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第977号 文句ばかり言う子

こんばんは。パピーいしがみです。

「イヤだ」「やりたくない!」と自分の意見をはっきり言える事はとても大事ですが、あれもイヤ、これもやりたくない、と何でもめんどくさがるようですと、親としては心配になりますよね。

楽しい事ばかり、楽な事ばかりを求め、苦しい事や辛い事をすべてやろうとしない・・・という態度では、子供の能力も高まりませんし「乗り越える」経験もできません。

ですが・・・今、そんな風に、自分の嫌な事ややりたくない事を、メンドクサイ・・・と逃げ、楽ばかりを求める子供が増えているようです。

私のところにも、同様のご相談を頂くことがありますが、今回ご紹介させていただくやよいさんも、お子さんのそんな態度に困っておられました。

やよいさんからは、こんな風にご相談頂いていたんですね。

ココから・・・

パピーさん、おはようございます。いつもメルマガやフォローメールを読ませていただいています。ありがとうございます(^^)

今回も長男(小学2年生)のことですが、その長男が、学校、宿題、習い事、はみがきなど、しなければならないあらゆることに、不満を抱き、やる気がなく怒ったり、拗ねたりして困っています。

幼稚園のころは「幼稚園はめんどくさい。休みの日方がいい。」と言いながらも、行くと楽しんでいるという様子でした。

(のびのびと個性を大切にしている園で、強制されることは少なかったと思います。)

昨年の小学一年生は、同じ園から同じ小学校に行く友達が一人もおらず、心配していましたが、すぐにAくんと意気投合し、大親友になったと話し、休み時間はAくんと楽しく過ごすことが多かったようです。

「勉強はめんどくさい。休みの日の方が好き。学校は休み時間と給食と体育だけが楽しい。」と話していましたが、

放課後もいつも小学校のお友だちと元気に外で遊び、楽しく過ごしてくれている雰囲気でそれで充分だと思っていました。

それが、今年度の小学二年生になるタイミングで、大親友のAくんが転校してしまい、すごく残念がっていました。

クラス替えをした2年のクラスでは、あまり気の合うお友だちができず、

「今のクラスは全然楽しくない。学校なんて楽しいこと一つもない。やらないといけないことばかり、めんどくさい。行きたくない。」

「Aくんは小学校で最初に友達になった特別な友達。Aくん以上の友達はできないし、いらない。」と言います。

学校では文句は言わず、一人ポツンとしていることもなく、静かで大人しいけど、担任の先生は問題のない子という印象だったそうです。

お昼休みなど長い休み時間は、同じクラスの子とは過ごさず、一年のときクラスで比較的仲の良かった隣のクラスの子と遊んでいるみたいです。

でも、学校、宿題を嫌がり、習い事も・・・あらゆることにやる気がありません。

ネガティブな発言が多くなり、学校、宿題、習い事、食事の片付けや歯磨きなど、やらなければならないことは、何でも、「めんどくさい。やりたくない。」と、不機嫌になり、怒ったり、拗ねたりしています。

以前は、宿題は言われなくてもサッと済ませていましたが、手をつけるのが、寝る前ギリギリになっています。

寝ているとき、うなされているようなことが多くなったり、習い事も嫌がります。

今は、考えられる私のできること「認める」「褒める」「包む」を改めて意識し、宿題や身体を動かすことをできるだけ一緒にしたり、家では楽しい時間を過ごせるように、明るく楽しい雰囲気を心がけています。

一時期より、日によっては、元気に学校に向かい、宿題も文句を言わず取り組める日もあります。

学校や習い事を嫌がっているときに、どう対応していくべきか、ブレない考えを、心に持ちたいです。

パピーさんは、どのように対応してあげるとよいと思われますか。

お身体にご無理のないときにお返事いただけましたら幸いです。どうぞ、よろしくお願いします。

ココまで・・・

学校は遊びに行くところではないので、「楽しい事」ばかりではありません。

小学校に上がり、2年生になって、本来の学校の目的である「学習」が色濃くなってきたので「学校が楽しくない」「面白くない」と言い始めたようです。

ですが「めんどくさい事、楽しくない事は、何でも嫌がり不機嫌になったり、怒ったり、拗ねたり・・・」では困ります。

なので、私はこんな風にお返事しました。

ココから・・・

やよいさん、おはようございます。パピーいしがみです。

メール拝見しました。

長男さんが、学校、宿題、習い事、はみがきなど、しなければならないあらゆることに不満を抱き、やる気がなく、怒ったりすねたりしている・・・と書かれていましたね。

頂いたメールを読むと、そういう傾向は以前からあったようです。

今の様子はA君との別れなどもあったからのようですが・・・一学期の時よりは、元気に学校に行き、文句を言わずに取り組める日もあるようです。

ですから、少し様子を見ても良いとは思うのですが、

もし、私の子供が上記のように「嫌な事はやりたくない」と不満を口にしたり、怒ったりすねたりしているのなら・・・

私だったら真剣な顔をして子供と向き合い、こんな話をするかと思います。

「人は誰でもみんな、楽しい事だけやっている人はいない。」

「お父さんだって“仕事が嫌だから行かない”なんて言っていたら、家族は生活できなくなってしまう。」

「お母さんだって、ご飯を作るのが嫌、お洗濯をするのが嫌って言っていたら、あなたたちが食べるごはんは出てこないし、着るものだって無くなってしまう」

「お父さんもお母さんもそうだけど、誰もが“嫌な事も我慢してやっている”んだよ」

「だから、もしあなたが“楽しくない”とか“やりたくない”と文句を言うのなら、あなたは自分一人で生活をしなければならないよ」

「自分で好きな事をしたいのなら、この家を出て一人で生活してみてごらん」

「世の中には、親とはぐれて、学校もいけない、ご飯も食べれない、住む家もなくて路上で生活している子供も沢山いるんだよ」

「もし、そうやって“やりたくない”とか“めんどくさい”とか言っているんだったら、あなたもそうやって生活してみますか?」

のように言うかと思います。

もちろん、その時には、パソコンからそういった生活に苦しんでいる、世界の同じぐらいの年ごろの子供の写真をプリントアウトして子供に見せると思います。

私たちは、現状が「当たり前」になってしまうと「ありがたい」事に気付きません。

ですから、子供たちも今の生活が「当たり前」で、もっと「楽しい事だけをしたい」と考え、嫌な事、めんどくさい事を拒否しようとします。

でも、それって「真実を知らない」んですね。

これだけ治安が良くて安全で、個人が守られている国は少なく、子供たちはいかに自分が恵まれているか?が分かっていません。

ですから、みんな“嫌な事も我慢してやっている”こと。

そして「世界中には苦しんでいる人も沢山いるんだ、あなたは恵まれているんだ、自分の言っている事はワガママなんだよ」と・・・私だったらそれを分からせるかな?と思います。

ココまで・・・

こんな風にお返事をしたところ、やよいさんは早速、実行してくださったようです。

そして、ご自分で調べてみたところ、発展途上国や、恵まれていない子供の現実をまざまざと見せつけられ、やよいさんご自身が「本当に今の私たちの暮らしは恵まれている」と心から実感された・・・とお返事を頂きました。

そして、その写真を見せながら、真剣に子供と向き合われたそうです。

その後の長男さんは、学校や習い事に文句を言うことが少なくなり、自らお手伝いをしてくれたり・・・という変化が現れてきたそうです。

それはとても嬉しい変化ですが、私はこの「親の真剣さ」「毅然とした態度」がとても大事だと思うのですね。

それは叱る事でもなく、怒る事でもなく「世界の現実」と事実をしっかり子供に伝え、それに比べて自分の言っている事はどうなんだ?と考えさせること。

「考えさせること」は幼稚園児や低学年の子供では難しいかもしれません。ですが、本当の改善は、子供の考え方の変化が無い限り起きる事ではないのですね。

もし、子供たちがあまりに「やりたくない」とか「メンドクサイ」や「たのしくない」などの声や不満が多いようであったら、世の中の実情を真剣に子供に話をしてみてほしく思います。

いつもと違う、お母さんの毅然とした表情や態度に「自分は甘えすぎているな」と分かってくれたら、大きな収穫が得られるのでは?と思います(^^)

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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