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第796号 子育ての常識・・・ってホント?

こんばんは。パピーいしがみです。お正月が終わって、そろそろエンジンがかかり始めたでしょうか?長いお休みが終わって、子供たちは落ち着きましたか?

どうしても、長期休みや、イベントの後は、子供たちが落ち着かなかったり、今までできていたことができなかったり、ぐずりがひどくなったり、わがままになったように感じたり・・・

という事が多いのですが、毎日が「日常」として同じ繰り返しになると、また今までのように落ち着いてくると思います。

親が正月休みで、なかなかエンジンがかからないのと同じで、子供たちも、落ち着くまで少し時間がかかりますので、イライラしないで、見守ってあげてくださいね♪

さて、今日は「子育ての常識って・・・ホント?」という題名で、書きたいと思います。

私も、多くの方から、相談を受ける中で、「え、それって誰が言っていたの?」と聞きたくなることがよくあります。

例えば、「甘やかせているからワガママになるんだ!」という言葉はよく聞きますよね。これなんか、子育てしたことが無い独身男性までが言います。

「それは、親が、甘やかすからだ」なんて・・・。それを聞くと私などは、「よく言うよ!あーた、子育てしたことあるの?!」と突っ込みたくなります。

まあ、その理由をお話しても長くなってしまうので、とりあえず、今回は、やめておきますが、世の中にある「子育ての常識」の中には、同じように「それって、違いますよ!逆ですよ!」ということが結構あります。

ご相談をいただく会員さんには、なぜそれが逆なのか、なぜ違うのか?と、その理由をお話しするのですが、お話しすると「えっ?!それってあたりまえだと思っていました」「全く疑いを持っていませんでした」とお返事をいただくことがよくあるので、

今日は、「子育ての常識って・・・ホント?」の代表的な例を、一つ、お伝えしたいと思います。

本当に多く、皆さん、よく言われるのが、下の子が生まれてからの上の子の赤ちゃん返りや、わがまま、ぐずり、癇癪が起きた時の(上の子への)対処法です。

いろんな雑誌でもまことしやかに言われていますし、一般的な子育てアドバイザーさんが、口をそろえて言う言葉があります。

それは、「上の子を優先してください」です。とても多くの方がこの言葉を信じておられるので、私のところにも、こんなご相談が多くあります。

「上の子を優先しているんですが、全く直らないんです」って。

もしかしたら、同じように感じている方もおられるかもしれません。なので、今日は、なぜそれが違うのか、をお話しますね。

まず、子供たちに問題が生じるとき、そこには必ず理由があります。

多くの場合「不安」や「不満」です。下の子が生まれてからの上の子の赤ちゃん返りや、わがまま、ぐずり、の場合、やはりそこには、「不安」や「不満」が生じています。

先に生まれた上の子にとって、下の子(弟や妹)が生まれると、今まで自分が一身に受けていた注目や関心が減ったことを感じます。

今まで、我が家のアイドルで、ステージの上でスポットライトを浴びていたのに、下の子が生まれた瞬間から、下の子がステージで照明を受け、自分は、その他大勢になっていることを感じます。

突然の降格、それは不安になりますよね?

また、今までたっぷり甘えられていた“自分だけのお母さん”だったのに、下の子が生まれて“自分だけのお母さん”でなくなっただけでなく、下の子をとってもかわいがり、抱っこして、おっぱいを上げて、優しいまなざしを掛けている・・・。

それを見ている方は・・・さびしいですよね。

いえいえ、それだけではありません。自分も甘えさせてほしいと、お母さんにお願いしても、「あとでね」とか、「もう自分でできるでしょ」とか、

時には、「しつこいな~!」とか「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから我慢しなさい」と言われたり、ちょっとした失敗を、烈火のごとく叱られたり・・・。

下の子が生まれたことで、かなりの落差を感じます。

子供は、時の経過とともに、感じた「不安」や「不満」がどんどん鬱積し、少しずつ不安定(もしくは意固地)になっていきます。

お母さんが、忙しいときに、わざと失敗してみせたり、お母さんの邪魔をしたり、大泣きしてぐずったり、わがまま言って困らせたり、駄々をこねたり、下の子をいじめたり・・・さまざまな問題行動を起こすようになります。

お母さんは、悩み、困って、「どうしたらいいんだろう?」と、本を読んだり、誰かに相談したりすると、そこでこの文言にぶつかるのです。

「上の子を優先してください」

そして、お母さんは、「そうか、さびしい思いをさせたんだから、それを補う必要があるんだな」と、上の子優先をやってみます。

すると・・・効果が出るんです(^^)

今まで、あれだけぐずっていた子が、素直になったり、癇癪を起し、下の子をいじめていた子が、にこやかになって、下の子と遊んでくれたりするのですね。

(今までの不足が、ちょっと満たされることで、不安や不満が、少し、解消されるからです)そんな風に効果が出るので、お母さんは思います。

「やっぱり、上の子優先は大事なんだな」って。

ですが、上の子の嬉しい変化は、数日で終わります。変わらず上の子を優先しているのに、また、ダダをこねたり、いじけたり、癇癪を起こしたり、下の子をいじめたり・・・以前と同じようになるのです。

また、お母さんは、思います。「もっと、上の子優先しないとだめなんだ・・・大変だけど、がんばろう!」がんばってみると、また、少しだけ効果が出ます。

また、お母さんは思います。「よかった、やっぱり上の子優先は大事なんだ・・・」こんな風に、アドバイスどおりに、「上の子優先」をした結果、

確かに効果は出るのですが、その効果も段階的に薄れていき、“労多くして実り少なし”の言葉通り、「こんなにやっているのに、ほとんど効果がない」という事になります。

また、それでも「上の子優先」を続けていると、上の子の要求はどんどんエスカレートし、最終的には「下の子をないがしろにしているのにも、まだ要求する」という事になってしまいます。

下の子が、ぎゃんぎゃん泣いているのに、お母さんが、あやすことも、オムツを変えることも許さない、

「僕(私)だけを見て!」「下の子なんかより、僕(私)を大事して!」「もっともっと、もっともっと、自分を自分を・・・」と要求するのです。

そこまで行くと、わかりますよね。「これっておかしくない?」って。

はい、おかしいですよね。異常です。要は「上の子を優先する」のアドバイスが正しくなかったのです。ちょっと、私が、冒頭で言った言葉を思い出してください。

子供の問題が表れるときには「不安」や「不満」が原因になることが多い、と言いましたね。

下の子が生まれて、自分への関心が減ったり、自分だけのお母さんだったのに、少し遠い存在に感じたり、また、叱られることが増えたり、要求をかなえてもらえなかったり。

それらは、もちろん問題行動の理由にはなります。それは、下の子が生まれる前に、自分が受けていた環境と、下の子が生まれてから受けている今の環境が違うから、です。

でも、考えてみてください。お母さんが、どれだけ「上の子優先」をがんばってみても、下の子が生まれる前の環境に戻すことができますか?そうなんです。それは絶対にありえません。

どんなに「上の子優先」をがんばっても、子供が満足するだけのものは与えられないのです。それどころか、どんなにがんばっても、子供からすると「まだ前と違う、まだ足りない!」と思うのです。

親が多くを犠牲にし「これだけやっているのに・・・」と思っても、子供は「少ない」と感じている。

下の子が生まれたことにより起きた、上の子の「不満・不安」は、どんなにお母さんが「上の子優先」をがんばってくださっても、埋めることはできないのです。

・・・と、これで終わると、悩んでおられる皆さんは、心配になってしまうでしょうから、「じゃあ、どうしたらいいのか?」ということもお話しておきますね。

結論として(下の子の誕生で)上の子が感じている、不満や、不安は、あえて、それを改善しようとしなくていいのです。「上の子優先」はいりません。

すでに下の子が生まれて、感じた寂しさや、今まで叶ってきた事が、叶わなくなることも、(兄弟が増えたのですから)当然、起きうることなのです。それが自然の成り行きなのです。

自然の成り行きなのですから、それに逆らってはならないのですね。確かに、それで、子供は不安定になるでしょう。

「もっと与えてくれ、もっと欲しいんだ!」と要求もするでしょう。でも“できないものは(悪いけど)できない”で良いのです。

癇癪を起こすかもしれません。でも、それでいいのです。ですが、先に生まれた子は、後に生まれた子よりも、たくさんのことができますよね。

もし、赤ちゃんが二人いると考えるとしたら、ずいぶんと手がかからない赤ちゃんのはずです。だったら、その「下の子よりもずっと成長していること」を、たくさん褒めてあげて欲しいのです。

下の子をあやしてくれたり、お手伝いをしてくれたら、それに「ありがとう」と言って欲しいのです。「あなたがいてくれて嬉しい」「手伝ってくれて、助かるよ」と言ってあげて欲しいのですね。

確かに、不安や不満は残ります。ですが、お母さんから、お兄ちゃんやお姉ちゃんとしての姿を、褒めてもらうことで、今までのように「与えてもらう」だけの喜びから、今までと違う“新たな喜び”を知ることになるのですね。

不安や不満はあっても、それ以上の「満足」がある事を知って、「与えてもらえない」事を要求するよりも、お兄ちゃんやお姉ちゃんとして、振る舞い、お母さんに「喜んでもらいたい」と行動するようになるのです。

(それをし始めると、あれやこれや要求することはぐんと減ります)

そして、お兄ちゃんやお姉ちゃんとしての喜びを知ることで、自分が家族の一員として「大事な存在なんだ」と自尊心を高め、新たな自分の位置と価値を認識するのですね。

それは、今まで、「与えてもらう」だけの喜びしかなかった低いレベルから、「与える喜び」を感じる、一段高いレベルに成長できる、ということでもあるのです。

ここで、もう一度、「上の子優先」をし続けた場合のことを考えてください。短期的には、その場にある、不満や不安を埋めてもらい、一瞬は、改善したように見えると思いますが、不満や不安が満たされることは有りません。

そして、子供は常に「満たしてもらう」事だけを要求します。

レベルは低く「自分さえ良ければ」の状態です。ですが「上の子優先」をせず、今ある不満や不安は、家族が増えたのだからしょうがないこと、と認め、それを埋めることよりも、それ以上の満足、今までと違った「与える喜び」を教える。

お兄ちゃんやお姉ちゃんとしての喜びを教え、一段高いレベルに成長してもらう。それが、積み重なっていくと、どんな風に差が開いていくでしょう?

もう、お分かりになりますよね(^^)こんな風に、私たちの考え方、接し方で、その時、その時の問題が解決するだけでなく、それらの蓄積によって、子供たちの未来は確実に変わっていく・・・のですね♪(^^)

このような「子育ての常識・・・ってホント?」って思うことが、このごろ本当に多く感じるので、これからも時々、こんなお話をさせていただこう、と思っています。あなたの子育てに役立ったら、うれしいです(^^)
 
 
 

ご興味がありましたら、ご覧ください。

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797 ■ 子育ての常識・・・ってホント?2 ★★★★★

 

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