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第815号  ハロー効果

こんばんは。パピーいしがみです。

突然ですが、あなたは「ハロー効果」ってご存知でしょうか?

私がそれを知ったのは、まだサラリーマンだった頃、人材育成をしながら、新人採用の面接をする。そんな仕事をしている時でした。

大きな会社で人事をされた経験の有る方や、部下の多いグループのリーダーさんも、聞いた事があるかもしれません。

でも、本当にそれを知っているべきなのは「お母さん」だと私は思っています。

人事評価的な言い方をすると、ハロー効果とは、“評価される人の、特に優れた点や、劣った点、または、印象に引きづられて、偏った判断してしまう”という事なんです。

例えば、採用担当者が学歴重視の方だとすると、「東京大学卒」なんて肩書きを見ると、まだ面接をする前から『この新人はすばらしい!』と判断してしまい、なんでも贔屓目に見てしまう、という傾向がある、という事なんですね。

この「ハロー」とは直訳すると「後光が差す」という時の“後光”の意味で、後光効果・光背効果とも言われます。

「ハロー効果」を知るまでの私の採用方針を考えてみると、いつも、優れた点や、劣った点に引きづられて、(要は、自分が好きか、嫌いかで見分けていて)きちんとした判断が出来ていなかった、と感じましたが、

『人はみな「ハロー効果」によって、自分の印象が勝ってしまい、正しく人を見ることが出来ないんだ』と知ってから、自分が好きとか嫌いではなく、会社にとって必要な人材か否か、が冷静に判断できるようになった、と感じました。

先ほど、私は、学歴重視と言いましたが、人によって、その重要度は違います。

たとえば「字が上手」な人を好んだり、「スポーツで好成績を残した」や「立ち居振る舞い」や、単純に「ルックスの良し悪し」に左右される方もいます。

実際私も、私が面接をした結果、“不可”と判断した方を、社長決裁で“合格”にしたことがありました。

その時、社長に「社長のご判断の理由は何だったのでしょう?」と聞きましたら、社長の選択の理由は、「有名大学を卒業」と「字がうまい」でした。

私の不合格にした理由も文書に書き添えてあったのですが、社長の直感(ハロー効果)が優先されて、選考員の皆様も、社長に同意。私の意見は却下でした(笑)。

結果的に社長の直感は、当たらなかったようで、彼は、なかなか社内で活躍できず、数年後、社長や取締役達の評価もがらっと変わってしまいました。

まあ、人事的なことは、どうでもいいのですが、なぜ、私がこの「ハロー効果」が、お母さんに重要だ、と思うのか?なのですが、それは、お母さんの持っている価値観によって、「ご自分の子供を正しく見ることが出来ない」というケースが非常に多く、

それによって、親子の亀裂が生まれたり、ますます深くなっていく・・・という事が結構あるからです。

例えば『友達が大事』とお考えのお母さんは、子供さんに友達が少なかったり、友達と分かれたり、友達ができない、一人ぼっちになってしまったときに、子供に友達の事を根掘り葉掘り聞いてみたり、

「もっと自分から動きなさい」とか「もっと友達を大事にしなさい」などと、言ってしまいがちになります。

あまり強く「友達・友達・・・」と言われると、「友達ができない自分は、ダメな子なのかな?」と、子供は、自分を卑下してしまいます。

『勉強が大事』とお考えのお母さんも同じです。宿題や、テストの点、いつになったら宿題をするのか?が気になって、自ら塾を探し出したり、子供に「勉強しろ・勉強しろ」「もっと、もっと」と言ってしまいます。

それを聞いた子供は「もう小言はうんざり」となったり、「勉強しなければならない」という強迫観念を抱いたり、学ぶこと事態に嫌悪感を感じるようにもなります。

当然・・・学力は下がる一方・・・と言う結果になります。

あ、そうそう。『優しさや思いやり』を重要視する方も、同じです。「喧嘩なんて絶対ダメ」「誰とでも仲良くしなさい」って言っちゃいますよね。(人には感情があって、誰とでも仲良くなんてできないのに、です)

そこから「どうして自分は言いたいことを言えないの?」「なぜ、自分ばかり我慢しなくちゃならないの?」と、理不尽さと、憤りを感じるようになります。

ただ、私達も人間ですから、自分の大事にしたい価値観があります。それはとても大事なことで、それは持っていてほしいです。

ですが「それだけ」が判断基準になることを防ぎたいのです。

大事なのは、“ハロー効果によって、正しい判断をゆがめてしまう事がある”と知ることなのです。

例えば、勉強が大事!と思っている場合、勉強嫌いになってしまったご自分のお子さんに、せっかくいいところ(大勢の友達に好かれて、皆で楽しく遊べる)があったとしても、それを見ずに、

顔を見るなり、「宿題は終わったの?」「いつまで遊んでるの?」と小言を言っていたとします。人は誰でも、否定されたら気分が悪いです。お母さんに、あれこれ小言を言われたら、反発もしたくなるし、悪態も付きたくなります。

そうなると、親は、「いつになったやるの?」「いう事を聞かない」から始まって、「反抗ばかりする」「扱いづらい」「本当にこの子は・・・」のような印象を強めてしまうのですね。

最終的に「○○を可愛いと思えない」となってしまって、わざと冷たく当たったり、無視したり、目の前で、別の兄弟をあてつけのように可愛がったり、扱いに差をつけたり、その子ばかり叱ったり・・・という事になってしまう。

そのきっかけが「ハロー効果」である事が多いのです。特にマイナスのハロー効果は、絶大で、私達に強く、印象を残すのですね。

それが私達に「早急に直さなきゃ」と思わせて、力ずくで(叱責や強制、命令)で、従わせようとし、それがさらに反発を誘い、悪循環の道へまっしぐら、となります。

それを防ぐために、私が時々、このメルマガでもお願いするのが、「よいところノートをつける」という事なのです。

私達は、人の悪いところを見つけるのは、天才的ですが、良いところを見つけるのは、得意ではありません。

その上、私達は、気になることはどこまでいっても気になるし、今お伝えした「ハロー効果」によって、たった一つの事象で、全体の印象を決めてしまいたくなる、という傾向も有るので、常に正しい目で、その子を見ておくことが大事なんですね。

日々の生活の中で、「あ、ここ、いいところだな」と思ったら、すぐにノートにつけるのです。小さなことでいいのです。

例えば、○月○日、食事中、ちゃんと背筋が伸びていた。「食べ方がきれいだね」と言ったらにっこり笑った。など、本当に些細なことでいいのです。

○月○日、玄関で、靴を直していた。自分の靴だけでなく、家族の靴もみんな・・・。「ありがとう、助かるな~」と言った後のドヤ顔。一緒に大笑いした。

こんな感じでいいのですね。こうやって、日々、よい所を見つける練習をすることで、私達(親)も、子供を見る目が広く、正しくなるし、

ハロー効果によって、気になることをクローズアップさせず、その子のいいところをちゃんと把握していれば、もし、気になることや、人から指摘されたり、汚点があっても、逆上したり、過剰な叱責をせず、冷静に対処が出来るのです。

又、もし、問題点が多い子でも、親が、常に正しい目で、子供を見て、よい所を把握していて、いつも子供の味方で、励ましてあげることで、きっと子供の問題点は修正できる、と私は思うのですね。

さて、どうでしょう?今、お子さんの問題でお悩みの方は、ご自分に『ハロー効果』が起きている、とお感じなりませんか?

もし「あ、私ってそうかも?」と感じたら、さっそく「よいところノート」をつけてみてください。必ず、何らかの変化があると思いますよ(^^)
 
 
 

ご興味がありましたら、ご覧ください。

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