですが、子供のグチグチに最後まで付き合ってあげる心の余裕がないのです。

落ち着いて考えれば、もしかして自分の答えに自信がないから全部人に聞くのかな?と思っているのですが、この『どうすればいいの?』にどこまで答えるべきか悩んでいます。

長男に自信のなさがあるとすればきっと、あまり失敗をさせてこなかったからだと思います。

私も主人も性格が似ていて、子供にイラッとするタイミングが一緒だったりするので、同時に怒らないようにはしていますが、色々口を出してストップをかけてしまうのです。

それはお互い自覚してるので、『命に関わる事以外はなるべくストップをかけないようにしよう』と話すものの、なかなかうまく行きません。。。

なんだか長々とまとまりのない文章になってしまってすみませんが、長男の『どうすれば。。。』を『自分でどうにかしてみよう!』にするために、私はどうすればいいのでしょう。

(親子揃ってどうすれば。。。ですみません)よろしくお願いします。

ここまで・・・

アキーナさんの息子さんは、“かなりの不安&心配性”と書かれていましたね。ですが、活発で知らない子ともすぐに友達になれる、とも書かれていました。

でしたら「自分で考える癖」をつけてあげれば、解決するのではないかな?とこんなお返事をしました。

ここから・・・

アキーナさん、こんにちは。パピーいしがみです。今回のご相談は、長男さんの「どうすればいいの?」について、でしたね。

長男さんの様子としては、明るくて活発だけど・・・不安や心配も強い子のようです。“年長になっても、『幼稚園どうすれば行ける?』と言ってみたり、

保護者会で私が幼稚園に行って、先に帰る時は泣き出したりと、とにかく親がいない所や初めての場所になると不安で泣き出してしまうのです。”ともありました。

“大事にしてた本が破れた『どうすればいいの?』おもちゃを間違えて蹴っちゃった『どうすればいいの?』大事なカード(紙の)が折れたり端がめくれてきた『どうすればいいの?』

テレビにボールを当てちゃった!『どうすればいいの?』明日の幼稚園『どうすればいいの?』”というところを見ますと、どうやら失敗をするのが怖かったり、間違った選択をしたくない、という気持ちが強いようです。

そして、アキーナさんとしては、“因みに私の口癖は多分、、、『知らないよ!』です。”とありました。なるほど、もう「うんざり」という感じのようです。

アキーナさんのメールにも、“長男に自信のなさがあるとすればきっと、あまり失敗をさせてこなかったからだと思います。

私も主人も性格が似ていて、子供にイラッとするタイミングが一緒だったりするので、同時に怒らないようにはしていますが、色々口を出してストップをかけてしまうのです。

それはお互い自覚してるので、『命に関わる事以外はなるべくストップをかけないようにしよう』と話すものの、なかなかうまく行きません。。。”とあったように、

多分、今までも「こうしなさい」「ああしなさい」という事が多く、また、子供も言われたとおりにしていれば、安心・・・という事が多かったのかもしれません。

とすると・・・まずしてほしい事は、「どうすればいいの?」と言わせないことではなく、失敗しても大丈夫だ、と経験させることだと思います。

もちろん小言や「こうしなさい」などはできるだけ、減らしてほしいのですが、まずは自分で考えて行動できる、そんな風に持っていきたいですね。

ですから「どうしたらいいの?」と聞かれたら、「知らないよ」とか突っぱねるのではなく、「人に聞くのは簡単だけど、まずは自分で考えなさい」と、まずは自分で考えるように言ってみてください。

「ただどうしたらいいのか聞くだけだったらそれはあなたの為にならないから答えないよ」と宣言してしまってもよいかもしれません。

そして「自分で考えて答えが出なかったら、その時に“一緒に考えて”と言ってきて」と言っておくのですね。

そうは言っても、必ず「どうしたらいい?」と言ってくるでしょうから、そう聞いてきたら、まず「自分で考えてみた?」と聞いてみて

「考えてない」と言うのなら「まず自分で考えなさい」「そしてどうしても分からなかったら、“一緒に考えて”って言いなさい」とこれを何度も何度もくどいぐらいに伝えるんですね。

そしてもし、少しでも自分で考えたら、「すごいじゃない!自分で考えたんだね」と褒めてあげてほしいのです。(それが間違っていても正しくてもです)

自分で考えた、という事を褒めてあげるのですね。もちろん、それが間違っていたとしても、その考えを肯定してあげてほしいのです。(それによって自分で考える、という事をし始めます)

そうなると簡単に「どうしたらいい?」と、丸投げで聞いてくる、という事は減っていくと思います。

親が答えを言ってしまうのは簡単です。子供も、答えを聞いてしまえば簡単です。ですが、それをやっていると、子供が自分で考えることをしなくなります。

自分で考えることをしなくなれば、判断をしたり、工夫をしたり、自分で決めることができなくなります。しばらくは、しつこいし、うるさいと思いますが、

親の姿勢をはっきりさせて、「子供に考えさせる」をやってみてほしく思います。

ここまで・・・

そのようにお返事して、数か月。アキーナさんからは、こんなご報告を頂きました。

ここから・・・

パピーさんこんにちは!以前長男の『どうすればいいの?』について相談させていただいたアキーナです。

お返事を頂いてから返信できずすみません。あの後、パピーさんに教えて貰った通り、まずは「自分で考えてごらん」と伝えるように心がけました。

初めは長男も、「何で?わかんない」と言っていましたが、一度自分で考えた事を私が『いい考えだね!』と言ったことで、少しずつ自分の考えを言えるようになりました。

この間TVアニメを見ていたとき、主人公が失敗ばかりしているのを見ていた長男が突然「ママ、失敗してもいいんだよね。前には進んでるんだから」と言ったのです!

『何~♪そのカッコイイ言葉!!うん、ママもそう思うよ。失敗しても間違えてもいいんだよ。』と言いました。長男はニコニコしていました。

これには主人も驚いて、子供達が寝た後に「誰が○○に失敗してもいいって教えたんだろうね。。。」と言っていました。

前にも「失敗してもいいんだよ」と伝えた事はありますが、本人には響いていなかったのか、こんな風に言うこともなかったし、失敗するのを恐れていたので、こんな言葉が出たことに本当に驚いたようです。

今でも考えずにいきなり聞いてくる事もありますが、気長に伝えて行きたいと思います。

ここまで・・・

いいですね~(^^)「ママ、失敗してもいいんだよね。前には進んでるんだから」すばらしい!!とても「どうしたらいいの?」と、聞いてばかりいた子とは思えません。

短期間にすごく逞しくなったな~♪と私も嬉しくなりました。

でも、そのきっかけは、やはり、お母さんの『いい考えだね!』と褒めてあげたことのようです。

“指示待ち人間”という言葉が生まれて久しいですが、指示待ち人間にさせてしまうのは、私たち「親」だったのかもしれません。

是非、子供たちが本来持っている「考える力」を伸ばしてもらえるように、「まずは自分で考えてみよう!」そんな環境を作ってもらい、子供の考えを肯定してあげることが、

自発的な行動や、工夫・アイデアに結びついていくと思います(^^)アキーナさん、貴重なご報告、そして、メルマガへの掲載のご許可、ありがとうございました。
 
 
 
 
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