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第1104号 叱ったら抱きしめる?

こんばんは。パピーいしがみです。

今日のタイトルは「叱ったら抱きしめる?」としました。

最後に『?』が付いているように、「それって正しいの?」「本当にそうすべきなの?」という疑問を持ってのタイトルなのですが、

この「叱ったら抱きしめる」は、今、結構そのようにアドバイスを受けたり、子育て評論家の方が口にしたりしているみたいです。

会員のSUNさんから、こんなご質問を頂きましたので、この件についてお話させて頂こうと思います。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。SUNです。

今日は、ちょっとお聞きしたいことがあってメールをさせて頂きました。お時間がある時で結構ですので、お返事頂けると嬉しいです。

お聞きしたいこと、と言うのは、今、巷で言われている「叱ったら抱きしめる」とか「叱ると抱きしめるはセットで」のような文言についてです。

誰がそう言いはじめたのか?はわからないのですが、子供の同級生のママが自信満々に「叱ったら抱きしめるんだって」とか「叱ると抱きしめるはセットでするらしいよ」と言っていて、

特にそのママは、怒ることが多くて、ガツンと怒った後、すぐに子供(5歳男子)を抱きしめています。

そして確かに親はそれで切り替えができているようです。

でも、子供はその後も同じことを何度も繰り返すし、叱る時のルーティーンみたいになっていて「これって子供にとって意味ないんじゃないの?」と私には感じます。

パピーさんのテキストには「叱ったら抱きしめる」なんて書いてないし、パピーさんにお聞きするのも違うのかな?とも思うのですが、

今、結構どこでも聞きますし、それをすることで子供が安心したり、プラス面が多いのなら、私も取り入れたいと思っています。

「叱ったら抱きしめる」について、パピーさんはどうお考えになるか、教えて頂けたら嬉しいです。

ココまで・・・

とこんな内容でした。

「叱ったら抱きしめる」確かによく聞きます。でもやっぱりその目的やシチュエーションによって、その是非は変わってくると思います。

なのでSUNさんには、こんな風にお返事しました。

ココから・・・

SUNさん、こんにちは。パピーいしがみです。

「叱ったら抱きしめる」「叱ると抱きしめるはセットで」って私もよく聞きます。

そして聞く度に「それだけを鵜呑みにしなければいいけど・・・」と心配になります。

SUNさんもお感じのように、なんでも「こうすればいい」って事はなく、その目的や意味を考えてなければ、せっかくの行動も価値がありません。

私がとても心配するのは「叱ると抱きしめるはセット」のような言い回しを聞くと、

「ああ、そうか、抱きしめてあげれば、どんなに叱ってもいいんだな」と考えてしまったり、

意味も考えず「形だけまねをする」方がいるからなんですね。

ご存じのように私は「叱る」なんていりません。必要なのは「教える」事。

子供たちは何度も失敗するんですから、その都度教えてあげればいい・・・とお話していますよね。

ですから「叱る都度、抱きしめましょう」なんて言ったことはありません。

又、やみくもに叱り、意味もなく抱きしめて・・・とやっていると、子供は「なぜ叱られたのか?」「なぜ抱きしめられたのか?」が理解できません。

SUNさんのお知り合いのお子さんも「同じことを何度も繰り返す」と書かれていたように、多分、理解ができていないと思うのです。

ただ、私は「叱った後に抱きしめる」を推奨はしていませんが、悪くはないと思っています。

推奨しないのは「わかりにくい」「間違いやすい」のと、子供の様子によって必要ない時もあると思うからです。

では、どういう時にどんな風にしたらいいのか?ですが、

叱った後、子供がひどく落ち込んでしまったり、子供との関係が険悪になってしまうってことはありますよね。

そんな時に、子供の気持ちを立て直すのには「抱きしめる」は、とてもいいのです。

あくまでも「子供の気持ち」をフォローする時に・・・と考えてほしいのですね。

だから決して「叱ったら抱きしめる」「叱ると抱きしめるはセット」なのではなく、子供の様子によって使い分ける、という事なのです。

思わず叱り過ぎてしまい、子供がへこんでしまう、という時は、どなたでも経験が有ると思います。

いつまでもめそめそしていて、お母さんも「怒り過ぎちゃったな~」と感じるような時。

そんな時に、めそめそしている子供に「どうしてお母さん怒ったのか分かる?」と聞いてみて、

子供がなぜ叱ったかが理解できていれば「そうだね。もうやめようね」と言って抱きしめてあげれば、険悪な雰囲気を断ち切って仕切り直しができます。

又「嫌いだから怒ったんじゃないんだよ。ダメな事をちゃんとわかってもらうために怒ったんだよ」と言っても良いと思います。

それは膝の上に腰掛けさせても話してもいいし、もちろん抱きしめながら言ってもいいのです。

親の方でも切り替えやすくなりますし、子供も不安な気持ちが楽になります。

叱られ過ぎた子供は、やはりすごく不安になっています。「叱られる」事は自分の全てを否定されたようにも感じます。

その不安を払しょくするためには、優しく話してもらえたり、抱きしめてもらうことはとても良いのですね。

それを考えた時「厳しすぎた叱る」があっても、その後時間をおいて「なぜ叱られたのかを考えさせる」「子供も理解する」をして、

その後に「抱きしめる」が来れば、それで親も子供も切り替えができますし、とても価値のある「抱きしめる」になりますよね(^^)。

でも「なぜ叱られたのかを考えさせる」「子供も理解する」もなしに、又、子供の様子も関係なく、

いつも同じように「ガツンと怒って」「その後で抱きしめる」を、それこそ「セット」のようにしてしまうと、

子供は「なんで叱られた?」「なんで抱きしめられた?」と疑問が残るだけになってしまいますし、結局、親の「自己満足」だけで終わってしまいます。

私はそんな風に考えますが、どうでしょう?

ココまで・・・

こんな風にお返事したところ、SUNさんからお返事を頂きました。

ココから・・・

パピーさん。「叱ったら抱きしめる」について、細かく説明してくださってありがとうございます。

そうなんです。私が感じていたのは「親の自己満足」でした。

きっと「叱ったら抱きしめる」も子供の為のはずなのに、なんだか「親の為」にやっているような違和感があったのでした。

でもそれがうまく説明できなくて、パピーさんに伝わったかな?と心配でしたが、私のつたない言葉からも思いをくみ取って頂けてよかったです。

私も「叱り過ぎちゃったな~」と思う事は良くあります。

それで子供がシュンとしてしまってなかなか険悪な雰囲気が尾を引いてしまって・・・という事があって、

そんな時今までは「いつまでもめそめそしてないの!」とさらに怒って追い打ちをかけていましたが・・・。

なるほど、そんな時に、膝に乗せたり、抱きしめて優しく話しかければ気持ちは楽になりますよね♪やってみます。

ちなみに以前、ご相談させて頂いた姉妹げんかですが「ママは間に入らないよ。自分達で解決しなさい」と言って介入せずに見ていたら、

自分たちで考えたり、ルールを決めたりして、喧嘩になっても早く終わるようになりましたし、何より前より仲良くなったような気がします。

4歳(になったばかり)と5歳ですが、親が介入しなくてもちゃんと解決できるんだな~と驚いています。

子供たちがさらに毎日を楽しく、イキイキと育ってくれるようにこれからも頑張ります(^^)。

ココまで・・・

以前、姉妹げんかについてご相談を頂いていたSUNさんだったのですが、それも解決して「二人で考えたり、ルールを作ったりしている」とありました。

お母さんがケンカに介入している時には、お互いに毛嫌いしていたのに・・・(^^)。

「前より仲良くなった」とお聞きできて、こちらもホッとしました♪

そうそう。メルマガに掲載されている多くのご報告は、とても好評を頂いているのですが、

長い年月の経過で、そのご家庭がどんな変化をしているのか、メルマガに掲載させて頂いた分をまとめてみました。

「それぞれのお母さんの物語」というページでお読みいただけますので、どうぞご参考になさってくださいね♪


https://www.age18.jp/story.html

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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