第1391号 発達について新たな学び
こんばんは。パピーいしがみです。
実は先週の土曜日、6月6日のことですが、『静岡市静岡手をつなぐ育成会』で活動している「静岡キャラバン隊しずおか❤️おでんジャー」の、公演を見に行ってきました。
公演と言っても、よくある堅苦しい話ではなく、自閉症や知的障害があるお子さんの、お母さんたちによるイベントです。
私のいとこのお子さんに知的障害があって、その方(すでに子育ては終了)からのお誘いでした。
そこに集うメンバーさんは、知的障害の子どもを持つお母さんと、支援者のみなさんなのですが、
ご自分たちが子どもを育てる中での、不安や悩み。世間の目や差別。そこで感じる葛藤などを経験してきたお母さんたちが、
それを「訴える」のではなく、「まずは知ることから始めてみて♪」という、
優しい言葉で、寸劇、動画、アニメ、体験ワーク、と、とてもわかりやすく工夫された1時間半でした。
会場は、立ち見が出るほど盛況で、大人はもちろん、小学生〜高校生も参加して、とてもアットホームで温かく、そしてとても工夫された内容でした。
ここからは、私個人の感想ですが・・・
発達障害も、知的障害も、ご自分の子どものために、お母さんたちは、たくさんの本を読み、さまざまな偉い先生の講演会に行ったり勉強をされたのでしょう。
新しい情報を知るたびに、メモをとって、実践しながら、それでもうまくいかない・・・
「こうやったらどうだろう」「ああやってみたらどうだろう?」と、試行錯誤をしながら、本当にご苦労されたと思います。
でも、そうやって得た知識やノウハウを、このように「面白い」「もっと知りたい」と思わせるまでに昇華するには、簡単ではなかったはずです。
特に、こういうものにありがちな「涙」や「理不尽な社会への怒り」などは一切なく、終始明るい雰囲気で、見ている人たちにじんわり沁みてくる・・・という体験は、私は初めてでした。
率直に・・・「私の動画よりずっといい!!」と思いました。
やはり「実体験」で培ったノウハウや学びを、みんなで持ち寄って作り上げている(だろうと思う)ので、そのリアル感が違うし、
私が知らなかったことがいくつもあり「これは、勉強になる!」と、もう目を皿のようにして、拝見させていただきました。
実際、「知的障害」と「発達障害」とはカテゴリーは別なのですが、「困りごとは同じ」ということから、発達障害を心配している若いお母さんにも知って欲しいし、
そんな子どもたちを見たら、こんな風にしてもらえると嬉しい・・・。と、「協力してほしい」とのお願いも含めて、講演をされているんだそうです。
なんと、ダブルブッキングがあったり、5公演以上されている月もあるとか。
みなさん、きっとボランティアでなさっていると思いますが、そのバイタリティには驚かされました。
でもそれは、根本に「知って欲しい!」という強い気持ちがおありなのだろうな・・・とも。
どれも良いプログラムでしたが、その中でも、私が「これはすごい」と思ったのが、「体験ワーク」でした。
どんなものか?と言いますと、イラストの書いてある紙。そのイラストの中の1センチ程度の○の中に、8ミリのシールを貼る・・・というワークです。
私たちが素手でやれば、そんなに難しいことではありませんよね。
ですがそれをする前に、軍手を手にはめます。さらに「指先を3センチほど余らせて、ダルダル・ゆるゆるの状態でやってください」と言われます。
要は、発達障害をお持ちの子どもたちの特性"細かい作業がうまくできない"「その気持ちを感じてね」ということなのだろうな?と思ったのですが、
「よーい、スタート」の号令で始まったシール貼り。これがとてつもなく難しい。
シールの台紙から、小さなシールが剥がれない。やっと剥がれたと思っても、今度はイラストの○の中に綺麗に収まらない。
「え、こんなに大変なんだ」と思っていると、周りから・・・
「遅いよ!」「まだできないの!」「はみ出てるよ!」「もっとうまく貼れないの?」「もう時間終わっちゃうよ!」「早く!急いで!」と、煽る声が一斉に聞こえてきます。
当然、私は焦ります。その時、思ったんです。
「あ〜。これが指先をうまく使えない(発達特性)を持っている子どもたちの気持ちなんだな〜」と。
焦るし、イライラするし、怒りまで湧いてきて、「そんなに言わなくてもいいでしょ!」と感じ、最後の方は「もうやりたくない!」と叫びたくなるほどでした。
結局、規定の1分間で、16個中、5個しかできませんでした。
ところが、それで終わりなのではなく、
「ではリベンジでもう一回やりましょう」との声がかかり、すぐさま「よーい、スタート」。
私たちのやることは変わりません。ダルダルの軍手をつけて、小さなシールを台紙から剥がして、イラストの○に貼る・・・。
難しさは変わりません。でも、一つだけ違うことがありました。
それは「周りの声かけ」でした。
「ゆっくりで大丈夫」「そうそう。いい感じ」「丁寧にできているね」「まだ時間はあるよ」「おちついて」「上手だよ」
そう。先ほどは「指摘」「注意」「小言」「比較」で、不安や焦りを感じさせていたのに対し、今回は、行動を「認め」「褒めて」「応援」し、肯定的な評価をする。
そうすると、私の気持ちも落ち着いて、とても穏やかな状態で作業ができたのです。
結果、5個しかできなかった前半に比べて、後半は、10個もできたのでした。
もちろん「慣れ」もあると思います。
でも、『周りの理解』と『前向きな声かけ』が、イライラや焦りを減らし、落ち着いて作業に臨めた結果だと思うのです。
ここで私が思ったのが、最初にかけられた言葉。
「遅いよ!」「まだできないの!」「はみ出てるよ」「もっとうまく貼れないの?」「もう時間終わっちゃうよ!」「急いで急いで!」・・・
この言葉って・・・、私たちはいつも普通に使っているな・・・ということです。
私たちは、他の人たちや、「当たり前にできる」ことを基準として、
それと比較し、「遅い」「不器用」「下手」「時間がない」「早く」「急いで」なんて言葉を、簡単に使ってしまいます。
ですが、それを受けている子どもたちは、こんな気持ちになっているんだな・・・と感じた瞬間でした。
そして、こんな感じで「体験させられる」と発見した、そのアイデアがすごい!!と。
他にも、参考になること、今後の私の発信や、お返事の中にも盛り込んでいきたい、と感じたことはいくつもあったのですが、
これ・・・もっと多くの人に、知ってもらえないかな?と思ったんです。
というのも、この情報を知ることで、希望をもてる人。不安や悩みが軽くなる人がもっともっと、たくさんいるから。
例えば、
・まだ子どもが小さくて、発達に不安がありながらも、何をすればいいかわからない方。
・周りの人からは理解してもらえないけど、なんとなく違和感を覚えていて、情報の得方もわからない方。
・検査には行っていないけど、小さい頃から、なんとなく発達に不安を感じていた方。
・診断は受けたけど、グレーゾーンだから・・・と言われた方。
・診断も受けて発達障害だと分かった。でも今後、具体的にどうすればいいか不安な方。
なので、帰り際に「これを動画に撮って、多くの方に見ていただく・・・ということは考えておられませんか?」とお聞きしたのですが、
実際に観客の前で演じて「反応を見たり、生の声として訴えたい」という願いを持っておられる・・・ということもあり、SNSについては、あまり考えておられないということでした。
ちなみに静岡県内であれば、出張公演をしてくださる、とのことでしたので、ご興味があれば、私までご連絡ください。
ちなみに、今回、すぐにご紹介できるものとして、知的障害や発達障害を題材にした映画、漫画・・・などのご紹介がありましたので、その一部を記載しておきますね。
知的障害・発達障害を扱った作品まとめ
【漫画】
・「光とともに…」(戸部けいこ / 秋田書店、全15巻)
・「だいすき!! ゆずの子育て日記」(愛本みずほ / 講談社、全17巻)
・「ひまわり!! それからのだいすき!!」(愛本みずほ / 講談社、全11巻)
・「ぼくの素晴らしい人生」(愛本みずほ / 講談社、全5巻)
【映画・ドラマ】
・映画「RAIN MAN」(1988年)
・映画「ギルバート・グレイプ」(1993年)
・映画「フォレスト・ガンプ / 一期一会」(1994年)
・映画「学校II」(1996年)
・映画「学校III」(1998年)
・ドラマ「ぼくの歩く道」(1998年※資料記載通り)
・映画「アイ・アム・サム」(2001年)
・映画「海洋天堂」(2011年)
・映画「くちづけ」(2013年)
・映画「ぼくと魔法の言葉たち」(2017年)
・「サイコだけど大丈夫」(2020年 Netflix)
・「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(2022年 Netflix)
お知らせ
(1)2026年ランチ会は下記のようになります。
1度ランチ会に参加した人も参加してくださってOKです。
その方が多方面で仲間が増えますからね♪
7月 滋賀県ランチ会
8月 千葉県ランチ会
9月 山梨県ランチ会
10月 大阪府ランチ会
11月 愛媛県ランチ会
参加ご希望はパピーいしがみまで。
age18_jp@yahoo.co.jp
(2)藤川理論(分子栄養学)コミュニティ
(会員さんなら誰でも参加できます)
メール送信先:age18_jp@yahoo.co.jp
(3)初級編(サブスク)にお申し込みくださった方へ
1月より、初めての「サブスク講座」として初級編をお送りさせていただきました。お申し込みくださったみなさん。ありがとうございます。
6ヶ月が経ちましたので、お約束通り、「初級編(完全版)」として、初級編のテキスト全文+動画URL・特別講座「いじめ・不登校」のテキスト全文+動画URLと、全てが入っているPDFファイルをメールで送りました。
もし「届かなかった」方は私までお知らせくださいね。
個別に対応させていただきます。
今日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。
では、また来週お会いしましょう(^^)
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【 パピーいしがみ 】人材育成の現場から、育児・子育てこそが、本人の一生のベースになると痛感し、吸収したノウハウやアイデアを自分の3人の子育てに応用。子ども達が喜びと自信を持って成長していく中で、親としての充実感と予想をはるかに上回る結果に驚愕する。2003年あまりの少年犯罪の多さ、幼児虐待の事件に心を痛め、その子育て育児方法をインターネットで公開。熱烈なサイトのファンからの要望で、テキストを作成し通信講座として紹介。著書も好評で現在は会員さんから毎日届く悩みや相談に応えている。














