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第1112号 克服が力になる

こんばんは。パピーいしがみです。

「できない」が「できる」になって子供たちはどんどん自分に自信をつけていく、というお話はしていますよね。

そしてその自信とともに気持ちが安定したり、元気になったり明るくなったり・・・良いことは沢山あります。

ただ年齢が上がっていくとなかなか「できない」が「できる」になることが少ないのですが、

今日は「できない」逆上がりができるようになって、変わっていった4年生の男の子の例をお話させて頂きます。

こんな内容のご相談でした。

ココから・・・

いつもお世話になっております。トモと申します。

どんな対応をしたらよいかわからなくなってしまったので、アドバイス頂けると幸いです。

以前にもご相談させて頂いた長男ですが、運動(サッカー)を始めて、仲の良い友達ができ、一緒に遊んだりして「この頃落ち着いてきたな~」と感じていたところでした。

ところがサッカーのコーチが若い方に変わり、今、やる気を失って不満ばかりで、そのイライラを妹にぶつけたり、ケンカを吹っ掛けたりしています。

せっかく良い雰囲気だったのに、どうやって改善していったらいいか悩んでいます。

どうして長男がそんなになってしまったか?をお話ししますと、サッカーの若いコーチが新しく取り入れたサーキットトレーニングが原因です。

(注:サーキットトレーニングとは、筋トレと持久走を兼ね備えた練習で、筋力向上と心肺機能の向上にとても効果的な練習方法のことです)

そのメニューの中に逆上がりがありまして、ハードルを飛び越えたり、坂道をダッシュしたり、跳び箱やのぼり棒などはこなせるのですが、長男はなにしろ鉄棒が大の苦手なのです。

逆上がりは2年生の時に授業でも習ったのですが、その時には「できなくてもいい。頑張ろうとする気持ちが大事!」と先生に言われて、できないまま4年生になりました。

本来であれば、できるように手伝ってあげたり、親も一緒になって努力をするのがよかったのだと思いますが、

できなくても何とかなってしまったので、そのままスルーしてしまった、というのが本当のところです(あの時ちゃんと取り組んでいれば・・・と悔やまれます)

サッカーは上半身よりも下半身を使うことが多く、鉄棒とは無縁で今までは本人の苦手意識を強くさせることはなかったのですが、

今回のサーキットトレーニングでは、逆上がりができない人は、腕立て伏せを10回することになっていて、

学年関係なく全員でスタートする中で、自分が腕立て伏せを10回やっているうちに、下級生がクルッと逆上がりをして抜かされてしまう。

最初は2位や3位にいたのに、最終的には学年ではいつもびり。1年生に抜かされてしまうこともあります。

4年生の中で逆上がりができないのは長男だけで、みじめな思いをしているようです。

本人も悔しい思いがあるのですが、毎回サッカーの練習の最後にこのサーキットトレーニングがあるので、

その度に「やだな~やりたくないな~」と言い、結果、うなだれて帰ってくる感じです。

サッカー少年団は、親のサポートも必要で、車での送り迎えもするのですが、このサーキットトレーニングが始まってから、遠くから見ていても落胆ぶりが分かるし、

帰りの車の中が暗く、愚痴ばかりを言うようになってしまいました。

コーチはこのトレーニングの結果で選手に差をつけることはないし、みんな平等に扱ってくれますが、

本人が自分に対して嫌悪感を感じていたり「俺なんてダメだ」って思うようなってしまい、その悪影響がサッカーだけでなく、日々の様子にも表れてすごく感じ悪いです。

パピーさんの過去のメルマガを見せて頂いて、器具を使って練習してできるようになったお子さんのお話を読んで、

「練習しようよ!」と言うのですが、本人は「みんなに見られるのが恥ずかしい」とか「かっこ悪いからやだ」とか言って練習をしようとはしません。

「(逆上がりを)できるようになりたくないの?」と言えば「なりたいにきまってる!」と言うので「じゃあ練習しなよ」と言えば「うるさいな」と怒ります。

「じゃあ、サッカーやめるの?」と言えば「そんな事、言ってないじゃん!」とケンカ腰。

「じゃ練習しかないしょ」「あんたの事を思って言ってあげてんだよ!」と私もどんどんエスカレートして声を荒げてしまいます。

ちょうど年齢も10歳になったこともあり、反発や口答えもすごいです。

せっかく落ち着いてきた癇癪や、いじけが再発して「またか~」と私もイライラMAXです。

本人はサッカーは好きなんです。そして仲の良い友達とふざけられる今の環境も気に入っています。

ただ逆上がりができない自分。下級生ができるのに自分ができない悔しさ。そしてどんどん抜かれてしまう情けなさでイライラしているんですね。

「逆上がりをメニューから外してください」なんて言うことは当然間違っていると思いますし、

どうしたらいいものか?と思ってご相談させて頂きました。何かいい方法があったらお返事頂ければありがたいです。

ココまで・・・

という内容でした。

なるほど。息子さん2年生の時のチャンスを逃してしまったみたいですね。

でもハードル、跳び箱、のぼり棒が無難にできているのなら、これはもしかしたら、もっと自信をつける良い機会かもしれません。

なので私はこんな風にお返事しました。

ココから・・・

トモさん、こんにちは。メール拝見しました。

そうですか~。長男さん、サーキットトレーニングで苦手な逆上がりの代わりに腕立て伏せをやっているうちに、

下級生や後から来た子に抜かされてしまい、それがかなり悔しいみたいですね。

そして妹さんにケンカを吹っ掛けたり、拗ねたり不満タラタラ・・・みたいな状態のようですが、もしかしたら今回の事が良い転換期になるかもしれません。

その前にまずトモさんのお気持ちの中に、サーキットトレーニングさえなかったら・・・というお気持ちもあるようなので、まずはこれについてお話しさせて頂きたいと思います。

サーキットトレーニングって、インターバルトレーニングともいうのですが、無酸素運動(筋力トレーニング)と有酸素運動(持久走)を組み合わせたトレーニングで、

スタミナをつけたり、瞬発力を付けたりするのに、とてもいい方法であらゆるスポーツで使われています。

きっと若いコーチも勉強をされていて、足りない事に気づいて取り入れたのでしょうね。

特に今の子供たちって、転んだだけで骨折したり、転んだ時に手を使わず顔面から落ちて大けがをする・・・なんて子がいるので、

それを防ぐためにも素晴らしい練習になる、ということをご理解いただきたいんですね。

きっとグランドの中で、跳び箱をする場所や、のぼり棒をする場所、坂道ダッシュをする場所、逆上がりをする場所などが配置されていて、

みんなで競争のようにヨーイドンでスタートして、持久走をしながら各セクションで課題をこなしているのだと思います。

息子さんも、自分の結果にイライラするぐらいですから、一生懸命に取り組んで、必死で走っていると思います。

これって体幹はもちろん、筋力も持久力も同時に鍛えられて、すごく良い練習方法なんです。

ただやる方はかなりきつくて、練習終わりにこれをやると、もうヘトヘトになってしまいます。

そんな中、長男さんは逆上がりではなく腕立て伏せを選んでいるようですし、のぼり棒などはできる、との事でしたから、きっと上半身の筋肉ってかなり鍛えられていると思うのです。

ただ逆上がりに必要なのは筋力よりも“腰を鉄棒に近づけておく”ことで、ある意味「コツ」なんですね。

そしてそのコツをつかむには、やはり常に鉄棒に触れ、鉄棒で遊ぶことが必要になります。(練習よりも遊びとして鉄棒に触れさせたいです)

ところが長男さんの言葉は「みんなに見られるのが恥ずかしい」「かっこ悪いからやだ」なんですね。

4年生の男の子。かっこ悪いと思う気持ちもわかります。

小学校4年生ぐらいになれば、やはり周りの目が気になりますし「4年生になってもまだ逆上がりもできないの?」などとは思われたくもありません。

ですからもし練習をするのなら、知っている人のいない場所を選んだり、夕方・夜など練習する時間帯も考えてあげてほしいのですが、

それよりも、ご自宅に鉄棒を準備されてみたらどうでしょう?

そう言うと「えっ、その為だけに鉄棒を?」と驚かれるかもしれないのですが、

今は室内用の鉄棒が売られています。値段も意外と安く(アマゾンでは)7000円弱です。短期的なレンタル鉄棒というものもあります。

もし使わなくなったらメルカリで売ってもいいし・・・と考えると、これでできるようになって自信がつけば金額的には安いものと私は考えます。

又、自宅にあれば、いつでも触れるし、人に見られる心配もないので恥ずかしくもないです。

そして何より、自由に高さが調節できて、簡単に動かすことができるので、

壁の近くに置いて壁を伝いながら遊んだり、子供が自分で使い方を考えて、触っているうちにできるようになったりもします。

特に息子さんの場合は、のぼり棒ができるとの事でしたから腕の引っ張る筋力はすでにあると思いますし、

鉄棒に触る機会を増やすだけでできるようになるのでは?と私は思うのですね。

どうでしょう?少々出費にはなりますが、ご家庭に鉄棒を用意して「いつでも練習できる」という環境をおつくりになってみたらいかがでしょうか?

「習うより慣れろ」という言葉がありますし、長男さんの「悔しい」と言う思いが有って、

人に見られたり、恥ずかしい思いをしない環境であれば、自分から練習するのでは?と思いますが、どうでしょうか?

そして口答えや反発は、自分の考えを持ち始めているということですし、ちゃんと成長している証拠です。

少々「イラッ」とするとは思いますが、そこは「誰でも通る道」だと思ってわかってあげてくださいね。

ココまで・・・

トモさんのご要望は「長男さんにどんな対応をしたらよいか?」だったのですが、

理由がはっきりしているので「乗り越える」事が一番の対処になるでしょうし、

それは今の状況を改善するだけでなく、必ずそれが自信になってくるのですから「できるようになる」その一択でお返事しました。

その後、ご存じのようにコロナが蔓延してしまい一時サッカーの練習自体がお休みになったのですが、トモさんは特別定額給付金を使ってご購入をされたそうです。

そしてこのようなご報告を頂きました。

ココから・・・

お返事を頂いてパピーさんが言われていたように「え~!その為に鉄棒を買うの?」と思っていて、しばらく悩んでいました。

「鉄棒を買ってもちゃんと練習するかなぁ?」「買っても無駄になったらまた文句言っちゃいそう・・・」と悩んでいて主人にも相談しました。

そうしたら「いいじゃん。〇〇(妹)もいるんだし、無駄にはならないよ。俺も懸垂とかしてダイエットしようかな?」と言ってくれたので、

特別給付金ももらったし・・・と、購入しました。

子供は突然届いた大きな荷物にびっくり。そして鉄棒は嫌いだと思っていた長男ですが、すごく興味を持ってくれました。

主人が組み立ててくれて、高さを一番低くセットしたら長男が「これならできるんだよね」と言って、ぴょんと飛び乗り前回りをしました。

それを見て、私も主人も「なに?できるじゃん!」と。

すると長男は「前回りはできるけど、逆上がりができないんだよ」と言ってやって見せたところ、

勢いよく足を蹴り上げるのですが腕が伸びきって「全然ダメ、これじゃあ無理だな」という感じでした。

私はつい「腰・・・(が離れているからダメなんだ)」と言いそうになりましたが、主人が

「おお!!もうちょいじゃん(笑顔)毎日触ってれば絶対できるようになるよ!」と言って、長男の顔がパアッと明るくなりました。

(私の何倍も上手だな、と思いました)

そして「毎日5分でいいんだよ。お父さんが帰ってきたら5分だけ練習するか(^^)?絶対できるようになる。保証する!」と言って、毎日5分間だけ練習することになりました。

私からすると(たった5分?それでできるようになる?)と思いましたが「毎日やる」と約束したので、(まあ、それでよしとするか)と主人に任せるようにしました。

最初の数日は全く変わらず、はっきり言って「これじゃあしばらくかかるな」という雰囲気でしたが、

主人は練習の度に「昨日よりココが良くなってる」とか「伸びきっていた腕の引付けが上手になった」と褒めてくれます。

そうしたら(もちろん主人との練習はするのですが)自発的に練習をするようになったのです。

「褒めるってほんとすごいな」と改めて感じました。

そして練習をし始めて1週間ぐらいの日に突然「できた!お母さん!見て!できた~♪」との叫び。

呼ばれて見に行った時にはもう鉄棒の上にいて「ね!ね!逆上がりで上がれたんだよ!」と本当に嬉しそう。

「見てるからもう一回やってみてよ」「あ、動画とってお父さんに送ろう!」と言ってスマホの準備もしたのですが、残念ながらその日はその1回だけ。

何度チャレンジしてもできませんでした。

「なんだよ~!できたのに~!!」と悔しそうでしたが、「大丈夫だよ。最初の1回ができたら必ず2回、3回ってできるようになるよ」と言って、

できた事だけ主人に連絡をして「その後、何度もトライしましたが残念ながら動画には取れませんでした」とラインしました。

主人は帰宅後、とても喜んで「すごいよ!もうできちゃったなんてお父さんの予定よりずっと早いじゃん」って、いつものように5分間練習。

私も見ていましたが、何度も「もうちょっと」というシーンの連続でした。

それからはあっという間で、翌日には3回ほど成功し、次の日には10回ぐらい。

そしてとうとう「何度やってもできる」ほど上手になりました。

最初は一番低いところだったのですが、それを少しずつ高くしてサッカー少年団でやっている高さぐらいでもできるようになりました。

練習を始めてから1ヵ月も経たずほぼ完ぺきになり、今は、テレビを見ながらCMの間にクルッと回るぐらい上手になって「オレ、逆上がり得意かも?」と言っています。

しばらくコロナでサッカーの練習が無かったのですが、再開してすぐにコーチに「逆上がりができるようになったのでサーキットやりたいです!」と自分から志願したほどです。

今まで学年びりで、最後はやる気なさそうに走っていたのに、その日は、本当に真剣に頑張っていました。

順位は学年で3番ぐらいでしたが、皆から「すげー早くなった!」って驚かれていました。

長男は結果的にこうやって苦手な逆上がりを克服できて、一時心配していた妹へのちょっかいや、拗ねる事がなくなったように思います。

長男にとっては「必要な時間」だったのだと思います。

そして私がすぐに熱くなっちゃって強制的に練習をさせようとか、すぐの改善、見返りを求めてしまうところが、子供をイラつかせている原因なんだよな、と反省しています。

(後略)

ココまで・・・

トモさん、ご報告をありがとうございました。

まず何より、長男さんが逆上がりを克服されて自信をつけてくれた事。本当にうれしく思います。

そしてご主人の『やる気の持たせ方』が上手でしたね。

トモさんも「私の何倍も上手」と書かれていましたが、本当に上手に長男さんをやる気にさせてくれたことは何より大きいと思います。

頂いたメールにこうありましたね。

「オレ、逆上がり得意かも?」

今までできなかったことが「得意かもしれない」って思えた事は、本当に素晴らしいことで、

きっと今後、他の事でできない事が有ったり、挫折することがあっても、逃げたり避けたりするのではなく、立ち向かっていってくれるのでは?と楽しみです。

ご報告、そしてメルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。
   
   

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パピーいしがみ 人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子供達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。

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