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第420号 やさしさ・・・って?

こんばんは。パピーいしがみです。

お正月が明けて、2週目。

やっとエンジンがかかってきたところ?でしょうか?

仕事や学校、幼稚園が始まって「行きたくな~い」という声も、

そろそろおさまってきたところだと思います。

でも、毎日毎日、1日ずつ、過ぎていくんですね。

(あたりまえですが・・・ ^^)

早くも今日は15日。1月も半分終わったんです!!

さて、前回のメルマガでは、

ポピーという雑誌への原稿の内容をお届けしました。

ちなみに前回の内容は下記のとおりです。

https://www.age18.jp/back419.html

すでに、このメルマガを継続してお読みくださっている方には、

ご理解頂けると思うのですが、初めて読む方には、

ちょっと理解しにくいかもしれない部分があったと思います。

それは「否定の言葉」と、「肯定の言葉」です。

それぞれ「拒否・強制・命令」「認める・褒める・包む」と、

説明はしてあったのですが、編集者の方に、

具体的にどんな言葉でしょう?というご質問を頂いたんですね。

今日は、その捕足で送った内容に、ちょっとプラスαを加えて、

お届けしたいと思います。

ここから・・・

編集者:

「拒否・強制・命令」の具体的な言葉と

「認める・褒める・包む」の具体的な言葉とは何ですか?

以下・・・私

言葉はいろんなシチュエーションで発せられ、

相手に伝わるその「ニュアンス」に意味を持っているので、

具体的に言葉(文字)だけを絞り、イコールで結びつけるのは、

とても難しいのですが、雰囲気としてお話しますね。

例えば、子供達が、「ねえねえ、おかあさん・・・」

ときた時、子供達は何かを話したいと思っています。

その時、お母さんは

「あ、ちょっと待って、今〇〇しているから・・・」と言ったとします。

そして、時間が経って忘れてしまう事があるかもしれません。

子供の話が何であろうと、とりあえず今、

自分がおやりになっていることが優先。という状態ですね。

もちろん、油を使った調理をしている時など、

手が離せない時もあるかもしれません。

ですが、本当に手も、耳も離せない時、

というのは少ないと思うのです。

そんな時、もし「なあに?」と聞く耳を持ってもらったら・・・

ちょっと膝を折り、目線を同じにして、

「聞く」体制を作ってくれたら、・・・どうでしょう?

その言葉だけでなく、その姿勢、その態度。

すべてが「認める」なんですね。

「あなたは大事な存在なのよ!」って、

言葉ではなく、お母さんの姿勢・態度も含めて、

その子に伝わるわけです。

としたら、「ちょっと待って」と言っておきながら忘れてしまった。

というのは、どうでしょう?

その子にとって、「あなたは大事な存在なのよ!」

とは感じないかもしれませんよね。

と言うより、それがあまり続けば・・・

拒否されているように感じませんか?

又、頑張っているのに、それに気付いてくれない。

頑張っても、頑張っても、褒めてくれない。・・・とか、

「もっと頑張れ、もっと頑張れ」ばかり言う。

これも、存在価値を認めてもらえない。

・・・拒否・否定を感じるのです。

他にも、口癖のように「〇〇しなさい!」と、

言われ続けられたらどうでしょう?

その言葉は、大きな声で、脅すように言う場合もありますね。

もし鬼の形相で、恐怖で縛り付けて行動させようとするとしたら、

これは強制であり、命令・・・となるんです。

「教える」のが目的であれば、怒鳴りつけたり、

命令することはないのです。

何がいけなくて、どうすればいいのか、

穏やかに伝えれば良いだけなのに、

なぜか強い言葉、厳しい言葉を使ってしまいます。

強い言葉、厳しい言葉で指示された時、

又は、ダメ!と言われた時、

私達は、自分自身を否定されたような、

とても惨めな気持ちを味わいます。

ですが反対に、自分が気がつかなかった事。

例えば、「あなたは物を大事にするんだね」とか、

「あきらめないで、頑張っているあなたが好きだよ」とか、

そういう言葉を掛けられたらどうでしょう?

自分を分かってくれている。見てくれている。と感激しませんか?

そういう、その子の持っている、いい所を見つけて、さりげなく伝える。

それが「褒める」です。そして「あなたが好きだよ」という言葉。

これもとてもうれしい言葉ですよね。

又、生きていれば誰でも、失敗したり挫折をします。

失敗した時、挫折をした時、どうしたって落胆しますよね。

そんな時、「そんな事で落ち込んでどうする!頑張れ!」

って言われたって、元気にはなりません。

でも、もし親が「苦しいよね、辛いよね」って共感してくれたら、

落ち込んだ気持ちも、ちょっと楽になりませんか?ホッとしませんか?

又、「私も失敗したんだよ」と自分の失敗談を話してくれたり、

「それから比べれば、あなたは立派よ」と言ってくれたらどうでしょう?

大きな安心感を感じるとともに、力が湧いてきませんか?

落胆していたのが、「もう一度やってみようか?」って、

思うキッカケになるかもしれません。

・・・これが「包む」なんです。

これらが肯定の言葉「認める・褒める・包む」そして、

否定の言葉「拒否・強制・命令」の概略なのですが、

「言葉」は文字だけでなく、雰囲気、強さ、表情、音程・・・。

全てで一つなんですね。

だから、言葉だけ、文字だけを記載しても、

ちょっと伝わりにくかな?と思ったんです。

そして、ここからがとても重要なのですが、補足させてください。

多くの方は、うまくいかない子育てに、

「どうしたらいいんだろう?」ってテクニックを知りたがります。

そして、いろんな“方法”をお試しになるんですね。

ですが、根本はそのままに、テクニックだけを使おうとすると、

決してうまくいかないんです。

根本・・・。

たとえば、うまくいかなくなる最大の原因は、何だと思いますか?

それは、子供が「僕(私)は、親に嫌われているんじゃないか?」

と感じ、そう思い続けることなんです。

親が否定の言葉を使い続け、子供を肯定する事が少ないと、

子供達は、どんどん、その疑問を大きくしていきます。

「僕(私)って、親に嫌われているのかな?」

「おかあさんは、僕(私)の事、きらいなんだ!」って。

その時、子供は、不安で不安で・・・しょうがないんです。

それでも、子供達が小さい頃は、

どんなに強制されても、命令されても、従い続けます。

なぜなら、他に頼るところがないからです。

どんなに自尊心を傷つけられても逃げ場が無いのですから、

従わざるを得ないのですね。

ですが、子供達がいやいやでも従い続けるが為に、

親は「このやり方が正しいんだ」って信じ込むんですね。

子供が不満を鬱積させているのに気が付かない。

子供が自尊心を傷つけてしまっているのに気が付かないんです。

そんな子供達が小学生3・4・5年生になってくると、

徐々に自分の考え方を持ち始め、親の言葉に反発したり、

強く言っても従わないようになったり、又、新たな問題も出始めます。

そこで、気が付いてくれれば、その時でも遅くないのですが、

それでも気が付かない方は沢山おられます。

もう親は「このやり方で間違いない」と思っていますから、

“強制や命令”で子どもを従わせようとするんですね。

力でねじ伏せても、貫き通そうとするんです。

そして、子供達はいよいよ不信感を募らせ、反発を抱き、

親と会話をしようともしなくなります。

・・・でも、考えてみれば当たり前?ですよね。

私たちだって、口うるさく言われ続ければ、気分が悪くなり、

無視したくなったり、相手にしたくなくなったりします。

ところが、「僕(私)は、お母さんに好かれている」という

基礎の上に育てられた子は違います。

その行動は、命令されたり、恐怖に縛られての“いやいや”ではなく、

大好きなお母さんの喜ぶ顔が見たくて、自発的にやり出すのです。

私たちも、自分が何かをして、誰かが喜んでくれる事に、

感激しませんか?

人が喜んでいる姿を見て“嬉しさ”を感じるんですね。

そして「喜んでくれるその人の為に何かをしたい」とも思います。

私達は「与えられる」だけでなく「与える」ことでも喜びを感じます。

私は、自分の為ではなく

「人の為に何かをしたい」と思うことこそ、

“やさしさ”だと思うのです。

褒められ、認めらて育った子には、

親子の間柄で、それと同じ事が起きるんです。

そして「自分以外の人の為に喜びを持って何かをする」

という体験をすることで、子供達の心に、自然に、

その“やさしい気持ち”が育まれていくのだと思うのです。

だから、その為に、私たち親が、

「私は、あなたがこういう事をしてくれると嬉しいのよ」と

満面の笑みや喜び、賞讃、嬉しい雰囲気・・・。

それらを子供に見せる事をしてほしいのですね。

肯定の言葉、「認める」「褒める」「包む」は、

根本である、子供と親との間柄をより親密なものにして、

子供の自尊心や能力をも高めると共に、

「誰かの為に何かをするって、なんか気持ちがいい」という

“やさしさ”まで、子供達の心に育むことができる、

という訳なんです。(^^)

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